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パンフレット

旅のおすすめ記事最新トレンドから絶対外せない王道まで!熊本の楽しみ方をご紹介します

美術さんぽ~後編~

いつもと違う非日常を味わいたい日は、美術館・博物館に行ってみるのはどうでしょうか。展示を鑑賞するのもよし、庭や建物が織り成す雰囲気を楽しむもよし、熊本城周辺の7つの美術館・博物館をお散歩しながらアートを感じてみませんか。

今回は熊本市内の上通り・下通り周辺の美術館・博物館を3つ巡ります。

肥後の里山ギャラリー

サクラマチクマモトから辛島公園へ向かうと、肥後銀行本店があります。

創立90周年を迎えるにあたり建て替えられた建物で、熊本城の武者返しや棚田など、熊本の風土と文化をモチーフにし、正面には里山をイメージした広場が設けられています。

この本店内に肥後の里山ギャラリーがあります。展示物はもちろんデジタルミュージアムなど、入館料が無料と思えないほど見ごたえある展示を鑑賞することができます。

肥後の里山ギャラリーでは熊本県にゆかりのある歴史的な遺産・文化財を中心とした展示、熊本大学で研究されている永青文庫古文書の解読を公開するセミナーや文化講演会などを開催しています。

4月現在は水前寺・江津湖の歴史・文化に関するものを展示しています。

ギャラリー前に大きなモニターとタッチパネルがあり、永青文庫所蔵の『領内名勝図巻』全巻及び熊本県内の重要文化財等を鑑賞できるデジタルミュージアムがあります。

より美しい映像をデジタルアーカイブとして収めるため約2年間かけて撮影を行っていったそう。

重要文化財は基本的にガラス越しであったり、限られた期間しか見ることができませんが、デジタルミュージアムでは生人形のまつげや鞍の細かな細工まで高画質で細部までアップにしていつでも鑑賞することができます。

永青文庫所蔵の『領内名勝図巻』全巻は肥後細川家の領内の滝や川沿いの風景、山や海からの眺望を描いた全14巻約400mもある図巻です。こちらに描かれた風景と今の熊本の風景を見比べることができるのはデジタルミュージアムならでは。江戸時代と変わらぬ景色もあれば、全く違う景観になった場所もあります。

スポット情報(2022年4月8日現在)
スポット名 肥後の里山ギャラリー
住所 熊本市中央区練兵町1
電話番号 096-326-7800
営業時間 9:30~16:30
料金

無料

定休日

日曜、祝日、年末年始(12月31日〜1月3日)

注:展示替えによる展示室閉鎖期間中もロビーに設置したデジタルミュージアムはご利用いただけます

外部リンク 肥後の里山ギャラリーのホームページはこちら
新市街を抜けて上通りへ

おさんぽの途中でハートの石を発見。

下通アーケード内の石畳にひっそりとありました。

熊本県民なら一度は見たことあるのではないでしょうか。

通町筋電停前の大劇会館では「日本近代建築の父」と称されるチェコ出身の建築家、アントニン・レーモンド夫妻がデザインした壁画が見られます。

90年代のリニューアル時に見えなくなっていた壁画が、熊本地震後の修復時に約7割のタイルがまだ残っていることが分かり、当時の姿に戻そうと復元されました。

濃紺や赤茶色の有田焼のタイルが使われ、半円や三角形、長方形などを組み合わせてキュービズム風の模様が描かれています。

熊本市現代美術館

■ジェームズ・タレル《MILK RUN SKY》2002年、熊本市現代美術[撮影不可]
■マリーナ・アブラモヴィッチ《Library for Human Use》2002年 ©Marina Abramović、熊本市現代美術館[撮影不可] 

ホテル日航熊本や鶴屋百貨店New-Sなどが入る商業ビル、びぷれす熊日会館内の3階に熊本市現代美術館はあります。一息つきたいときに気軽に訪れることができる場所です。

ホームギャラリーには美術書だけでなく衣食住に関する書物から漫画まで取り揃えており、横になって読めるユニークな本棚があります。この本棚もアート作品のひとつで、子どものころ食器棚で本を読んだ経験から生まれた作品なのだそう。

■マリーナ・アブラモヴィッチ《Library for Human Use》2002年 ©Marina Abramović、熊本市現代美術館[撮影不可]
■クンビョン・ユック《The Sound of Landscape + Eye for feel = Silent Eye》2002年、熊本市現代美術館[撮影不可]
■ジェームズ・タレル《MILK RUN SKY》2002年、熊本市現代美術[撮影不可]

(左)本棚の隙間に設置された人間の眼を使った映像作品。本を探しているときに遭遇したら思わず吃驚してしまうかも。

(右)飛行機の免許も持っていた作者が牛乳をセスナで運んだ際の経験から生まれたのだとか。雲の中のように底が分からない、まるで空にそのまま繋がっているよう。19:30から15分かけて赤い夕方に変わっていく姿が見れる。

■コーダ・ヨーコ《市民とつくるアートプロジェクト 水とあそぶどうぶつたち》2020年[撮影可]
■淺井裕介《マスキング・プラント@街なか子育てひろば》2014年[撮影可]
■草間彌生《早春の雨》2002年、熊本市現代美術館[撮影可]

(中央)熊本出身・在住のイラストレーター、コーダ・ヨーコと県下の子供たちの作品はトイレまでの通路を明るく彩る。

(左)街なか子育てひろばでは月に1回程度、親子で参加できるワークショップを開催。地域子育て支援拠点事業の一環で設置されており、美術館のなかにあるのは熊本だけ。10:00~15:00の間は子育てアドバイザーが常駐している。

(右)日本の現代アートを代表する草間彌生の作品。雨の日に時間を止めてみたような不思議な空間がどこまでも続く。

■三沢厚彦《Animal 2008-03》2008/2017年、熊本市現代美術館[撮影可]

 

スポット情報(2022年4月8日現在)
スポット名 熊本市現代美術館
住所 熊本市中央区上通町2番3号
電話番号 096-278-7500
営業時間 10:00~20:00(展覧会入場は19:30まで)
料金

ホームギャラリー(美術図書館)、まちなか子育てひろばをはじめ、熊本市現代美術館のさまざまな機能が無料でご利用いただけます。ただし、企画展示室のみ観覧料が必要です。

※ 観覧料は展覧会の内容によって変わります。詳しくはお問い合わせいただくか、現在の展覧会のページをご覧ください。

定休日 火曜・年末年始
※火曜が祝日の場合は翌平日休館
外部リンク 熊本市現代美術館のホームページはこちら

Gluck Coffee Spot

現代美術館から上通方面へオークス通りの先にGluck Coffee Spotがあります。

1階がカウンター席、2階がテーブル席となっており、自家焙煎の珈琲をいただけます。

築70年以上の日本家屋をリノベーションして作られた店内は落ちついた雰囲気。お散歩の休憩に立ち寄ったつもりがついつい長居してしまいそうです。

使用されている珈琲の説明書きが一緒についてきます。

この日のドリップコーヒーはエクアドル産でした。良質で綺麗な酸と繊細で上品な風味を兼ね備えたコーヒーなのだそうです。

 

スポット情報(2022年4月8日現在)
スポット名 Gluck Coffee Spot(グラックコーヒースポット)
住所 熊本市中央区城東町5−52
電話番号 096-288-2556
営業時間 11:00~19:00(土日は10:00~OPEN)
外部リンク Gluck Coffee Spotのホームページはこちら

熊本県伝統工芸館

熊本城方面に向かい、坪井川を超えた先に伝統工芸館があります。

8月で40周年を迎える伝統工芸館は、熊本県に国指定の工芸品がなく、熊本の工芸の振興を図るために作られたそう。国指定伝統的工芸品には100年以上の歴史など厳しい条件がありますが、現在熊本では4件の国の指定を受けています。

常設展示では工芸品の数々が展示されており、繊細な作品を除いてほとんどのものが触れられます。紐を引くと目玉がひっくり返り、長い舌がぺろりと出る郷土玩具おばけの金太を試したり、県下の様々な職人が作り上げた椅子に座り比べてみたり、工芸品に触れることができます。

1階にある工芸ショップ匠では県内の伝統工芸品をはじめ、セレクトした工芸品を販売しています。工芸家の中には店を持っていない方も多いので、ここでしか購入できないものもあります。また、工芸品のオーダーメイドや修理の相談も受付けています。自分の手に合う器や包丁、名入れのオーダーなどがよくあるそうです。

ミニサイズのきじ馬のピアスもよく売れており、飾ってもかわいらしい品です。

スポット情報(2022年4月8日現在)
スポット名 熊本県伝統工芸館
住所 熊本市中央区千葉城町3-35
電話番号 096-324-4930
営業時間 9:30~17:30
定休日 月曜(休日・祝日の場合は翌日)
外部リンク 熊本県伝統工芸館のホームページはこちら
2022年4月以降のイベント情報

熊本の水と緑展Ⅵ 湧水潤う水辺 水前寺・江津湖―水が育む風景と歴史遺産―

豊かな水と緑の都市熊本のシンボル・オアシスとして親しまれる水前寺・江津湖の歴史と文化を紹介します。

会 期:3月19日(土)〜 5月7日(土)

会 場:肥後の里山ギャラリー

入場料:無料

塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記

塔本シスコは、1913年、熊本県八代市に生まれ、宇城市で育ちます。少女のような純粋さを保ち、自らの喜びと夢を制作の源泉にしていたシスコは、「私は死ぬるまで絵ば描きましょうたい」と絵筆を握り続け、2005年に91歳の人生を閉じました。

200点以上の作品で埋め尽くされた会場内は、まさにシスコ・パラダイスです。現在もなお、その輝きを放ち続ける作品世界を、この機会にどうぞお楽しみください。

会 期:2月5日(土)~ 4月10日(日)

会 場:熊本市現代美術館

入場料:一般1,100円、シニア900円、学生600円、中学生以下無料

和田誠展

和田誠の膨大で多岐にわたる仕事の全貌に迫る初めての展覧会。

和田誠を知るうえで欠かせない30のトピックを軸に、83年の生涯で制作した多彩な作品や資料およそ2,800点を紹介します。

会 期:4月23日(土)~6月19日(日)

会 場:熊本市現代美術館

入場料:一般1,100円、シニア900円、学生600円、中学生以下: 無料

花を飾る器展

「花を飾る」をテーマに、花を生けるために作られた花器を展示紹介いたします。普段は花を引き立てる「縁の下の力持ち」的な役割の花器ですが、陶磁器、ガラス、竹工品、金工品など、花器そのものの素材や形は魅力に溢れています。

会 期:3月18日(金)~5月5日(木・祝)

会 場:熊本県伝統工芸館

入場料:一般210円、大学生130円、高校生以下無料

くまもっと編集部

熊本をあいしてやまない「くまもっと編集部」。必見の熊本定番スポットから知る人ぞ知るこだわりの情報まで何でも知ってるモン。

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