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パンフレット

旅のおすすめ記事最新トレンドから絶対外せない王道まで!熊本の楽しみ方をご紹介します

“幻の地鶏”天草大王グルメを楽しもう!【上天草市編】

写真:天草大王 最幸親子丼

「天草大王」という地鶏をご存知ですか? 天草地方で昔から肉用種として育てられてきた、国内最大級の体長・重量を持つ地鶏です。昭和初期に一度、絶滅してしまったのですが、平成に入って約10年の歳月をかけて復元に成功(2001年)。“幻の地鶏”として、天草の名産品の1つとして人気が高まっています。そんな天草大王グルメをお腹いっぱい楽しめるお店を、上天草市で見つけてきました!

  • 天草大王バル サンはらいっぱい(上天草市松島町)
  • 華紋(かもん)(上天草市大矢野町)
  • めん屋 大王(上天草市龍ヶ岳町)

※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、熊本県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。
 

天草大王料理専門店で、「全部乗せ」の特別な丼を楽しむ

天草大王バル サンはらいっぱい
写真:天草大王バル サンはらいっぱいの外観

まず伺ったのは、上天草市松島町の田園の中にある、天草大王料理専門のダイニング。オープン17年目で、天草大王が復活し食肉として再度流通し始めた初期から、天草大王料理を提供しているお店です。平日は夜のみの営業ですが、土・日曜、祝日はランチタイムも営業しています。2018熊本・大分特別版のミシュランに掲載されるなど、料理が多方面から評価され、コロナ前は県外からわざわざ探して訪れるお客さんも多かったほどの人気店です。

こちらの看板メニューが、「天草大王 鮮(なま)親子丼」。天草大王の刺身と生卵が乗った、まさに”生”の親子丼。そして、その進化版として最近登場したのが…!

写真:天草大王 最幸親子丼
「天草大王 最幸(さいこう)親子丼」(2,750円、1日10食限定)です。丼の上には、天草大王の3種の刺身(モモ、ムネ、砂ずり)と炭火焼き、生卵の黄身が乗っています。さらに、天草大王の鶏ガラスープ付き。これ1杯で天草大王の美味しさの全てが詰まっているかのような一品です。
写真:天草大王 最幸親子丼
産地に近いからこそ提供できる、新鮮な鶏の刺身。同店では天草大王の雌鶏のみをつかっており、そのムネ肉は「トロ」とも称されるほどの柔らかさ。そして、天草大王ならではの濃厚なうま味がしっかり感じられます。まずは塩でいただき、醤油でいただき、そして特製のニンニク醤油タレと生卵を絡めて御飯と一緒にいただくのが、オススメの食べ方。
写真:天草大王 最幸親子丼
炭火焼きは、モモ・ムネ・ハラミが交ざっています。地鶏のイメージを覆す肉の柔らかさに驚き、香ばしい炭の香りと天草大王の強いうま味との調和が素晴らしい一品。炭火焼きだけの単品料理「コロコロ焼き」も人気で、あまりの美味しさにおかわりしてしまう人も多いとか。天草大王の身を細かく切ってニンニク味噌に混ぜた天草大王味噌で“味変”しながらいただくのもオススメです。
写真:天草大王 大手羽先
そして、もう一つの人気商品が「天草大王 大手羽先(オス鶏)」(770円)。手羽先と手羽元が一緒になっているのですが、とにかく、この大きさにビックリです! 天草産の香り豊かなレモンをかけていただきます。味付けは塩コショウのみですが、鶏のうま味が強いので、夢中でかぶりついてしまう美味しさ。手や口元をベトベトにしていただきましょう!
写真:オーナーの渡邊さん
天草大王の美味しさに惚れ込んで専門店にし、長く天草大王と向き合い続けるオーナーの渡邊さん。改めてその魅力を聞くと、「肉質が柔らかすぎず堅すぎず、程よい食べ応えを楽しめるのが特徴です。当店で主に使っているメス鶏の肉は、ふわっとした柔らかい舌触りを感じられます。そして何よりも、クセがなくコク豊かなうま味が凝縮していることが一番の魅力。シンプルな味付けでも、幸福を得られるようなうま味を楽しめます」。
写真:天草大王バル サンはらいっぱいの内観
他にも、天草大王の細切りを混ぜ込んだ「天草大王納豆」や、天草大王焼きと柚子コショウが絶妙なピザ「天草大王ゆずリータ」など、豊富にメニューがそろいます。さらに、スイーツメニューの豊富さも密かな人気。掘りごたつ席やソファー席で、ゆったり、極上のうま味と美味しさを楽しみましょう!
(2022年1月7日現在)
スポット名 天草大王バル サンはらいっぱい
住所 熊本県上天草市松島町合津3323-3
電話番号 0969-56-1915 
営業時間 18:00~22:00
※土日、祝日は11:30~14:00、 18:00~22:00
定休日 不定休
※ランチは 土日祝日のみ営業
駐車場 10台

天草の玄関口で出会う、和食店の天草大王料理

華紋(かもん)
写真:華紋の外観
天草への入口、新一号橋(天城橋)から三角天草道路を通り、国道266号に入ってすぐの場所にある、緑に包まれた古民家。天草の食材を使った定食を楽しめるお店です。新鮮な魚介類をふんだんに使った海鮮丼や刺身、ヒオウギ貝料理、さらにイワシの蒲焼きが乗った珍しい「はいや丼」など魚介の料理が人気のお店ですが、実は天草大王メニューも充実しています。
写真:天草大王のたたき
特に人気が高いのが、「天草大王のたたき」(手前・単品980円)と、「天草大王の唐揚げ」(奥・単品980円)です。いずれも、定食メニューもあります。
写真:天草大王のたたき
「天草大王のたたき」は、新鮮なモモとムネを使っています。産地が近く新鮮な肉が手に入るからこそ、楽しめるメニュー。味付けはシンプルに塩とブラックペッパーのみで、ポン酢でいただきます。肉に臭みがなく程よい柔らかさで、うま味と程よい香ばしさをじっくり味わえる至福の一品。
写真:天草大王の唐揚げ
こちらは「天草大王の唐揚げ」。手羽先と、モモ・ムネなどその日にある部位の唐揚げが出されます。こちらも味付けは塩コショウでシンプルに。身がしっかりしつつも柔らかく、ジューシー感とうま味がたまりません。
写真:手羽先
そして、手羽先もこの大きさ! 普通の手羽先の1.5倍はあるように見えます。その分、柔らかい身も豊富についているので、夢中になって頬張ってしまいます。
写真:華紋の内観
ほかにも、天草大王の南蛮や串かつ、さらにコンロに乗せた溶岩の上で焼く「天草大王 溶岩焼き」(2人前1,680円から)など、天草大王のメニュー豊富です。和紙の照明が印象的な古民家空間でお料理を楽しめます。お座敷のほかに、テーブル席もあり。
写真:天草の器
さらに、天草の器や…
写真:華紋の内観
雑貨や洋服などが揃うショップも併設されています。天草の味覚でお腹いっぱいになったら、こちらで天草土産を探すのもオススメです。
スポット情報(2022年1月7日現在)
スポット名 華紋(かもん) 
住所 熊本県上天草市大矢野町登立双原1435-1
電話番号 0964-56-5065
営業時間 11:00~14:00
定休日 水曜
駐車場 30台

看板のないお店で、天草大王の麺料理を堪能

めん屋 大王
写真:めん屋 大王の外観
天草上島(かみしま)の南部にある、上天草市龍ヶ岳町。その小さな漁港のすぐ近くに、ラーメン通が全国からわざわざ訪れる、看板のない小さなお店があります。ここが「めん屋 大王」。四川料理の有名店で長く修行していたというご主人が、天草大王と天草産、熊本県産食材にこだわって作る麺料理を提供するお店です。
写真:メニュー
メニューは多くはありませんが、1つ1つの料理に手間暇とこだわりが凝縮しています。たまにご主人の気まぐれで中国・四川料理が振る舞われることもあるそう。本場の香辛料と一流の技による中国料理が堪能でき、とっても贅沢!
「杏仁豆腐天ぷら」「黒やきめし」など気になるメニューもありますが…、
写真:天王麺
まずは、「天王麺(白湯)」(800円)を。天草大王“だけ”でとったスープと天草大王のチャーシュー、熊本県産小麦粉による自家製麺で作った、オール熊本県産の一皿です。チャーシューは、刺身でも食べられるほどの新鮮で柔らかい天草大王のムネ身を、さらに低温調理で柔らかく仕上げた一品。ほろっと柔らかくも程よく噛めて、うま味がしっかり詰まっています!
写真:天王麺
龍ケ岳町樋島に湧き出る天然水を使い、天草大王の鶏ガラ“だけ”でとった白湯スープ。ここまで美しい白濁のスープになるには、大量の天草大王の鶏ガラと長い時間、そして技が必要。鶏ガラだけとは思えない豊かな風味が広がり、クセは全くありません。うま味が濃い天草大王の特性が最大限に活きたスープは、喉奥にまでうま味が染み渡ります。ちなみに、透明な天草大王の清湯スープもあるので、お好みで。
写真:天王麺
そして、自家製麺! 県内のいろんな小麦粉を試した結果たどり着いたという、玉名市産の小麦粉と、御船町産の石臼引きデュラム小麦粉とのブレンド。製麺して3日間寝かせます。細いストレート麺で、白湯スープのうま味を程よく絡め取り、ツルツルモチモチの喉ごし。小麦の風味も豊かです。
見た目はシンプルながら、食後感は濃厚で幸せな満足感を得られる一杯です。
写真:坦々麺
そして、店主一押しのメニューが「坦々麺(汁なし)」(800円)。トップに乗ったそぼろは、もちろん天草大王のミンチ。不知火海で採れた小エビやターツァイと呼ばれる四川の漬物なども入っています。チンゲンサイは自家農園で採れたもの。
写真:坦々麺
タレにも、四川料理人である店主の技が詰まっています。四川から取り寄せた4種の山椒や香辛料に、天草大王の脂で作った香味油を混ぜ込み、本場の製法で作られています。四川料理は激辛?と思われがちですが、「汁なし坦々麺は辛くないのが本場の味」とご主人。
写真:坦々麺
熟成させた平麺は、もちもち感がさらに強く、タレと具材をかき混ぜるとしっかり絡みます。そして、ご主人の言う通り、辛さはそこまで感じません。しかし、香辛料の様々な香りと風味が絶妙なバランスで、天草大王のうま味もしっかり残り、身体中に染み渡るような美味しさです。中毒性のあるやみつきになる風味。
また、プラス100円で白ごはんをセットにでき、麺を食べた後のタレに混ぜ込んで食べることもできます。何とも背徳感のある贅沢なセット!
写真:めん屋 大王の内観
ちなみに「杏仁豆腐天ぷら」は、杏仁豆腐に天草大王の出汁が使われている異色スイーツだそう。お店では気さくなご主人が、天草大王の魅力や四川料理の真髄についてなど、楽しくお話してくれました。

※お店は麺やスープの仕上がり具合などによって、急遽お休みの場合もあるので、当日、電話にて確認後に訪問をお願いします。

スポット情報(2022年1月7日現在)
スポット名 めん屋 大王
住所 熊本県上天草市龍ヶ岳町高戸1199-16
電話番号 080-8724-2639
営業時間 11:00頃から
※材料がなくなり次第終了 
定休日 不定休 ※来店の際は電話で確認を
駐車場 あり(お尋ねを)
URL めん屋大王サイトはこちら(外部リンク)

※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、直接店舗に営業時間をご確認ください。

中川千代美

長崎生まれ、熊本在住。地方出版社に勤めたのち、「チヨミ編集事務所」として独立。地域の子育て情報誌や生活情報紙をはじめ、幅広いジャンルの編集・ライティング・企画を手がける。食欲・物欲・お出かけ欲・温泉欲・ビール欲が赴くままに熊本・九州を駆け回る日々。趣味は二胡。

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