Kumamoto Japan Kumamoto Japan SPRING TRAVEL LOG vol.2

(公社)熊本県観光連盟

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大自然を満喫できる阿蘇やイルカウォッチング、温泉、世界遺産など熊本県の魅力を紹介します。

熊本市内の観光で行くべき名所、楽しいこと間違いなしの「鉄板コース」旅

OVERVIEW

九州の真ん中に位置する熊本県は、築城400年以上の歴史をもつ名城「熊本城」をはじめ、歴史あふれる名所、季節ごとに美しく表情を変える景観と、豊富な泉質を楽しめる多数の温泉、世界有数の規模を誇るカルデラとして有名な阿蘇山の大自然、おいししいグルメなど、観光する上で欠かせない盛りだくさんの見所があるところです。春のシーズンで観光するなら外せない熊本市内のおすすめスポットと県民が愛するソウルフードを紹介します。

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(提供画像)

熊本城と
桜の馬場 城彩苑

400年の歴史をもつ名城と、美食が集まる「城彩苑」は外せない!

熊本城は関ヶ原の戦い後、加藤清正が7年の年月をかけて1607(慶長12)年に完成させた名城で、城内に植えられた大イチョウの木を由来として、別名「銀杏城」とも呼ばれています。旧城域は周囲5.3キロメートル、約98万平方メートルと東京ドームの約21倍もの敷地を有していました。

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日本三名城に選ばれる熊本城は、荘厳な佇まいの天守閣を始め、築城当時の姿を残す宇土櫓の他、2008年に復元された本丸御殿など、見どころ満載。中でも、上に向かえば向かうほど反り返りが強くなり忍者でも登れないといわれる、別名「武者返し」と呼ばれる石垣も見どころの一つ。凛とした佇まいはもちろん、北から西へは坪井川を引いて堀に、東と南は数層の石垣をまんべんなくめぐらした複雑で堅固な構造は、圧巻です。

2016(平成28)年の熊本地震の影響で、石垣をはじめ宇土櫓(うどやぐら)などの文化財建造物、大小天守などの復元・復興建築が大きな被害を受けました。現在も修復作業が進められ、2021(令和3)年には、天守閣が復旧される予定です。まだ立ち入り禁止個所が多数ありますが、熊本城の麓(ふもと)にある観光施設「桜の馬場 城彩苑」は観光可能です。

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提供:西日本新聞

また、2020年6月1日に、地上からの高さ約6メートル、長さ約350メートルの空中回廊「特別見学通路」が公開されました。熊本地震後に近づけなかった崩壊した石垣や、被災した建造物、熊本城の石垣でも特に有名な「二様(によう)の石垣」や本丸御殿の地下通路「闇(くらが)り通路」を間近で見学することができます。

桜の馬場 城彩苑は、熊本市街地・通町筋(とおりちょうすじ)より徒歩で約10分。歴史文化を体験できる「湧々座(わくわくざ)」とグルメスポットが集まる「桜の小路」などで構成され、県外や海外からの観光客はもちろん、地元の人にもプチトリップ気分を味わえる場所として利用されています。

熊本城 --- 熊本市

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(提供画像)

湧々座は、熊本の歴史や文化を体験できる施設。熊本地震による被害を受ける前の熊本城の姿を再現したVR映像や、侍や町娘などの衣装に着替えて、散策できるなりきり体験、お芝居などを通じて、熊本城の歴史を学ぶことができます。その他、地震の修理のために、ここに保管している城の瓦や石垣など、復興中の貴重な文化財の展示もあります。

特に人気を集めているのが、「なりきり体験」(館内着用無料)。お殿様やお姫様、忍者、旅人、町娘など、時代衣装に着替えて記念撮影をしたり、人を運ぶための籠(かご)に乗ってみたりと、衣装を着たまま館内を散策できます。大人から子どもまでの衣装があり、普段体験できない変身、ちょっとした非日常体験を味わうことができます。

熊本県下から選りすぐりの 22店舗が建ち並ぶ「桜の小路」では、熊本名物の馬刺し料理や団子汁、ピリッとした風味がクセになるからし蓮根など、熊本の豊かな食文化や特産品との出合いが待っています。

もちろん春には、熊本城に見事に咲く桜を見ることができ、熊本の観光は、「桜の馬場 城彩苑」から始まるといっていいでしょう。

桜の馬場 城彩苑 --- 熊本市

加藤清正神社

熊本城を築城し、熊本発展の礎を築いた加藤清正公が祀られた神社

戦国時代の武将加藤清正を主神とする加藤神社。神域に入る玄関口には白亜の鳥居がそびえています。境内には熊本三手水鉢(ちょうずばち=口や手を清めるための器)といわれる大手水鉢、文禄・慶長の役記念の太鼓橋、旗立石(はたたていし)などが残されています。

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(提供画像)

境内からの大小天守閣と宇土櫓を見れば、熊本城を望む特等席といえる眺めを堪能することができます。熊本城といえば城内に多数の櫓(やぐら)が配されている天下の名城で、「加藤神社」境内から城を見ると、立派な御神木を中心に左側に大小天守閣、右側には重要文化財の宇土櫓が巧みに配されているのが分かります。大小の天守閣は西南戦争の際消失し、その後古い文献や写真などをもとに、忠実に当時の姿が再現されています。朝日や夕景の時間帯は特に美しい眺めを楽しむことができます。

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提供:西日本新聞

加藤神社 --- 熊本市

水前寺成趣園

熊本市内のオアシス、風光明媚な日本庭園が人々を惹きつける

熊本市内を観光するなら、熊本城と並ぶ定番観光スポットとして知られている水前寺成趣園(すいぜんじじょうじゅえん)は外せません。阿蘇の伏流水が湧き出る池を中心とした桃山式の風光明媚な庭園で、7万3000平方メートルの広大な敷地が広がっています。

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(提供画像)

江戸時代に熊本藩主・細川家の茶屋として利用され、3代藩主・細川綱利の時代に完成しました。池泉を取り囲むように、築山が並ぶ風景が特徴的で、特に大きな築山は富士山を模しています。庭園全体は東海道五十三次の風景をあらわしています。また、明治初期に創建された出水神社(いずみじんじゃ)は、細川家の歴代藩主ならびにガラシャ婦人を祀る神社で、特にお正月は多くの参拝客でにぎわっています。

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提供:晃一 角田- stock.adobe.com

まず正面入り口から見えるのは、富士築山の風景です。池の周りに置かれた浮石や、堂々とした松の木、青々とした芝生などを楽しむと心が癒やされます。入り口から左に進むと、出水神社の本殿が見えてきます。境内には「百薬の長」と呼ばれる神水「長寿の水」が湧いており、この水を飲むことで長寿のご利益があるとされています。

敷地内にある能楽殿は、毎年薪能(たきぎのう)が奉納される夏祭りになると、地元の人を始め多くの観光客が足を運び賑わいます。薪能とは、簡潔にいうと野外に設置された能楽堂のこと。夏の夜にかがり火を焚いて、かがり火に照らされながら能を演じていきます。この出水神社の薪能は、日本で5番目に古い由緒あるものとしても知られています。

長岡京市への移築を経て、1912(明治45)年に現在の場所へ移築。2010(平成22)年に修復事業が完了。現在は一般公開されており、園内の風景を見ながら「加勢以多(かせいた)」や「十六夜」などのお茶菓子を抹茶と一緒にいただくこともできます。

熊本の市街地の近くにありながらも、緑が多くほっと一息つけると人気のスポットです。

水前寺成趣園 --- 熊本市

太平燕

熊本を訪れるならぜひ食べたい、県民が愛するソウルフード

熊本県の郷土料理の一つ太平燕(タイピーエン)です。野菜や魚介などの種類豊富な具材の味が溶け込んだスープと、そのうま味がつまったスープを吸った春雨は、喉ごしがよく、つるつるとした食感。もともとは、1900年代前半、中国・福建省から中国福建省の郷土料理を日本の食材に置き換えてアレンジされたもの。九州へ渡ってきた華僑の人たちが作り始めたものがルーツです。

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中国・福建省で食べられていた太平燕は、豚肉の団子、アヒルのゆで卵が入ったワンタンスープで、お祝いの席で食べられる料理。熊本へと伝わった太平燕は、日本風にアレンジされ、スープとしてではなく、麺料理として独自の進化を遂げました。今では熊本県民の名物グルメとして多くの人に愛されています。

熊本の中国料理店では、ほとんどの中国料理店のメニューに太平燕があり、定番の一品。キャベツやタケノコ、白菜などたっぷりの野菜、海鮮、豚肉、揚げ玉子などの具材が入り、麺はヘルシーな春雨を使用。学校給食にも出されるなど、熊本の郷土料理として定着しています。