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パンフレット

旅のおすすめ記事最新トレンドから絶対外せない王道まで!熊本の楽しみ方をご紹介します

大人も楽しい! 心ときめく工場見学

写真:工場見学

ものが作られる課程や歴史を見て、知ることで、より味わい深く食べ物や飲み物を楽しめるようになるもの。何歳になっても「工場見学」は、心をワクワクさせてくれます。
そこで、熊本でおいしいもの作りに取り組む企業の工場見学を楽しめるスポットをご紹介。見学を通して、熊本の地の恵みや地域の魅力にも気付くことができるスポットばかりです。

・サントリー九州熊本工場「ビール工場見学」
・杉養蜂園「SUBACOハニーミュージアム」
・通潤酒造「酒蔵見学」

ビールの飲み比べ試飲が楽しい!ビール工場見学

サントリー九州熊本工場

熊本市の南側に接する嘉島町(かしままち)は、六嘉湧水群など豊富な湧水に恵まれた地域です。この町にあるのが、「サントリー九州熊本工場」。2003年にサントリービールの第4の拠点として作られ、豊かで美味しい天然水を生かして、「ザ・プレミアム・モルツ」をはじめとしたビール類や清涼飲料水、ナチュラルミネラルウォーターなどを製造しています。

写真:ビール工場の外観

こちらでオープン当時から人気を集めているのが、「ビール工場見学」のガイドツアーです。案内人のガイドのもとで普段なかなか見ることができないビール製造の現場を見学できる上に、最後はビールの試飲もでき、大人も学んで楽しめるのが魅力。サントリーの工場の中では九州ではここだけ、全国でも3ヵ所のみの貴重な工場見学スポットでもあります。

ビール工場見学はホームページのフォームから予約することができ、1名から参加できます。参加費は無料なので、気軽に楽しめます。九州中央自動車道最寄りの高速インター「小池高山」から車で約5分、阿蘇くまもと空港から車で約30分とアクセスしやすい立地にあります。熊本中心地の「桜町ターミナル」や「熊本駅」からシャトルバスも出ているので、しっかり試飲を楽しみたい人も安心です。

阿蘇から熊本市方面へと向かう際の途中で寄れる立地にもあるので、県外からの観光客の参加も多いそう。

写真:貯蔵タンクの外観

工場の外には、ビールを貯蔵するタンクがずらり。工場のスケールの大きさに、心沸き立ちます。

写真:スタートホール

まずは「スタートホール」で、サントリーのビール造りへの思いや「醸造家」の存在、「水と生きる」というコーポレートメッセージについてなど、導入のお話からスタート。

写真:スタートホールでの紹介風景
写真:ホップ
写真:麦

工場への通路へと歩みを進め、原料の紹介です。原料の品質へのこだわりも強く、海外の農家さんの元へ直接、作物を確かめに行くほどなのだとか。ホップや麦芽、名前はよく聞きますが、意外に実物をじっくり見たことはなかったかも。これが、あの美味しいビールになるんですね…!

写真:仕込室

見学通路から見えてきたのが「仕込室」です。ここで先ほど見た原料を混ぜあわせて、ビールの元となる麦汁を作る工程が行われる場所です。ろ過された麦汁に酵母が加えられ、先ほど見た外のタンクへと運ばれ醸造されます。何本も走るパイプラインを見るだけでも、工場のスケールの大きさを感じられてワクワク。

写真:タンクの直径を表した床

外のタンクの直径は、こんな大きさ! あの1本でどれだけのビールができるのか…。大人の夢が詰まったタンクに見えてきました。

写真:工場見学の様子

「充填機」では、ものすごい勢いで機械が回り、容器に飲み物が充填されていきます(日によって、稼動していない場合もあります)。

写真:工場見学の様子

さらに巨大な空間につきました。パッケージや包装、箱詰めなどを行う場所です。

写真:工場見学の様子
写真:工場見学の様子

「広い!すごい!」と思わず口にしてしまうスケール感! お馴染みのパッケージのビールやチューハイ、清涼飲料水などが運ばれていきます。いろんな場所でいろんなものが動いていて、いつまででも見ていられます。

写真:試飲室の風景
写真:試飲室の風景

そして、最後は楽しい試飲の時間です!

写真:ビール

まずは、厳選の素材「ファインアロマホップ」の香りを感じ、「ダイヤモンド麦芽」をかじって風味を確かめてから、「ザ・プレミアム・モルツ」を飲んで風味を比べてみます。

写真:プレミアムモルツ3種類

さらに、ミニグラスで3種の「ザ・プレミアム・モルツ」を飲み比べて、好みの味を探しましょう。

写真:プレミアムモルツ3種類

最後に、好きな味の「ザ・プレミアム・モルツ」を3種から1つ選んで、専用のビアグラスでじっくり味を確かめます。原料や作られる工程を知ってから飲む1杯の味わいは、また格別です! 「知る」ということが美味しさの最上のスパイスになる、大人ならではの愉しみも感じられる工場見学でした。

写真:館内のショップ

楽しい時間が終わったら、館内のショップでぜひお土産も探しましょう。「ザ・プレミアム・モルツ」をはじめ、関連商品やオリジナルのおつまみ、さらにショップ限定商品もそろっています。

写真:限定デザインのビアグラス

特に人気が高いのが、「サントリー九州熊本工場」限定デザインのビアグラス(写真左)と、缶ビールでなめらかな「神泡」が作れる「神泡サーバー」。自宅でのビールタイムをより豊かに演出してくれるアイテムをゲットしましょう!

スポット情報(2023年5月12日現在)
スポット名 サントリー九州熊本工場
電話番号 096-237-3860(予約受付電話番号)
所在地 熊本県上益城郡嘉島町大字北甘木字八幡水478
営業時間 9:30〜17:00(ショップは11:00〜16:40)
休み 年末年始・工場休業日(臨時休業あり)
駐車場 あり
URL サントリー九州熊本工場 はこちら(外部リンク)
備考

ビール工場見学、ガイドツアーの予約はホームページの予約フォーム、もしくは電話にて
工場見学ガイドツアー開催時間はホームページで確認ください。

ミツバチがいる工場で、ハチミツの魅力を探る

杉養蜂園「SUBACOハニーミュージアム」

ミツバチの養蜂から採蜜、ハチミツ製品の製造販売まで一貫して行う「杉養蜂園」。全国各地に73店舗、さらに香港・シンガポールなど海外にも店舗を展開していますが、その本社は熊本市にあります。本社工場があるのは、“食のテーマパーク”として様々な食の企業の工場やショップが集まる「フードパル熊本」の中。ここに、「杉養蜂園」の歴史や養蜂のこだわり、そして工場での製造の様子を見ることができる「SUBACOハニーミュージアム」が一般公開されています。ショップはいろんな場所で見かけますが、同社で工場見学ができるのはここだけです。

写真:スバコハニーショップの外観

「フードパル熊本」の通り沿いに見えるショップ、「SUBACO HONEY SHOP」。この裏手にぐるりと回ると…。

写真:スバコハニーミュージアムの入口

工場見学ルート「SUBACOハニーミュージアム」の入口が見えてきました! 見学ができる工場として、2019年にリニューアルオープンした新しい施設です。こちらの見学通路は随時開放されており、予約不要で自由に見学ができます(団体の場合は予約が必要)。

写真:スバコの扉の中

さあ、早速入ってみましょう! 巣箱の扉の中へと進むと…。

写真:スバコハニーミュージアムの内観

巣箱がある華やかな空間が現れました。「1年中どこかで花が咲く熊本なら日本一のハチミツ作りができる」と、1946年にたった3つの巣箱から始まったという同社の歴史へと誘う空間です。

写真:スバコハニーミュージアムの内観

白を基調とした明るい通路には、杉養蜂園が歩んできた歴史がつづられています。さらに、「もし、蜂が地球からいなくなったら、人間は一年以上生きられない」のアインシュタインの言葉とともに、世界における養蜂の歴史や、実際に海外の養蜂が盛んな地域についてのレポートなどの展示も。知らなかったことばかりで、なんとも見応えのある内容です。

写真:養蜂の道具
写真:養蜂の道具
写真:養蜂の道具

養蜂に使われる道具の展示も。

写真:ジオラマ

さらに、杉養蜂園の環境や農業との共生や社会貢献への取り組みなどが、ジオラマで描かれています。熊本から日本中、世界へとハチミツを送り出すことの意味と意義を感じられる内容です。

写真:取り組みのパネル

通路のあちこちで、子どもの目線の位置にクイズも掲示されています。お子様連れでも楽しめる工夫です。

写真:工場見学通路
写真:工場の内観
写真:工場の作業風景

じっくり展示を読み込んだ後は、工場見学通路に到着です。人気商品の「果汁入りはちみつ」や「純粋はちみつ」が作られている様子を通路から見ることができます。整然と稼動する機械類や、商品のチェックや箱詰めを行う工場スタッフのスゴワザなど、見どころいっぱい。ついつい長居して見つめてしまいます。ここから全国へと商品が飛び立っていくんですね…!

写真:養蜂の風景

そして、最後に現れたのは、ミツバチの巣箱。ミツバチたちが働く様子をガラス越しで間近に見ることができます。

写真:蜂の巣箱

花粉の団子を抱えて帰還するミツバチの姿も。いろんなミツバチの姿が楽しくて、これまたじっと見つめてしまいます。運が良ければ、巣箱の中で女王バチの姿を見つけることもできるそうですよ!

写真:ショップの内観
写真:ハニーショップの商品
写真:ハニーショップの商品

工場見学通路は「SUBACOハニーショップ」につながっています。工場見学を楽しんだ後は、ぜひショッピングも楽しみましょう。ハチミツへの意識が変わって、よりその美味しさを感じることができそうです。

写真:ハチミツ入りのソフトクリーム

そして、ぜひハチミツ入りのドリンクやソフトクリームも楽しみましょう! 栄養価が高い巣房蜜をトッピングしたプレミアムな「巣房蜜ソフトクリーム」(830円)や、「果汁入りはちみつドリンク」(350円)など、養蜂家企業のショップならではの味わいです。イートインコーナーもあります。

写真:蜜ろうキャンドル体験

▲写真提供:杉養蜂園

ちなみに、「SUBACOハニーショップ」ではワークショップ「蜜ろうキャンドル体験」も体験できます。より深くハチミツと養蜂の魅力に触れたい方、そしてここだけのクラフト体験を楽しみたい方はぜひ!

(7日前までに要予約・体験時間10時〜15時、ただし土曜午前中のみ、日曜、祝日、お盆、年末年始を除く・料金:300円、20分程度)

スポット情報(2023年5月12日現在)
スポット名 杉養蜂園「SUBACOハニーミュージアム」
電話番号 096-245-4538(SUBACOハニーショップ)
所在地 熊本県熊本市北区貢町571-15
営業時間 9:30分~17:00(ショップは9:00~)
休み 無休
駐車場 あり
URL 杉養蜂園「SUBACOハニーミュージアム」 はこちら(外部リンク)

江戸時代創業の歴史ある酒蔵見学で、地酒の魅力を体感

通潤酒造(つうじゅんしゅぞう)

焼酎文化のイメージが強い熊本県ですが、実は日本酒の蔵元も各地にあります。その中でも、江戸時代の明和7年創業という歴史を持ち、熊本最古といわれる酒蔵を有する蔵元が「通潤酒造」(つうじゅんしゅぞう)です。場所は九州のど真ん中にある山都町(やまとちょう)。豊かな水に恵まれ、美味しい米や酒造りに適した気候に恵まれた地域です。

この「通潤酒造」で、約250年間受け継がれ続ける酒造りに触れられる酒蔵見学を楽しめます。

写真:通潤酒造の外観

「酒蔵見学」は無料で予約なしでも訪問できますが、時期やイベントなどで対応ができない場合もあるので、ホームページの予約フォームからの事前予約がオススメです。

写真:杉玉
写真:通潤酒造の外観

趣ある店構えのお店。店頭には、新酒ができたことをお知らせする杉玉が掲げられています。取材に伺ったのは3月頃、杉玉も茶色になっていました。

写真:酒蔵の内観

酒蔵へと歩みを進めます。なんとも趣ある空間。江戸時代の建物が今に残っており、国の有形文化財にも指定されているそうです。2016年の熊本地震の際には、敷地内にある建物13棟のうち10棟が全半壊してしまったのですが、昔ながらの工法で作られている蔵などは無事だったそうです。昔の技術のすごさを感じます。

写真:酒蔵の敷地

熊本地震を受けて敷地内はリノベーションされ、見学しやすい造りになりました。ユニバーサルデザインにも対応し、ベビーカーや車椅子などでの訪問にも対応しています。ちなみに敷石は、熊本地震で酒造と同様の被害を受けられたお家の基礎石を買い取り、加工して敷いたものだそうです。

写真:酒蔵の内観
写真:酒蔵の内観

さあ、酒造の現場へと案内いただきます。日本酒は寒い気温の中で造るのでエアコンなどを使えば年中製造することもできますが、こちらでは自然の気温の中での製造を守り続けています。そのため、11から3月が酒造りのシーズン。さらに、地元・山都町産の酒米で、熊本で育成・開発された「くまもと酵母」のみを使って造っています。山都町の気候と恵まれた環境を最大限に生かした酒造りのお話しには、感心するばかり。

写真:酒蔵内のタンク

大きなタンクが9本並ぶ空間。1本当たり一升瓶2000本くらいの容量です! 菌の混入を防ぐため、酒造りシーズン中はこの部屋は見ることができないそうです。自然と生き物の力を借りながら造られる日本酒の神秘性を感じます。

ちなみに、敷地内には漬物工場もあり、酒粕と地元産の野菜を使用して漬物も作っています。「捨てるものがない酒造り」を行っているのも、こちらのこだわりです。

写真:敷地の奥にある建物

興味深い酒造りのお話しを聞きながら酒蔵見学をしたら、敷地の奥にある建物へ!

写真:寛政蔵の玄関

こちらは「寛政蔵」。1792年の寛政年間に建てられた蔵を、2019年にカフェ空間としてリノベーションした場所です。

写真:寛政蔵の内観

中は居心地の良い、和モダンな空間。どっしりとした柱や梁は、なんと建てられた当時から残るものです。250年以上の時を経てきた柱に触れるだけでも、伝統の尊さを感じられます。

写真:寛政蔵のお酒

敷地内のショップで無料の試飲もできますが、せっかくなら「寛政蔵」で歴史を感じながら3種のお酒を飲み比べられる「日本酒3種利き酒セット」(1,100円)を楽しむのもオススメです。季節ごとにその時期最も美味しいお酒をセレクトしてもらえるので、未知の味わいとの出会いがあるかも。

写真:テラス席
写真:ソファ席

鯉が泳ぐ池を眺められるテラス席や、お子様連れでも来やすいソファ席もあり、いろんな方が楽しめる空間作りが施されています。酒粕ワッフルなどのスイーツメニューや、土日祝限定ランチもあるので、カフェ感覚での利用も楽しめますよ。

写真:ショップの内観
写真:お酒の商品
写真:お酒の商品

酒蔵をじっくり楽しんだら、ショッピングも楽しみましょう! 食事に合わせやすい穏やかな味わいの「ソワニエ」や清々しい風味の純米酒「のんびり、ゆったり、まぁるい時間。」など、洗練された味わいでオシャレなパッケージの商品がずらり。試飲もできるので、味わいの違いを確かめながら好みの1本を探しましょう!

スポット情報(2023年5月12日現在)
スポット名 通潤酒造
電話番号 0967-72-1177
所在地 熊本県上益城郡山都町浜町54
営業時間 9:00~16:30
休み お盆、年始、「通潤橋」の放水カレンダーに準ずる
駐車場 あり
URL 通潤酒造 はこちら(外部リンク)

中川千代美

長崎生まれ、熊本在住。地方出版社に勤めたのち、「チヨミ編集事務所」として独立。地域の子育て情報誌や生活情報紙をはじめ、幅広いジャンルの編集・ライティング・企画を手がける。食欲・物欲・お出かけ欲・温泉欲・ビール欲が赴くままに熊本・九州を駆け回る日々。趣味は二胡。

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