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パンフレット

旅のおすすめ記事最新トレンドから絶対外せない王道まで!熊本の楽しみ方をご紹介します

一度は食べたい!魅惑のあか牛グルメ【阿蘇市編】

中川千代美

阿蘇エリア グルメ お肉料理 あか牛
写真:あか牛

阿蘇グルメ筆頭の1つ、「あか牛」。阿蘇外輪山の牧野などに放牧されて育ち、草原のおいしい野草をたっぷり食べて育つ褐毛和種の一種です。赤身が多くヘルシーで、肉質は程よい柔らかさと弾力があり、少ない脂であっさりおいしく、旨味が凝縮。そんなあか牛をおいしくいただけるグルメを、阿蘇市で探してきました。

・お食事処 いまきん食堂
・古民家レストラン 阿蘇 はなびし
・隠れ茶房 茶蔵カフェ

「あか牛丼」の先駆的お店。平日も行列ができる人気店

お食事処 いまきん食堂
写真:いまきん食堂の外観
外輪山の麓にある温泉街、「内牧(うちのまき)温泉」。ここにあるのが、あか牛丼の人気店「いまきん食堂」です。平日でも行列ができるほどの人気で、取材日(平日)もオープン前から観光客の方が並んでいました。
写真:いまきん食堂の店舗前にあるメニュー

「いまきん食堂」は創業1910(明治43)年。もとは仕出し屋さんで、後に温泉街の大衆食堂となりました。昔ながらのノスタルジックな雰囲気が魅力で、店頭に掲げられた食品サンプルのショーケースも昭和レトロ! ちなみに、あか牛丼が話題の同店ですが、和風だしで仕上げられた「ちゃんぽん」も地元民に人気の定番メニューで、密かにおすすめです。

写真:いまきん食堂の内観

店内はテーブル席と小上がりの座敷席。営業が始まると同時に、途端に満席になります。同店では予約は受け付けておらず、当日、受付順にお店に案内されます。お店の営業開始は11時となっていますが、平日は10時30分頃から、土日祝は10時頃から受付が始まるので、「確実に早く食べたい!」という方は早めのアクセスがオススメです。

写真:あか牛丼

さあ、お目当ての「あか牛丼」(1,960円)です! あか牛が食用として広まり始めた2005年から提供をスタートしたメニュー。阿蘇をツーリングするライダー達の間で人気が広がったことをきっかけに話題となり、様々なメディアで紹介されて、今まで続く人気メニューとなりました。

写真:あか牛丼
10年以上経っても人気が衰えない理由は、やはり丼のおいしさ! あか牛のもも肉を甘辛なタレでレアに焼き上げ、丼いっぱいに敷き詰めます。その上にはトロンと温泉卵。
写真:あか牛丼
レアなあか牛のもも肉は、程よい柔らかさで食べ応えも旨味もあり、しょう油ベースのタレとの相性も抜群! まずはお肉だけでいただき、温泉卵と絡めたり、ワサビや肉味噌と絡めたり、といろんな味変を楽しみながら食べ進みます。
写真:あか牛丼
お肉とご飯の間にはシャキシャキ食感の水菜も敷き詰められていて、口が飽きることはありません。ああ、ごはんがあっという間になくなっていく……。
写真:あか牛のレモンスープ
セットの「あか牛のレモンスープ」も絶品です! 旨味たっぷりの牛スープにレモンのさわやかな風味が染み渡ります。箸休めにちょっと飲んで舌をさっぱりさせて、また丼に、と繰り返すうちに、瞬く間に食べ終わってしまいました!
写真:英語・中国語対応のメニュー
英語・中国語対応のメニューもあり、海外からの観光客への対応も。
写真:あか牛味噌
あか牛丼に添えられていた「あか牛味噌」は店頭で販売もあります(580円・170g)。田舎味噌の中にあか牛の角切りがゴロゴロ入っていて、これだけでもご飯がすすむやみつき系のお味噌です。お土産に買っていくのもオススメですよ!
スポット情報(2023年2月24日現在)
スポット名 お食事処 いまきん食堂
電話番号 0967-32-0031
所在地 熊本県阿蘇市内牧290
営業時間 11:00~15:00受付
店休日 水曜(祝日の場合は営業)
駐車場 あり
HP お食事処 いまきん食堂 はこちら(外部リンク)
備考 予約不可。当日受付順に席に案内

阿蘇神社参道で味わう、逸品のあか牛カツ重

古民家レストラン 阿蘇 はなびし
写真:門前町商店街
阿蘇神社の横参道に連なるレトロな商店街「門前町商店街」には、様々な飲食店が建ち並び、イートインや食べ歩きで阿蘇の味覚を楽しむことができます。
写真:古民家レストラン 阿蘇 はなびしの外観
その一角にあるのが、「古民家レストラン 阿蘇 はなびし」です。1997(平成9)年創業で、かつては築100年以上の古民家で営業していましたが、熊本地震被災により建て直しとなり、現在の店舗で営業を再開しました。
写真:はなびしの内観
写真:店内の椅子
写真:店内の様子

お店は、商店街のノスタルジックな雰囲気にマッチした、大正ロマンを感じさせる雰囲気。椅子やテーブル、照明など調度品1つ1つにもこだわっており、お店に入るだけで非日常感を体感できます。ここで、阿蘇の食材をふんだんに使った郷土料理を提供しています。

写真:あか牛丼

あか牛料理も「あか牛丼」「あか牛煮込みハンバーグ」などバリエーション豊富にそろいますが、一番人気はこの「あか牛 牛カツ重」(2,475円・並盛)。 阿蘇地域でも「あか牛のカツ」はなかなか見かけない珍しいメニュー。お重の上に整然と並んだあか牛のカツ、美しい!

写真:あか牛丼

牛カツは、あか牛のもも肉を薄い衣でサッと揚げて、旨味をしっかりとじ込めています。そして最後にひと炙りするのがポイント。サクサク食感と香ばしい香り、そしてもも肉の旨味……。これほどまでに薄い衣であか牛のもも肉を揚げるのは難しく、手間ひまかかった特別な一膳です。阿蘇高森の醬油蔵「阿蘇マルキチ醤油」の「大吟」をつけ醤油に、ワサビといただきます。

写真:あか牛丼
ご飯にもタレが絶妙にかけてあります。阿蘇産コシヒカリのご飯もおいしい! タレだけでもパクパク進んでしまいます。
写真:お漬物ビュッフェ
さらに、セットのお漬物はなんと、ビュッフェスタイルで楽しめます。「はなびし」を営む食品加工会社自慢の自家製漬物がズラリ。お土産として人気の「きざみ大根」シリーズや大根のしょう油漬けなど、懐かしいけど新しい美味しさに、これまたご飯が進みます……!
写真:きざみ大根の漬物
お漬物は店内で販売も。卵かけご飯との相性も抜群の漬物「TKG専用 きざみ大根」は、お土産品としても話題を集める商品です。おつけものビュッフェでその魅力を体感して、お土産に選ぶのもいいですね。
スポット情報(2023年2月24日現在)
スポット名 古民家レストラン 阿蘇はなびし
電話番号 0967-22-0896
所在地 熊本県阿蘇市一の宮町宮地1861
営業時間 11:00~16:00
店休日 火曜
駐車場 観光駐車用(有料)
HP 古民家レストラン 阿蘇 はなびし はこちら(外部リンク)

いろんな部位のあか牛料理が揃う隠れ家カフェは、絶景宿も注目

隠れ茶房 茶蔵カフェ
写真:さくらカフェの外観
写真:さくらカフェの外観

「道の駅 阿蘇」近くの田園の中、車で細い道をぐねぐねと進んだ先に現れるのが、隠れ家的なカフェ「茶蔵(さくら)カフェ」です。元々、農家の納屋だった建物をリノベーションして営まれているこちらのカフェ。昔の佇まいを残しつつも、和モダンな居心地の良さを感じられるスポットです。

写真:さくらカフェの内観
潜り戸をくぐって入る店内は、納屋の雰囲気をしっかり残した落ち着きのある空間です。
写真:店内のカウンター席
阿蘇平野の田園と阿蘇外輪山をパノラマで見渡せるカウンター席が特等席。広大なカルデラ壁の迫力ある姿と、四季折々の表情を見せる景色は、どの時期に来ても魅力的です。
写真:あか牛料理

こちらで楽しめるのは、あか牛料理やパスタランチ、さらにスイーツやバリスタによるコーヒーなど。和食やイタリアン、カフェなどで修業したオーナーが手がける料理の数々は、バリエーション豊富でこだわりの詰まった逸品ぞろいです。

写真は、5種そろうあか牛ランチの1つ、「肥後あか牛 ロースの炭火焼き」(2,400円)。美しい!
 

写真:あか牛

こちらは、あか牛の肩ロースの希少部位「ザブトン」を炭火で丁寧に焼き上げた一品。あか牛らしい赤身の旨味ぎっしりで脂身も程よく、香ばしくも柔らかな食感にうっとり。特製のステーキソースとの相性も抜群です。

他にも、サーロインを使ったステーキ重や、肩ロース・クラシタを使ったラグー、ネックを使った包みパイ焼き、ミンチを使ったハンバーグと、あか牛の様々な部位を使った料理が提供されているのが、「茶蔵」の魅力です。これも、料理人としての様々なキャリアを持つオーナーの技術があってこそ。どれを選ぼうかかなり迷ってしまいます。

写真:サラダ
また、野菜やお米は可能な限り自家菜園のものを使っており、「自産自消」を心がけています。広大な阿蘇の大自然の恵みを一身に受けた、安心安全で滋味溢れる食材を堪能できます。
写真:コーヒー
さらにさらに、コーヒーにもこだわりが。ハンドピックで厳選した自家焙煎豆のコーヒーも人気です。ランチセットのドリンクも、同店のスペシャリテの豆を惜しみなく使いバリスタが淹れる贅沢な1杯。ラテアートが施されて嬉しい!
写真:蔵カフェの宿の様子
ちなみに、この蔵カフェの奥から2階は、なんとお宿になっています。1組限定貸切のラグジュアリーな空間で、のどかな景色にリッチなバスルーム、そして大プロジェクター付きのこもれる和室と、贅沢な空間。
写真:部屋の中から見える景色
ベッドルームからは阿蘇外輪山一望の景色が広がります。この景色の中で泊まれるだけでも贅沢。もちろん、オーナーシェフこだわりの料理も堪能でき、心豊かな時間を過ごすことができます。
写真:バレルサウナ
写真:バレルサウナのなか

宿泊者限定でバレルサウナが利用できるのも魅力です。こちらも日中は阿蘇の山々の景色、夜は満天の星空を見ながら楽しめる贅沢空間。外気浴チェアや冷水浴プールも備わっているので、サウナーの方も注目です。2023年5月(予定)には、敷地内もう1棟、貸切の古民家のお宿が登場予定だそうで、今後の展開も見逃せません。

スポット情報(2023年2月24日現在)
スポット名 隠れ茶房 茶蔵カフェ
電話番号 0967-34-0087
所在地 熊本県阿蘇市蔵原625-1
営業時間 11:30~22:00 
※ランチはOS15:00  ※17時以降は要事前予約
店休日 水曜(祝日の場合は木曜)
駐車場 あり
HP 隠れ茶房 茶蔵カフェ はこちら(外部リンク)

中川千代美

長崎生まれ、熊本在住。地方出版社に勤めたのち、「チヨミ編集事務所」として独立。地域の子育て情報誌や生活情報紙をはじめ、幅広いジャンルの編集・ライティング・企画を手がける。食欲・物欲・お出かけ欲・温泉欲・ビール欲が赴くままに熊本・九州を駆け回る日々。趣味は二胡。

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