熊本県出身の漫画家・尾田栄一郎氏が描く人気漫画「ONE PIECE（ワンピース）」と熊本県が連携した「ONE PIECE熊本復興プロジェクト」。その一環として設置されている「麦わらの一味の銅像」を周遊する旅プランの第二弾！　今回は「EAST編」をお届けします。
🄫尾田栄一郎／集英社

★第一弾「WEST編」の記事はコチラをチェック↓↓
ONE PIECE 熊本復興プロジェクト！　麦わらの一味の銅像を見に行こう　★WEST編★

熊本こと「ヒノ国」に上陸した麦わらの一味の船長ルフィが、一味の仲間たちに熊本地震被災地復興の手助けを指示！　仲間たちはそれぞれの特技で被災地の困り事を解決し、復興へのエールを送るルフィのもとでの再会を誓うというストーリー。
現在仲間たちは、県内９市町村に分かれ、復興を後押ししています。
 

まず向かったのは、熊本県庁から車で約40分の場所にある大津町。
剣道が盛んな同町では、世界一の大剣豪を目指すゾロの銅像と出会えます。

★『麦わらの一味「ヒノ国」復興編』でのゾロの役割は…
子どもたちが稽古に励んだ武道場の被災をはじめ生活が一変した大津町には､「戦闘員」のゾロが駆け付けます。
剣道が盛んな土地柄を活かして、子どもたちと広場で剣の修行を重ね、地震に負けない町づくりを目指します。

ゾロ像があるのは、熊本市内から阿蘇方面へと向かう国道57号線から1本入った道沿いにある大津中央公園。
「ゾロ像」と書かれた大きな看板が目印です。
正面入口から入ると右手、芝生広場あたりに設置されています。
 

次は狙撃手・ウソップの像が待つ阿蘇駅へ。
ゾロ像がある大津町からは車で約30分、国道57号線沿いにあります。

★『麦わらの一味「ヒノ国」復興編』でのウソップの役割は…
住民の誇りである阿蘇の大草原が大きくいたんだ阿蘇市には、「狙撃手」のウソップが駆け付けます。
緑（自然）の力を操る道具で、草原の再生を手助けし、住民の誇りと笑顔を取り戻します。

阿蘇観光の起点駅として、毎日多くの人が利用する阿蘇駅。正面には阿蘇五岳の美しい景色が広がり、阿蘇グルメが味わえる道の駅も隣接しています。
ウソップ像が設置されているのは、阿蘇駅前のロータリー部分。JR阿蘇駅と書かれた看板（赤枠）のちょうど後ろあたりです。
 

続いては、知性と美しさを兼ね備えた考古学者・ロビンの像へ。

★『麦わらの一味「ヒノ国」復興編』でのロビンの役割は…
地震の被害や教訓を後世に伝承する震災ミュージアムの拠点整備が予定されている東海大学には、「考古学者」のロビンが駆け付けます。
南阿蘇村の「復興」が花開くよう、歴史の語り部として研究を重ね、記憶と教訓を語り継ぐ手助けを行います。

ウソップ像から車で約25分。南阿蘇村にある「熊本地震震災ミュージアム　KIOKU（きおく）」に到着です。
2016年に発生した熊本地震の記憶や経験、教訓を後世に伝えるために整備された施設で、ロビン像は敷地内にある震災遺構の一つ「旧東海大学阿蘇キャンパス」の前に設置されています。

案内板に従って丘の上へと歩いていくと…。
阿蘇の雄大な山々と、美しい花壇の花々に囲まれたロビン像の姿が…。
 

ロビン像から車で約25分。次は麦わらの一味の船「サウザンド・サニー号」を造った男、全身サイボーグの船大工・フランキーが待つ場所へ！

★『麦わらの一味「ヒノ国」復興編』でのフランキーの役割は…
通院・通学の足である南阿蘇鉄道が寸断された高森町には、「船大工」のフランキーが駆け付けます。
海列車を作った師匠トムのように、被災地域の希望となるべく、鉄道の発着駅で全線再開への金槌を鳴らします。

南阿蘇鉄道の始発・終着駅で、2023年4月に新駅舎が完成した高森駅。駅構内の芝生広場（右写真の赤枠部分）に、フランキーが設置されています。
高さは約2m60cm。かなり大きいので、駐車場からすぐにその姿が確認できます。
 

★ここもチェック
熊本地震で被災した南阿蘇鉄道の全線復旧を記念して運行されている「サニー号トレイン」。
麦わらの一味とともに大冒険を繰り広げる“サウザンド・サニー号”をモチーフにした列車で、ONE PIECEの世界観が味わえるとファンの間で話題になっています。
そんな「サニー号トレイン」の車両基地になっているのが、実は高森駅。運行がない日は高森駅に停泊しているそうなので、シャッターチャンス！　阿蘇山をバックに“フランキー像×サニー号トレイン”いうレアな１枚を撮影してみませんか。

しっかり者で、お金とお宝が大好き！
周遊の旅の最後を締めくくるのは、あらゆる天候を読む天才航海士・ナミの像です。

★『麦わらの一味「ヒノ国」復興編』でのナミの役割は…
集落単位で被害を受け、コミュニティの再建が課題である西原村には、「航海士」のナミが駆け付けます。
ココヤシ村での経験に重ねながら、被災した村のシンボルの風車と全集落の復興に応援の風を送り続けます。
 

フランキー像からは車で約30分、阿蘇くまもと空港からは15分。ナミ像が設置されている「萌の里」は、阿蘇外輪山の一部・俵山のふもとにある交流館で、とれたての新鮮野菜や特産品などを求め、毎日多くの観光客でに賑わうスポットです。
お目当ての像があるのは、物産館の左側。ナミ像と書かれた看板を目印に臨時駐車場に向かうと…
 

短期間で効率よく“麦わらの一味像”を周遊したい…。でも、車を運転できないし、公共交通機関だと時間がかかるし…。
そんな方にピッタリのバスツアーが登場しました。
その名も「ONE PIECE 麦わらの一味像ひとつなぎバスツアー」。
ファンにはたまらない専用のラッピングバスに乗って、麦わらの一味像を2日間（宿泊なし）で周遊するツアーで、オリジナル手ぬぐいやアクリルスタンドなど、参加者限定の特典も満載。両日とも熊本グルメが味わえる昼食付きです。

2日間参加でも、1日目、2日目のみの参加でもOK。参加希望の人はWEBで事前に申込ください。
詳細は特設サイトをチェック！
https://www.kyusanko.co.jp/tourism/tour/kt1a-000250/

★出発日
12月20日（土）・21日／1月10日（土）・11日（日）／2月14日（土）・15日（日）、2月23日（日）・24日（月・祝）／3月14日（土）・15日（日）

★料金
大人（中学生以上）※4歳以上～小学生は同額
両日（2日間、宿泊なし）／23000円
1日目のみ又は2日のみ／12000円
※宿泊付きプランもあり

≪熊本復興プロジェクト公式≫
ONE PIECE 麦わらの一味像ひとつなぎバスツアー【日帰りプラン・WEB予約限定】（九州産交ツーリズム）

 

熊本県では、熊本地震からの創造的復興を後押しするため、漫画「ONE PIECE」と連携し、「ONE PIECE熊本復興プロジェクト」を展開してきました。プロジェクト開始から10年という節目の年に、熊本県立美術館 本館1階で「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト 10年展」が開催されます。

コンセプトは「SHI-RU-SHI（しるし）」。漫画「ONE PIECE」23巻のラストに描かれる有名なシーンで表現される「仲間の印」をベースに、これまでの10年、「ONE PIECE」と熊本県が共に進めてきたプロジェクトの記録と成果を空間に記した、「プロジェクトの記」、「復興の印」などの思いが込められています。
コンテンツの力で災害からの創造的復興を後押ししてきたプロジェクトの10年の復興の軌跡を後世に残すとともに、全国・世界から寄せられた支援で力強く復興に向けて歩み、活気づく熊本の姿を感謝と共に発信。「ONE PIECE」と熊本県だからこそ実現できる、復興を共に喜び、分かち合う特別な企画展です。

期間は令和8年3月20日（金・祝）～5月24日（日）まで。入場無料です。
 

＜展示内容＞
●「麦わらの一味」の銅像の制作過程など、ここでしか見ることのできない展示
●「ONE PIECE」の名場面が復興のシーンと溶け合う特別なイメージシアター
熊本復興の軌跡を「見て、知って、体感する」特別な展示を展開

【期間】 令和8年3月20日（金・祝）～5月24日（日）（※予定）
※月曜休館、5月4日（月・祝）は開館、5月7日（木）は振替休館
【展示時間】10:00～17:00
【会場】 熊本県立美術館 本館1階（熊本市中央区二の丸2番）
【入場料】 無料（※混雑時は、入場を制限の場合あり）

★企画展の詳細や連動企画について随時告知予定。詳細は以下URLのサイトをチェック。
【10年展特設ページ】
https://op-kumamoto.com/op10y/