「ちょうどいい田舎旅」上益城エリアを2日で制覇しよう
熊本市に近いけど自然豊かな田舎っぽさがあり、かわいいカフェや一度は味わいたいグルメ、アクティビティなど、なんでも揃ってる上益城地域は「ちょうどいい田舎」。
ここにいけば間違いなしの上益城の定番スポットを紹介いたします。
阿蘇くまもと空港から出発
熊本の空の玄関口、阿蘇くまもと空港の新ターミナルが2023年3月にオープン。搭乗待合エリアが充実し、ファストトラベルを推進する最先端機器を導入するなど、利便性が向上しました。
到着ロビーにあるレンタカーカウンターで、車をレンタルして上益城の旅がスタート!
日本茶専門店Greentea.Labでランチ
御茶屋さんが営む「Greentea.Lab(グリーンティラボ)」は、InstagramなどのSNSでも話題のお店。座席の予約ができないため、電話でのお食事の取り置きをお勧めします
空港からも近いので、搭乗前にどこかで休憩したいときに立ち寄る人も多いのだとか。
土づくりからこだわり、用途に応じてブレンドし、それぞれの品種のポテンシャルを最大限に引き出したお茶づくりをしています。
熊本地震後、五感で感じるお茶をテーマに改築した店内はカウンター席やテーブル席、テラス席など充実しています。店内ではもちろん、茶葉やお茶を使った自社製品の販売もあります。濃い抹茶色が目を惹くお茶のドレッシング。飲む時間に併せてブレンドされたONEDAYセットも気になります。
注文は一度席に着いてから、カウンターにて行う前払い制です。
まず食事に合わせてお茶を3煎お楽しみいただけます。一杯目の食前茶は濃く色づいたお茶。だしのようなうまみやあまみを強く感じます。メインに向けて食欲が増すような期待感のあるお茶です。
食中茶は熱いお茶を氷で冷やして、にがみを感じるお茶。にがみのもとである緑茶カテキンは、脂肪の吸収を穏やかにさせ、血糖値を低く抑えてくれる効果があります。
お茶の粉末を練りこんだオリジナルの茶そばには、まず山椒や茶葉をブレンドした塩をかけていただきます。山椒のアクセントがたまらない、シンプルな美味しさにはまります。つけダレは菊陽町の香心ポークを使ったあっさり醤油味。茶葉の入った珍しい自家製の食べるラー油での味変もできます。
益城町産のベビーリーフと熊本県産のミニトマトには、茶葉をまるごと使用したお茶のドレッシングをかけて。
季節のおにぎりの味は週替わり。おにぎりに使用されている下陳米は、水のきれいな地域限定で有機肥料で育った特別栽培米です。この日はホタテやエビが入ったカレー味で食べ応えあるおにぎりでした。
食後の玄米茶にもおにぎりと同じ下陳米が使われています。生産者直営のお店だからこそ、食事とお茶がマッチしていて満足感があります。
スポット名 | Greentea.Lab (グリーンティラボ) |
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電話番号 | 096-286-5566 |
所在地 | 上益城郡益城町小谷47 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 火曜 |
公式HP | Greentea.Labの情報はこちらから |
山都町といったらここ!通潤橋
国指定重要文化財「通潤橋」は湧水などを利用した農業しかできなかった白糸台地に、低い位置にある川水を届けるために造られた水路橋です。橋の内部には農業用水路があり、約1854年の完成から現在まで使用されています。
農業用水路として使用される5月頃から7月頃以外の土日は、土砂を出す目的として豪快に放水する姿を見ることができます。
スポット名 | 通潤橋(つうじゅんきょう) |
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所在地 | 上益城郡山都町長原 |
山都町を散策~山都町観光文化交流館
山都町の観光文化の情報発信拠点である「山都町観光文化交流館」。
山都町三大祭である八朔祭の大造り物小屋を併設し、実際に使用された大造り物を通年見学することができます。八朔祭は9月初旬に開催され、毎年大造り物が制作されます。取材当日はその準備に向けて造り物の骨組みを見ることができました。
スポット名 | 山都町観光文化交流館(やまと文化の森) |
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電話番号 | 0967-72-9400 |
所在地 | 上益城郡山都町下市16 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 月曜(月曜が祝日・振替休日の場合は翌日)、年末年始 |
公式HP | 山都町観光文化交流館の情報はこちらから |
山都町を散策~小一領神社
1000年の歴史がある小一領神社は"こいちりょう"という読み方から"恋一路"に転じて、恋の成就神社として親しまれています。本殿に、たくさんのハートが隠れていると話題になりました。
通潤橋を造る際のモデルになった橋が小一領神社の境内にはあります。
本殿の周りにはハートマークが散りばめられています。恋愛成就の参拝方法を試して、境内の周りを一周して5つのハートマークを探してみましょう。
スポット名 | 小一領神社(こいちりょうじんじゃ) |
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電話番号 | 0967-72-2377 |
所在地 | 上益城郡山都町浜町251 |
公式HP | 小一領神社の情報はこちらから |
清和文楽館で人形浄瑠璃を見る
清和文楽は山都町清和地区で郷土芸能として受け継がれている人形浄瑠璃です。常設の専用劇場を持っているのは清和文楽だけ。九州で唯一の人形浄瑠璃が楽しめる場所です。
人形は1体につき、3人の遣い手によって操られます。三味線と太夫と人形が一つになる人形浄瑠璃は、人形が人間の役者以上に深く物語を演じる総合芸術です。
保存会のメンバーは農業を営みながら、定期公演や予約のときに仕事を中断して公演しています。定期公演は日曜日限定で、資料棟では人形のカラクリや人形の動きを再現したロボット人形の展示などを見学できます。
スポット名 | 清和文楽館 |
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電話番号 | 0967-82-3001 |
所在地 | 上益城郡御船町田代8405-24 |
営業時間 | 9:00〜16:30 |
定休日 | 火曜(祝日は開館)、年末年始 |
公式HP | 清和文楽館の情報はこちらから |
手ぶらでOK!星の森ヴィラで宿泊
吉無田高原緑の村は阿蘇外輪山の裾野に広がる標高600~700mの場所に位置しています。大自然の中にあるため、たぬきやきつねなどの動物たちとの遭遇もあるのだとか。
宿泊サイトは星の森ヴィラがあるゾーン、区画エリア、フリーキャンプ場、森林に囲まれたエリアの4タイプあります。手ぶらで身軽にキャンプを楽しみたい人から、ベテランのキャンパーまで様々なスタイルでキャンプを楽しめます。
車の乗り入れができるゆうすげの丘エリアでは、草原の向こうは有明海や天草の島々、天気のいい日は八代海や長崎・普賢岳までもが見えます。風が通るので、夏でも夜は涼しく過ごせるような気持ちの良い場所です。
Bサイトのどんぐりの丘エリアでは、電源付きサイトで車の乗り入れも可能。冷蔵庫や夏場はクーラーなどの設備が付いたグランピングの一棟貸しも行っています。
(左)Cエリアの森のテントエリアは3m×4mのウッドデッキがあるエリア。ノルディスクのテントの貸出もあり、一度使ってみたい方が利用されることもあるそう。
(右)Dサイトは区画のないフリーサイト。木々の中にテントを張ったり、自由にレイアウトできるからベテランキャンパーにも好評です。
吉無田高原緑の村の入口は17時になると門を閉めるため、女性のソロキャンパーでも安心。受付のセンターハウスKAZEでは管理者が24時間体制でいてくれるのも安心できますね。
星の森ヴィラには、テレビやユニットバスなどの設備が整っているので、手ぶらでキャンプ場に来てもOK。
別途料金でバーベキューセットを頼んで、夜は吉無田高原は星空観測にもぴったりの場所。夜空をながめて虫の声に耳を傾けるのもいいですね。
スポット名 | 吉無田高原緑の村 |
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電話番号 | 096-285-2210 |
所在地 | 上益城郡御船町田代8405-24 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 水曜(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
公式HP | 吉無田高原緑の森の情報はこちらから |
2日目の朝は御船の恐竜博物館
御船町は日本初となる肉食恐竜の化石が発見された場所。当時小学一年生の少年が露頭で一つの化石を発見したことから始まりました。その後多様な恐竜化石や、学術的にも貴重な化石が相次いで発見され、「恐竜の郷・御船町」として御船町恐竜博物館がオープンしました。
御船町恐竜博物館の見どころは入口から続く様々な恐竜の化石が大行進する展示物。小さな恐竜から頭から見上げると尻尾まで見えないような大型の恐竜が行進しているような圧巻の光景です。
ロボットの恐竜は本物を見たことはないけれどリアルさを感じます。
売店ではオリジナルグッズの販売もあり、Tシャツやサコッシュ、ポスターなどが人気なんだとか。ポスターの恐竜にはハートのモチーフがそれぞれ隠されています。ぜひ探してみて。
恐竜博物館から徒歩3分の御船町観光協会では、恐竜をモチーフにしたソフトクリームがいただけます。SNSで紹介したいくらい、かわいいソフトクリームです。
スポット名 | 御船町恐竜博物館 |
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電話番号 | 096-282-4051 |
所在地 | 上益城郡御船町大字御船995-6 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 水曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始 |
公式HP | 御船町恐竜博物館の情報はこちらから |
やな場で贅沢あゆランチ
「やな」とは川に竹等ですのこのように罠を張り、川の上流から泳いでくる魚を捕らえるという昔ながらの漁のことです。肥後藩主・細川忠利によって寛永10(1633)年にやな場は造られ、代々藩主が毎年鮎を楽しみに来ていました。
情緒豊かな茅葺き屋根の東屋で鮎の絶品料理をいただきましょう。
やな場コースでは鮎が4匹半ほど使われており、塩焼きや味噌焼き、刺身など様々な方法で鮎が味わえます。
やな場コース(4,400円)
鮎のお刺身、うるか、鮎の塩焼き、鮎の南蛮漬け、鮎の味噌焼き、鮎のお吸い物、
うなぎ、白飯、早川わんこソーメン、香物
皆さん食べて驚くのは鮎のお刺身。川魚特有の生臭さがないのに、ぷりぷりでうま味を強く感じます。
鮎の味噌焼きは甘めの味噌を使用しているので、子どもでも食べやすい味です。
「やな」は頑丈にできているので、大人が乗っても大丈夫。子どもが水遊びもできます。
鮎漁は6月~11月までで、6月から8月までに獲れる鮎は香高さが特徴。それ以降は脂がだんだんとのってくるのだとか。鮎漁が終わった冬には鍋の提供など甲佐町を楽しむ仕掛けもあるそうです。
スポット名 | 甲佐町やな場 |
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電話番号 | 096-234-0125 |
所在地 | 上益城郡甲佐町大字豊内19-1 |
営業時間 |
月曜~土曜/11:00~21:00 |
定休日 | 第1、第3火曜 |
公式HP | 甲佐町やな場の情報はこちらから |
甲佐町中心部を散策
おしゃれなお店が集まっている甲佐町中心部を散策。
コーヒーショップや雑貨店、築130年の古民家を改築した宿泊施設など見て回るだけでも楽しいお店がたくさんあります。
甲佐町中心部から車で約三分。次の目的地である浮島神社の途中にある高田精肉店では「にらメンコ」は、甲佐町の特産品にらを使ったメンチカツ。
黒毛和牛と国産豚、たっぷりとにらを使った「にらメンコ」は、じゅわっとした肉汁とにらの風味がしっかり感じれます。一度食べたらやみつきになること間違いなしです。
湖に浮かぶ浮島神社
長保3(1001)年に建立された浮島神社は、夫婦の神様を祀る湧水池の上に建つ神社です。
水の上に浮かんでいるように見え、早朝の朝霧漂う幻想的な風景が神秘的で有名になりました。
浮島神社には珍しいお守りがあります。「浮き」が転じて釣り道具のうきをモチーフにした浮き守りは、沈んでいる状態から“うきあがる”各種試験の合格守り・成績、実績があがるお守りです。神主がトライアスロンをしていたことがきっかけでできた自転車お守りは、デザインから神主がつくっており、自転車通学の学生やサイクリストにぴったり。
スポット名 | 浮島神社 |
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電話番号 | 096-237-1437 |
所在地 | 上益城郡嘉島町井寺2828 |
公式HP | 浮島神社の情報はこちらから |
リニューアルした阿蘇くまもと空港は、保安検査通過後の搭乗待合エリアには充実したショップとレストランがあり、熊本を発つ最後まで、熊本の魅力を満喫できます。
■阿蘇くまもと空港限定 グルメ&ギフト6選
歴史・文化の息遣いを感じたり、清らかな水で育った産品で舌鼓を打ち、広大な高原や満点の星を楽しめる魅力ある場所でした。
まだまだ上益城地域の魅力はいっぱいあります。上益城地域観光推進協議会のInstagramでは、写真映えする観光スポットやグルメ、イベント情報を発信しています。ぜひこちらをチェック。
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