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【阿蘇郡高森町】花き農家直送の花をドライフラワーに!

くまもっと編集部

阿蘇エリア 癒し インテリア

お手入れが簡単で色合いがオシャレ。飾るだけで空間を素敵に演出するドライフラワーの人気が年々高まっています。花き栽培が盛んな阿蘇郡高森町の野尻地域では、規格外などで出荷できない花をドライフラワーに加工し、地域の活性化につなげようという取り組みがスタートしました。早速、活動の中心を担うグループNOKaTs(のおかつ)さんに話を伺ってきました。
 

10年後、20年後を見据え、今できることを…

阿蘇外輪山の南側に位置する高森町。その中でも大分県や宮崎県との県境、標高約800mの高冷地にあるのが野尻地域です。冷涼な気候を活かした花き栽培が盛んで、現在14ある花農家さんが栽培する花は、トルコキョウやデルフィニウム、ゆり、ひまわりなど40種類以上。切り花だけで年間約50万本が集荷されています。

今回紹介するNOKaTs(のおかつ)は、この野尻地域で活躍するメンバーを中心に構成されたグループ。過疎や高齢化で衰退していく地域を盛り上げ、昔のように人が集まり笑顔があふれる場所にしたいと、昨年5月に発足。その第一弾として、不揃いだったり、茎が曲がっていたりで出荷できない花“リボーンフラワー”をドライフラワーに加工し、新たな命を吹き込む活動が始まりました。

 

写真はNOKaTsのメンバー。
当初は花農家で発起人でもある白石さんと田上さんを含む8人でスタートしたそうですが、今では奥様方や地域おこし協力隊の田中さんなど、専門知識を持つ人もメンバーに入り15名に! まずは“地域のファンを増やすこと”を目標に活動を続けています
★ちなみにNOKaTsとは、野尻地域と隣接する地域の頭文字+サスティナブルを掛け合わせたもの
 

農家さんから直接届く新鮮な花をドライフラワーに

ドライフラワーにする花は、週に2回、野尻地域の花農家さん(JA高森野尻花き部会のメンバー)がドライ庫まで持ち込みます。ラナンキュラスやトルコキョウなど種類も豊富。鮮度抜群の花をすぐに乾燥させるので、ドライにしても鮮明な色に仕上がるのが特徴です。

しかし、今のスタイルを確立するまでは大変だったそう。
NOKaTsの白石さんによると「ドライフラワーの加工はみんな初めて。温度調整や乾燥時間など、花ごとに全く異なるので、感覚を掴むのに苦労しました」と話します。 現在は、フキノトウや葉の花など、阿蘇の自然をまるごと取り入れたドライフラワーにも挑戦中。ユーカリやミモザなど、人気の花木も新たに栽培が始まったようで、こちらもまた楽しみですね。
 

ドライ庫として活躍しているのは、何とトラック(保冷車)の荷台。
20~30年前に、野菜の予備庫として地域で活用していたものを再利用
 

ドライ庫の管理は、地域おこし協力隊の田中さんが担当。愛媛県出身の彼女は、自給自足の生活に憧れて昨年7月に高森町に移住。その後すぐに農業サポーターとしてドライフラワー作りに携わることに!
もちろん彼女も、最初は試行錯誤の連続だったよう。「ドライにしたからと言って、お花の色がキレイに出る訳じゃなくて…。最近ようやく分かってきた気がします。まずは、出来ることから一歩ずつですね」、そう笑顔で話してくれました
 

(左)見てください、この色合い。茎の緑色も鮮やかに出ています
(右)茎が色々な方向に曲がっているのも、市場には出回らない“リボーンフラワー”ならではの魅力。味があって素敵
 

フキノトウや菜の花など、阿蘇の四季をまるごと感じられる野の草花もドライに!
 

ワークショップの開催やECサイトでの販売も!

活動を始めて約1年。地域を活性化させるため、さまざまな事にチャレンジし続けるNOKaTsですが、先月は「くまもと花とみどりの博覧会」にも出展。ドライフラワーの販売とワークショップを開催し、野尻地域を知ってもらう“きっかけづくり”ができたそう。
今のところ、野尻地域のドライフラワーを購入する手段は、不定期で開催されるマルシェとメールを通してのみですが、近々ECサイトも開設予定です。オープンしたらぜひ、お取り寄せしてみてくださいね。
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博覧会の会場で販売されていたドライフラワー(デルフィニウム)と、お花を使った作られた「花彩ドレッシング」など
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ワークショップで行われていたのは、色鮮やかなドライフラワーを使った「キャンバスフラワー」と「ミニリース」づくり。親子やカップル、友達同士など、色々な人が参加して、個性豊かな作品が出来上がっていました。楽しさいっぱいのワークショップですが、定期的に開催できるよう思案中だそう。今後の活躍に期待しています。
 

【取材協力】
NOKaTs(のおかつ)
■ドライフラワーの販売に関する問い合わせ
E-Mail    asodryflower@gmail.com

Instagram    https://www.instagram.com/nokats2021/





 

くまもっと編集部

熊本をあいしてやまない「くまもっと編集部」。必見の熊本定番スポットから知る人ぞ知るこだわりの情報まで何でも知ってるモン。

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