県南エリアで海鮮三昧! わざわざ行きたい人気店3選
九州西部の内海・不知火海(八代海)に面した、水俣市・芦北町・津奈木町。入り江が複雑に入り組んだリアス式海岸の漁港が多くあり、毎日、様々な種類の海の幸が水揚げされています。なかでも、不知火海を代表する「アシアカエビ」や「太刀魚」は希少価値が高く、現地でしか堪能できないことも! そこで今回は、エリア内で絶品海鮮を提供してくれるお店をご紹介。あまりの美味しさに、箸が止まらなくなること間違いなしですよ。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、熊本県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。
“追いしらす”ができる、水俣産しらす飯! 貝汁味処「南里」
水俣市から鹿児島県出水市へと向かう、国道3号線沿いにある「貝汁味処 南里」。
その立地の良さから、もともとはドライブインだった店舗を平成13年に食堂としてリニューアル。トラックの運転手や県外からのお客さんの間で“貝汁が美味しい店”と評判になり、今では待ち時間ができるほどの人気店になっています。創業当時から変わらぬ看板メニュー「貝汁(白みそベース)」のほか、水俣産しらすがたっぷり入った「しらす飯」、地鶏・鮭・あさりから選べる「わっぱめし」「セイロ蒸し」「カキフライ」などメニューも豊富。ミシュランガイド熊本2018にも選ばれていて、味もお墨付きです。
南里でぜひ味わって欲しいのが、コチラのしらす飯。
見てください、この白さ! 採れたてを釜揚げしてあるので、濁りがなく、美しいですよね。漁師さんと試行錯誤しながらメニューを開発したそうで、口に含んだ時の“ふわふわ”食感がたまりません
写真は「漁師SHIRASU飯」1400円(※セットのお吸い物を貝汁に変更したパターン)。
最初は特製タレをかけて、次に温泉卵をのせて、最後に薬味をかけて…。“食べ方3ヵ条”のレシピを参考にしながら、食べ進めるのが通!
さらに、ご飯は何度でもおかわり自由で、セットには最初から追いしらすが付いてくる、という嬉しいサービスも
(左)好きな薬味をチョイスして、自分だけのオリジナルが作れるのもありがたい
(右)店主イチオシの食べ方は、マヨネーズイン! ツナマヨのような感じでこれが意外といけます
収容人数は約100名。テーブルや掘りごたつ席だけでなく、団体でもゆっくりと寛げる座敷席も用意されています
※今回ご紹介した“漁師SHIRASU飯セット”は、オンラインショップで購入も可能
スポット名 | 貝汁味処 南里 |
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住所 | 水俣市袋847 |
電話番号 | 0966-62-4200 |
営業時間 | 10:00~14:00、17:00~20:00(各30分前OS) ※感染症対策のため、通常とは営業時間が異なります。 詳細は直接店舗へお問い合わせを |
定休日 | 木曜夜、不定休 |
駐車場 | あり |
関連リンク | 南里のホームページはこちら(外部リンク) |
希少な“アシアカエビ”を食すならココ! 「芦北うたせ直売食堂 えび庵」
海の貴婦人とも称され、今でも芦北町に伝わる伝統漁法“うたせ船”。「えび庵」は、その発着所のすぐそばにある、浜の母ちゃんたちが営む食堂です。今から約5年前、“不知火海で採れる魚介の美味しさを沢山の人に知ってもらい、地域を活性化させたい”、そんな思いからスタートしました。
営業時間は11時~15時のたったの4時間。それでも週末ともなると、地元漁師さんから直接届く“新鮮な魚介”を求め、1日約130人近くが来店するそうです。魚介はすべて“不知火海産・天然もの”を提供すること。そのこだわりが、お客さんを笑顔にしています。
一番人気の「天然・足赤えび天丼」。プリップリのアシアカエビ(大きさによって2~3尾)と、地元で採れた野菜の天ぷら、みそ汁が付いて2000円。えびでダシを取った特製つゆをかけて頂きます。
横からのアングルがこちら。
まさに、反り立つ“アシアカエビ”
尻尾まで身がしっかり詰まっているのも、アシアカエビの特徴。地元・芦北産のお米とも良く合います
こちらは「天然・足赤えびフライ重」に、どーんと乗った“アシアカエビ”。
大きすぎて、お箸で持ち上げるのも一苦労(笑)
芦北のブランド魚“田浦銀太刀”を使った「太刀魚丼」1200円。
約30㎝のタチウオが半身まるごと使われているそうで、コスパ最強! ボリュームも言うことなしです
(左)解放感あふれる店内では、不知火海で水揚げされた海産物・加工品なども販売
(右)創業当時から厨房に立っている、オーナーの遠山さん。ご主人は漁師で、お店ではご主人が捕った魚も味わうことができます
※アシアカエビのシーズンは例年11月~3月頃まで。しかし今年はアシアカエビが不漁のため、同じ不知火海で採れる“スエビ”と併用して、数量限定で提供する場合があるそう。予めご了承ください
スポット名 | 芦北うたせ直売食堂 えび庵 |
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住所 | 葦北郡芦北町計石2963-11 |
電話番号 | 0966-83-8888 |
営業時間 | 11:00~15:00(OS14:00) |
定休日 | 水木曜、年末年始 |
駐車場 | あり |
関連リンク | えび庵のホームページはこちら(外部リンク) |
ロケーション抜群の洋風カキ小屋 「つなぎオイスターバル」
不知火海を見下ろす絶好のロケーションで、BBQスタイルのカキが楽しめる「つなぎオイスターバル」。廃校になった小学校の跡地を利用して、津奈木漁協が5年前から土日・祝日のみ、期間限定で営業している洋風のカキ小屋です。こちらで味わえるカキは、不知火海・津奈木産のもので、小振りながらも旨味がギュッと凝縮されているのが特徴。濃厚でクリーミーな味わいに、一度食べたら“ヤミツキ”になる人も多く、シーズン中、3~4回来店する人もいるほどです。メニューには、アシアカエビや活ひおうぎ貝、地酒など、この場所でしか味わえないものも多数! 車は必須ですが、わざわざ足を運びたくなる要素がたくさん詰まっています。
新鮮なカキが味わえるのも、漁協直営だからこそ。カキは1キロ1500円で、より美味しく、安全に食べていただけるよう、前日に水揚げをし、24時間殺菌消毒して提供されています
旨味を閉じ込めながら、じっくり焼き上げる炭火焼き。そのままでも十分に美味しいのですが、オリジナルで調合されている3種類の欧風薬味をトッピングするのもオススメ。
左から、ガーリックバター、チリトマト、焦がし醤油バター
肉厚でプリップリ!
食べた瞬間、カキのエキスが口の中にじゅわーっと広がっていきます。ん-、幸せ!!
(左)燻製牡蠣アヒージョ(900円)。オリーブオイルには、カキのエキスがたっぷり染み込んでいて、カキ好きにはたまらない一品。地元産野菜と一緒に
(右上)パンの上にカキをのせて頂くのも、最高の贅沢…
(右下)オール熊本産の食材で作ったバジルソース(880円)とアヒージョ(1080円)は、テイクアウトOK。オリジナルのオイスターナイフを購入すると、次回来店時にカキ2個サービスの特典も!
アシアカエビや活ひおうぎ貝なども、ぜひ味わってみるべし。1尾、1個から注文可能
不知火海が一望できるテント内。昔、小学校だった頃に使われていた椅子もそのまま残っていて、何となく懐かしさを感じます
スポット名 | つなぎオイスターバル |
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住所 | 葦北郡津奈木町福浜3503 |
電話番号 | 0966-78-2015 (※事前予約制) |
営業時間 | 土日・祝日の10:00~16:00 |
期間 | ~2022年4月30日まで |
駐車場 | あり |
関連リンク | つなぎオイスターバルのFacebookはこちら(外部リンク) |
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