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パンフレット

旅のおすすめ記事最新トレンドから絶対外せない王道まで!熊本の楽しみ方をご紹介します

熊本市で出会う、湧水と庭園のある景色

中川千代美

熊本市エリア 自然 水源 家族連れ 散歩 公園
小道の画像

地下水が豊富に湧き、「水の都」とも称される熊本市。「金峰山湧水群」が含まれる西区エリアには、湧水を生かして風光明媚な庭園を整えたスポットがあります。水と緑の気配に身をひたしながらゆっくり散策したい、隠れた名スポットをご紹介します。

  • くまもと水の迎賓館 お手水の森
  • 釣耕園
  • 叢桂園


※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、熊本県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。
 

 

森林浴気分で散策。湧水で育ったます釣りと絶品ます料理も

くまもと水の迎賓館 お手水の森(旧 柿原養ます場)

熊本市街地からわずか15分で着く、森の中の湧水スポット「お手水の森」。前身の「柿原養ます場」時代から合わせて60年以上の歴史を持つ場所です。約3,000坪もの広さを持つ敷地内には「お手水(ちょうず)の御滝」という湧水がこんこんと湧き、森に包まれた広い庭園に注がれています。珍しいメタセコイアの並木道や「白龍の大池」、鯉の池など、自然豊かで美しい庭園をぐるりと散策するだけでも森林浴気分で気持ちよく、心洗われます。さらに、ミネラルたっぷりの湧水で育ったニジマスを釣れる釣り堀や、新鮮で臭みのないマス料理を楽しむことができます。夏季には湧水で楽しむソーメン流しも人気です。

深い森と湧水の画像
熊本市街地から15分とは思えない、深い森と湧水に包まれた場所
桜池の画像
取材時は桜の時期で、水面が桜池になっていました。秋は紅葉の名所でもあります
お手水の画像
崖を伝うように湧水が落ちる「お手水」は、平成の名水百選「金峰山湧水群」の1つ。神武天皇の皇孫・健磐龍命がここで手水を使ったことが由来とされています。また、加藤清正公もこの水を好み、たびたび足を運んだといわれています
白龍の大池の画像
お手水から注ぐ豊富な湧水の池「白龍の大池」には、カワセミ、ヤマセミなどの姿も
生きた化石の画像
「生きた化石」といわれるメタセコイア並木
釣り堀の画像
湧水で育ったニジマスを釣ることができる屋根付きの釣り堀は、子どもでも簡単に釣ることができます。竿貸出1本300円、釣れたニジマスは、100g 280円で購入(1匹380円程度)。もしくは塩焼きや天ぷらにして食べることもできます
ニジマス料理の画像
お食事処で楽しめるニジマス料理。写真は「松定食」2,250円(税込)。ニジマスの天ぷらや塩焼きに加えて、新鮮だからこそ楽しめるニジマスの刺身も人気!臭みが全くないので、魚が苦手な子どもでもパクパク食べるのだとか
ニジマスドッグの画像
注文を受けてから揚げられるホクホクのニジマスフライを挟んだ「ニジマスドッグ」480円(税込)。たっぷり野菜とタルタルソースとの相性抜群なテークアウトメニュー
食事処の画像
食事処は全室個室。美しい庭園を見ながら食事を楽しむことができます。テラス席や野外テーブル席、大広間もあり、気持ちの良い場所です
スポット情報(2021年6月25日現在)
スポット名 くまもと水の迎賓館 お手水の森(旧 柿原養ます場)
住所 熊本県熊本市西区花園7-1626
電話番号 096-352-9609
営業時間 11:00~17:00 ※土・日曜、祝日は10:30から ※夜は17:00~21:00(当日16:00までに要予約)
休み 火曜
駐車場 約20台
ホームページ くまもと水の迎賓館 お手水の森のホームページはこちら(外部リンク)

細川家の別荘に造営された、風情ある庭園

釣耕園(ちょうこうえん)

熊本市西区の島崎(しまさき)にある庭園。江戸時代の中頃、肥後細川家五代目当主・綱利(つなとし)がつくった「お茶屋」と呼ばれる別荘の1つです。現在は所有者の厚意で一般に開放されています。「釣耕園」という名前は、熊本藩の中老で漢詩人の米田波門が、その景観を「雲を耕し月を釣る(釣月耕雲)」と詩に詠じたことから名付けられたもの。飛び石を置いた池の周りに山渓を取り入れた庭園が広がります。庭の中で曲水を描く湧水は、平成の名水百選「金峰山湧水群」に選ばれています。そよそよと流れる清水の音が聞こえるほどの静寂の中で、木々や苔のおりなす風情ある景色に心癒やされるスポットです。

静かな場所の画像
周囲と切り離されたかのような静かな場所
主屋の画像
庭園の中央にある建物は、昭和前半に建てられたという主屋
飛び石のある広い池の画像
庭園の中央にある、飛び石のある広い池
小川の画像
湧水が庭の中を小川となって流れています
広い庭園の画像
どこを見てもフォトジェニックな画像
苔むした風情ある景色は、どこを見てもフォトジェニック
スポット情報(2021年6月25日現在)
スポット名 釣耕園(ちょうこうえん)
住所 熊本市西区島崎5丁目
問い合わせ 熊本市文化財課 TEL 096-328-2740
料金 無料
駐車場 あり
ホームページ 釣耕園(ちょうこうえん)のホームページはこちら(外部リンク)

かつて多くの文人墨人が訪れたという名園

叢桂園(そうけいえん)

「釣耕園」に隣接する、熊本藩の医学校再春館の師役・村井家の別荘跡。医学校開設を藩主に勧めたという初代師役・見朴の長男琴山(医師)が庭を造ったと伝えられています。庭園には「釣耕園」から湧水が引き込まれており、小川が曲線を描いて流れています。この名園の風情を求め、頼山陽はじめ多くの文人墨客が訪れたそうです。ゆったり広い敷地の中、湧水の小川や池、そしてたくさんの木々や草花や石が佇む静寂の景色の中を歩いて回るだけでも、心が豊かになる場所。夏はホタル、秋は紅葉の名所でもあります。

江戸時代の庭園の雰囲気の画像
江戸時代の庭園の雰囲気を残しています
小川の画像
湧水の画像
園内を流れる美しい湧水の清水
庭園の画像
かつては茶室があり、窓から見える景色に趣向が凝らされていたそう
石畳の歩道の画像
釣耕園へと続く石畳の歩道もフォトジェニックスポット
門の画像
駐車場からこの門をくぐり、庭園へと入ることができます
スポット情報(2021年6月25日現在)
スポット名 叢桂園(そうけいえん)
住所 熊本市西区島崎5丁目
問い合わせ 熊本市文化財課 TEL 096-328-2740
料金 無料
駐車場 あり
ホームページ 叢桂園(そうけいえん))のホームページはこちら(外部リンク)

歴史を感じさせる庭園の景色や、その中を流れ続ける湧水を眺めていると、時の流れをゆっくり感じることができました。穴場的スポットもあるので、ぜひ散策に足を伸ばしてみてくださいね!

※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、直接店舗に営業時間をご確認ください。
 

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中川千代美

長崎生まれ、熊本在住。地方出版社に勤めたのち、「チヨミ編集事務所」として独立。地域の子育て情報誌や生活情報紙をはじめ、幅広いジャンルの編集・ライティング・企画を手がける。食欲・物欲・お出かけ欲・温泉欲・ビール欲が赴くままに熊本・九州を駆け回る日々。趣味は二胡。

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