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パンフレット

旅のおすすめ記事最新トレンドから絶対外せない王道まで!熊本の楽しみ方をご紹介します

手を合わせることで安らぐ心。お気に入りの神社を見つけに出かけよう!

今村ゆきこ

県央エリア 歴史・文化 神社

※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、熊本県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。

日本の歴史、私たちの生活と、切っても切り離せない存在でもある「神社」。どうしても「信仰心」と聞くと、参拝のマナーを守らなきゃ、気軽に行くところじゃないでしょ……と敬遠がちに。ところが、「粟嶋神社」「浮島神社」の宮司さんに尋ねると、「そんなことはないんですよ」と一言。さあ、肩の力を抜いて、神社巡りを楽しんでください。

  • 粟嶋神社(宇土市)
  • 浮島神社(上益城郡嘉島町)

小さな鳥居をくぐってご利益ゲット!「粟嶋神社」は笑顔の花が咲く場所

寛永10(1633)年に建立した「粟嶋神社」は、医療・医薬の神様として県内外問わず、多くの人々が参拝に訪れる神社です。神社の代名詞ともいえる「日本一小さな鳥居」が奉納されたのは、1814年のこと。重い病に苦しんだ方が、健康を願い、熱心に神社にお参りに来たところ、奇跡的に完治したため、感謝の気持ちを込めて奉納したと言われています。
当時は、農作業で体を痛めても、病に苦しんでも、薬もろくにない時代。この鳥居をくぐると腰が伸び、足腰の痛みが和らぐという効用が見られたことから、人々は願い事を込めて小さな鳥居をくぐるようになったと言われています。
その後も、鳥居の奉納が続き、大病を克服したという方からは黄金の鳥居が。サイズが大きめの方からはちょっと大きめの鳥居が…と、境内のあちらこちらに小さな鳥居があります。お参りをしたり、くぐったり、写真を撮ったり。「バチが当たらないの?」。そんなことはありません。感謝の気持ちを持ちながら楽しめば大丈夫。ここは、楽しみながら参拝ができる、笑顔が生まれる神社です。

田園と住宅に囲まれた「粟嶋神社」。
高さ10m・幅12mの大きな鳥居が出迎えてくれます。
宮司の本田修さん。「信仰の形態は様々です。作法にこだわるよりも、手を合わせて健康と幸せを祈り、神様に誓うことが大事。その誓いを心に持ち、自分で考え、自分で動いていきましょう」。
まずは手水の後、ご挨拶を。それから小さな鳥居にチャレンジです(手水はコロナ禍はアルコール消毒で代用しています)。
1814年に奉納された小さな鳥居。さすがに、これにはくぐれないのでお参りを。
手前がちょっと大きめな小さな鳥居。
「北亜米利加合象国……」と記された石塔は、北アメリカ南カリフォルニアの日本人夫妻から奉納されたもの。スペイン風邪が大流行した大正7年に、健康を願う想いが海を越えて訪れた、歴史を物語る石塔です。
絵馬にも小さな鳥居が。
スタンダードなものからユニークなものまで、おみくじも色々あるので、悩みます。
スポット情報(2021年5月28日現在)
スポット名

粟嶋神社

住所 熊本県宇土市新開町557
営業時間 参拝は24時間、社務所8:00〜17:00
休み 無休
駐車場 100台
関連リンク 粟嶋神社」のホームページはこちら(外部リンク)

池に浮かぶように建ち、幻想的な景色に出会える「浮島神社」

日本で初めて結婚式を挙げたと言い伝えられている「いざなぎ・いざなみ」の夫婦神を祀る、長保3(1001)年創建の「浮島神社」。夫婦神を祀ることから「安産の神」と崇められ、多くの妊婦さん、無事に生まれた報告に訪れる親子など、子ども達の幸せを願って訪れる人々が多い神社です。

 面積7,000坪の境内は、池に浮いているように見えることからも「浮島さん」と愛称で呼ばれ、地域の氏神様として大事にされてきました。近年は、冬の朝には池からの蒸気霧と神社が幻想的な景色を魅せるとあって、アマチュアカメラマンがこぞって集まるフォトスポットとしても有名です。

 池には野鳥が多く訪れ、ゆらゆらと浮かんでいる姿は、いつまでもボーーーっと眺めていたくなる、癒しの景色。毎日通っている井王浄湖(きよこ)さんですら、「私もつい見入ってしまうんです」と話すほど。お参りをした後は、ベンチでしばらく休んで帰る人も多いというのも納得です。

42代宮司・井王敏靖さんと娘さんの浄湖(きよこ)さん。「気持ちが不安な時や定期的な近況報告をしに訪れてみるなど、自分への問いかけの場所として神社を捉えていただけると、自然と足が向くと思いますよ」
これまで水害で陸の孤島になることはあっても、建物に被害があることはなかったそうです。
平成4年に建て直した拝殿と本殿。車椅子でも参拝しやすいようにスロープが設けられています。
天井に描かれた草木や動物など。
新しく書き加えた天井絵は、子ども達に大人気!
「浮島神社」から連想して生まれた「うき」のお守り。
絵馬にも「うき」が。境内からの釣りはご遠慮ください(笑)。
おみくじを結んで、ベンチでゆっくり。目の前に広がる湧水に満ちた池は、底が見えるほど綺麗です。
何かの祈願?と思いきや、参拝客の間で密かに流行っているという「ロックバランシング」。
スポット情報(2021年5月28日現在)
スポット名 浮島神社
住所 熊本県上益城郡嘉島町井寺2828
電話番号 096-237-1437
営業時間 参拝は24時間、社務所9:00〜17:00
休み 無休
駐車場 20台
関連リンク 浮島神社」のホームページはこちら(外部リンク)

敷居が高いと思っていた神社ですが、宮司さん達のお話を聞くと一変! 私たちの言葉に耳を傾けてくれている存在だとわかり、ちょっとお話をしに立ち寄ってみようかな、と考えるように。「有言実行」。神様との約束を守る気持ちで、日々の生活を見直してみるのはいかがですか。

※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、直接店舗に営業時間をご確認ください。
 

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今村ゆきこ

熊本生まれ、熊本育ち。地元タウン誌「タンクマ・モコス」を経て独立。熊本愛強めで、熊本のあれこれを紹介しているフリーランスのライター&エディター。熊本第一号の温泉ソムリエ&温泉ソムリエアンバサダーとして「くまもっと湯美人」を監修するなど、温泉愛もかなり強め。いつでも温泉に入られるように、取材の有無に関わらず、手ぬぐい片手に、熊本県内を東奔西走する日々を送る。

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