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パンフレット

旅のおすすめ記事最新トレンドから絶対外せない王道まで!熊本の楽しみ方をご紹介します

3人の匠が誘う“アートのまち” 陶芸体験ができる窯元3選

緒方綾香(ご当地ライター)

県央エリア 歴史・文化 体験・アクティビティ 伝統工芸品 陶芸 陶芸体験

NHK連続テレビ小説「スカーレット」でも話題になっている“陶芸の世界”。 今回は、芸術と文化の町「御船町」にある3つの窯元をご紹介します。ここ御船町は、富田至誠(洋画家)や浜田知明(版画家)、田中憲一(洋画家)、井出宣通(洋画家)といった世界的に著名な芸術家ゆかりの地。まさに熊本が誇る“アートのまち”です。個性豊かな“3人の匠たち”が都会の喧騒を忘れて過ごす「オトナ時間」をご提案。アートな世界を愉しんでみませんか?

  • 蜩窯
  • 一道窯
  • 御船窯

蜩窯

阿蘇山麓、四季折々の表情が美しい吉無田高原。高原の奥に佇む「蜩窯」は、県外から足運ぶファンも多い“癒しの隠れ家”。「一日陶芸体験教室」も楽しむことができる陶芸家渡辺ヒデカズさんの工房は、緑に囲まれ、穏やかな光が差し込むアート空間。「結婚式での両親へのギフトや、想い出の品を作る方も多い」という陶芸体験では、ランプや時計も作ることができるそうで、使用する粘土はたっぷり2kg!カップだと6〜7個も制作可能。創作意欲が掻き立てられる自然環境だから、自由な発想で作陶に没頭できるのも蜩窯の魅力。

蜩窯ギャラリーの写真

普段使いの器や花器、ランプなど温もりある渡辺さんの作品が揃う展示販売ギャラリー。柔らかな彩色が特長の器たちが並べられ、まるで小さな美術館のような雰囲気。

蜩窯内観の写真

吉無田高原から車で5分、非日常な時間が流れる古民家造りのギャラリー&カフェ。渡辺さんの息子さんご夫妻が営む併設のカフェでは、厳選食材を活かした石窯ピッツァが人気!休日は売り切れ必至、予約での来店がおすすめ。

蜩窯作家の写真

一見してちょっぴり強面風の渡辺さんだが、気さくな熊本弁で親しみやすい印象。「作りたい作品のイメージを叶えられるように」と楽しいレッスンを開いてくれる。

スポット情報(2020年1月23日現在)
スポット名 蜩窯
住所 熊本県上益城郡御船町田代8405-375
電話番号 096-285-2426
営業時間 11:00〜18:00
休日 木曜
体験料 5,000円(粘土代2kg・焼成代込み ※目安:カップだと6〜7個)
※2名以上・3日前までの要予約
※制作した作品は工房にて焼成後、現地引き取りまたは宅配便(着払い)にてお届け・完成まで2ヶ月程度
カード 不可
駐車場 あり
関連リンク 蜩窯のホームページはこちら(外部リンク)

一道窯

柔らかな白い作風で知られる陶芸家・高田一道さん。粉引き・三島手・刷毛目の「3つの技法」を使い分け、白い化粧土の掛け方によって表情の異なる「白い器」を生み出す。シンプルながら存在感のある作品ばかり。自然豊かな落ち着いた地にある高田さんの工房「一道窯」では、オリジナルの湯のみや茶碗を手がけることができる。作りたい器を決めたら高田さんのアドバイスのもと、土を捏ねて“手回しろくろ”を使って作陶。ペア・グループでの体験歓迎、最大10名程度OK。旅の思い出づくりに訪れる体験者も多いそう。

一道窯作品の写真

食卓で使いやすく、暖かみある器にこだわった作品たち。「例えば、コップは器の口当たりで味にも変化が出る」と高田さん。使い心地にも作り手の想いが込められており、優しげな印象が特長。

一道窯三島手印花の写真

繊細な柄が施された“三島手”も高田さんの代表作。その模様を彫る「印花」でスタンプのように素地の表面に凹凸をつけていくそう。多様な印花を組み合わせ、唯一無二の作品を創る。

一道窯作家の写真

医療施設などでも陶芸教室講師も務める高田さん。穏やかな人柄と、細やかな手ほどきで生徒さんの信頼も厚い。未経験の方でも気軽に訪ねてみて。

スポット情報(2020年1月23日現在)
スポット名 一道窯
住所 熊本県上益城郡御船町高木1748
電話番号 096-282-0578/090-2580-8858
営業時間 10:00〜17:00
休日 不定休
体験料 2,500円(土代・焼成代込み ※目安:湯のみ1個程度)
※3日前までの要予約
※制作した作品は工房にて焼成後、現地引き取りまたは宅配便(着払い)にてお届け・完成まで1ヶ月半程度
カード 不可
駐車場 あり

御船窯

御船町中心部から車で10分、御船川と緑川に挟まれた静かな山の中にある「御船窯」。 白壁造りのギャラリーには兄弟2人の作家さんの作品が並び、青磁・焼締め・陶人形など多彩な創作を愉しむことができる。
“手回しろくろ”を使った陶芸体験の指導にあたるのは陶芸家・津金日人詩さん。丁寧なレクチャーが評判で、「作品づくりは初めて」「子どもに陶芸体験をさせたい」というゲストも安心。定期的に作陶に訪れるファンも多いそう。四季の移ろいを感じる趣ある工房で、思い思いの作品づくりを満喫してみて。

御船窯作品の写真

津金日人詩さんの作品は、土本来の風合いが際立つ“焼締め”をはじめ、粉引や釉薬など変化に富んだ技法により表現される。ギャラリー裏には薪を燃料に使う“穴窯”があり、焼成の工程では約5日間にわたって火を焚き続けるそう。熊本地震で崩壊するも自ら再建、復旧させた。

御船窯体験風景の写真

講師を務める津金さん(写真・右)。地元観光協会理事も務める津金さんは「陶芸をきっかけに御船町に足を運んでもらい、地域全体を楽しんでほしい」と御船町の魅力も案内してくれた。

御船窯内観の写真

大きな梁のある古民家を活用したギャラリー。兄弟それぞれの特長ある作品は見応えがあり、森で摘んできたという四季の草花が空間を彩っている。普段使いの器も展示され、「気軽に鑑賞してほしい」と風情たっぷりの雰囲気でゲストを出迎える。

スポット情報(2020年1月23日現在)
スポット名 陶苑 御船窯
住所 熊本県上益城郡御船町御船254-2
電話番号 096-282-6783
営業時間 9:00〜18:00
休日 不定休
体験料 教室料(約1時間・焼成代込み)1,000円・別途粘土代100g300円(目安:約400gでマグカップ1個)
※1名からOK・前日までの要予約
※制作した作品は工房にて焼成後、現地引き取りまたは宅配便(着払い)にてお届け・完成まで1ヶ月半〜2ヶ月程度
カード 不可
駐車場 あり


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緒方綾香(ご当地ライター)

熊本県菊池市出身。関西の出版社にて編集及び営業に携わったのち、家族で帰郷。自然と文化、歴史溢れる恐竜の郷「御船町」で子育て奮闘中の1児の母です。休日の楽しみは、娘との温泉巡り。そして「ご当地ライター養成プロジェクト」の一期生でもあり、今後はご当地ライターとして、熊本の様々な魅力をローカル視点で発信していきます。

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