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天草市立御所浦「恐竜の島博物館」がリニューアルオープン!

約1億年前の地層から、数多くの恐竜の化石が発掘されている天草市御所浦島。“かつて恐竜の楽園だった”と言われるこの島の資料館が3月20日、「恐竜の島博物館」としてリニューアルオープンしました。“天草1億年の大地の記録が学べる”をコンセプトにした博物館の見どころをお伝えします!!
 

「恐竜の島博物館」があるのは、大小18の島々からなる天草市御所浦町の御所浦島。日本最大級の肉食恐竜の歯が発見された高さ200mの「白亜紀の壁」や化石だらけの海岸など、地学的に貴重な景観が多数点在する島全体が博物館のような場所です。
天草本土からの交通手段は、定期船や貸切の海上タクシー。御所浦港で下船すると、すぐ目の前にある3階建ての建物が今回リニューアルした博物館です。
 

(左)館内は1、2階が常設展示室、3階が展望デッキとコミュニティーセンターという造り。受付とミュージアムショップは1階にあります
(右)入口では実物大の恐竜の足跡がお出迎え! 実はこれ、御所浦にある無人島・弁天島で発見された約1億年前の肉食恐竜の足跡がベースになっていて、大きさは何と38㎝。5m前後の恐竜と推測されるとか
 

1階~地球誕生から恐竜時代(白亜紀の天草、世界の化石)~

まずは1階の常設展示からご紹介。同博物館には、地元・天草で発掘されたものをメインに、約2000点の化石や標本が展示されていますが、その中でも地球誕生から恐竜時代までの足跡をたどっていくのがこのエリアです。
プロローグには、約27億年前の石(日本最古の石)も展示されています 
 

(左)白亜紀(多種多様の恐竜が多く出現した時代)の化石や標本が並ぶエリア
(右)展示ケースの中には、国内最大級の獣脚類(全長10m以上)の歯や竜脚類(全長約15m)の助骨など、天草で見つかった約1億~7200年前までの化石がズラリ。ちなみに空白のスペースには、2014年に苓北町で発見された日本初のティラノサウルス科の下顎骨化石が展示される予定(現在は常設展示室内の別の場所で公開中)
 

こちらは天草で見つかった海の生き物の化石たち。巻貝や二枚貝など種類も様々で、1点1点に発見場所や時代が記載されているので分かりやすい
 

恐竜を間近に感じる、大迫力の骨格展示

1階の吹き抜けスペースには、大型恐竜の等身大の骨格(レプリカ)が展示され、思わず歓声を上げてしまうほどのダイナミックな空間が広がっています。
ティラノザウルスの中でも国内で数ヵ所でしか見れないもの(13m)や、俊足の獣脚類・ストルティオミムスなど、どれも迫力満点。子どもはもちろん、大人もワクワクすること間違いなし
 

恐竜時代にタイムスリップしたような感覚になってしまう程リアル。骨格標本だけでも14体が揃っていて、なかには全長26mというビッグサイズのディプロドクスの姿も! 
 

2階からは骨格の展示スペース全体が見渡せます。海を泳いでいた首長竜もこんなに大きかったんですね!!
 

(左)入口で迎えてくれた恐竜の足跡の実物がこちら。よーく見ると、4本の指のうち3本の指の跡がはっきりと残っています(写真は手のシルエットで足跡を示しています)
(右)白亜紀末の最大級の角竜・トリケラトプスのレプリカ。顔だけなのに圧巻の迫力
 

「触れる展示」が多いのも同博物館ならでは。
(左)アメリカで見つかったステゴサウルスの一種(大腿骨)。本物の化石に触れながら色や形、質感などを確かめてみて
(右)アマクサゴショウラムカシウオの実物大模型。パズル感覚で組み合わせながら化石の形について学べます
 

ガラス越しに作業の様子が見れる「化石クリーニング室」。恐竜や貝などの化石を石から削り出す作業を行っています
 

2階~新生代から現代の天草~

2階では国内最古の大型哺乳類がいた約4900年前から現代まで、地層や化石、パネル展示などを通して学べるようになっています
 

(左)東シナ海(天草灘)や八代海など、天草を取り囲む海に生息するさまざまな生物などを展示
(右)天草の海をテーマにした映像は約7~9分程度。タッチパネルで項目を選んで視聴可能
 

天草に生息する生き物のはく製がズラリと並び、独特の世界観が広がるエリア。ミナミバンドウイルカや色鮮やかなヒオウギ貝、アカウミガメなど、特色ある生物が多数
 

「愛らしい恐竜?」と思いきや、実は国内最古の大型哺乳類として知られるコリフォドン類。御所浦町牧島の海岸から、下あごと歯などの化石が見つかっています
 

学びのコンテンツも満載

天草の自然に関する教育活動の情報拠点としての役割も担う同博物館では、様々な学びのコンテンツも準備されています。
 

(左)研究者になった気分でチャレンジできる「研究シート」。3つのレベルがあり、館内にあるパネルをヒントに研究を進めていきます。研究成果は館内に掲示されるかも!
(右)スマートフォンでアプリをダウンロードすれば、すぐに利用できる展示ガイドシステム「ポケット学芸員」にも対応。この数字のアイコンが目印
 

1階のミュージアムショップでは、恐竜や化石がモチーフのグッズも販売。学生や地元の人が制作したオリジナルグッズもあるので要チェック
 

1億年前の化石やアンモナイトを発見! 化石ディグ

博物館を楽しんだ後は、「化石採集体験」にチャレンジしてみませんか。博物館から徒歩5分の場所にある「トリゴニア砂岩化石採集場」では、およそ1億年前(中生代白亜紀)の貝やアンモナイトなどの化石を探すことができます。
 

採集した化石は5つまで持ち帰りOK(貴重な化石は対象外)。見つける楽しさを味わってみて
 

スポット情報(2024年3月29日現在)
スポット名 天草市立御所浦恐竜の島博物館
住所 天草市御所浦町御所浦4310-5
電話番号 0969-67-2325
営業時間 9:00~17:00(入場は16:30まで)
※HPからの事前予約がおすすめ
休み 月曜(祝休日の場合翌平日)、年末年始
入館料 大人/500円、高校・大学生/400円、小中学生200円、幼児/無料
※団体割引あり
その他 ★化石採集体験(化石ディグ)
一般/1000円、高校・大学生/800円、小中学生/500円、幼児/無料
※団体割引あり
URL 御所浦恐竜の島博物館(外部リンク)

 

恐竜の島博物館までのアクセス

博物館のある御所浦には、島民の足として利用されている定期船やフェリーのほか、貸切の海上タクシーで行くことができます。

★定期船 /棚底港 、本渡港 、大道港
★カーフェリー/棚底港、大道港
★海上タクシー (定員12名)

詳細は下記から↓
◎「御所浦.net」https://www.goshoura.net/access
◎「しおさい館」 TEL/0969-67-1234

 

くまもっと編集部

熊本をあいしてやまない「くまもっと編集部」。必見の熊本定番スポットから知る人ぞ知るこだわりの情報まで何でも知ってるモン。

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