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パンフレット

旅のおすすめ記事最新トレンドから絶対外せない王道まで!熊本の楽しみ方をご紹介します

わざわざ買いに行きたい! 熊本の「ご当地ヨーグルト」

酪農も盛んな熊本県には、魅力的な乳製品も多く作られています。その中でも今回は、お取り寄せやお土産、ギフトに人気が高いヨーグルトを見つけてきました。生産地で販売されている「ご当地ヨーグルト」は、どれもこだわりがいっぱいで、スペシャルな味わいを持つものばかり。直売所も合わせてご紹介するので、お出かけも一緒に楽しみましょう!

・みるころ、半熟よーぐるちょ(合志市・オオヤブデイリーファーム)
・うぶやま牧場のヨーグルト(産山村・うぶやま牧場)
・山吹色のプレーンヨーグルト(南小国町・山のいぶき)
 

濃厚なクリーム層と、時間と共に「育つ」美味しさが魅力

「みるころ」、「半熟よーぐるちょ」(合志市・オオヤブデイリーファーム)
熊本県で酪農・畜産が盛んな地域の1つ、合志市(こうしし)。ここに、県内はもちろん全国からもお取り寄せで人気を博するヨーグルトを作っている牧場があります。それが「オオヤブデイリーファーム」です。
国道387号線から少し入った所にある「みるころLab.」は、「オオヤブデイリーファーム」が営む直売所&カフェ。こちらで、そのこだわりのヨーグルトを購入することができます。

こちらで作られているヨーグルトは2種。ジャージー牛のミルクで作られている「みるころ エイジングヨーグルト」(写真左)と、ホルスタイン牛のミルクで作られている「半熟よーぐるちょ」です。いずれも、その特別な味わいが口コミで広がり、全国各地にもファンがいるのだそうです。

こちらのヨーグルトの特徴は、乳脂肪分を破壊することなく熟成させながら作る「ノンホモジナイズ製法」であること。ヨーグルトを開封すると、上の方にレアチーズケーキのようなクリーム層(クリームクラウン)が生まれるのが、その証です。その下にある爽やかなヨーグルト層との2つの風味を楽しめます。

もちろん、牛乳自体にもこだわりが詰まっています。自家製堆肥により、無化学肥料で栽培したトウモロコシが、牛たちのごはん。そして、飼料を工夫することで、アンチエイジングにつながると言われているオメガ3脂肪酸(ALA)を含んだ牛乳を生み出します。

搾りたてのこだわり牛乳とてん菜糖というシンプルな素材により、「ノンホモジナイズ製法」で手間暇掛けてつくられているので、搾りたての生乳の風味をじっくりと感じられます。しかも、日が経つごとに乳酸菌が増えるため、自宅で好みの酸味と風味に熟成させることができるというのも、大きな魅力。生乳そのままの味を、自分好みに育てて楽しめるという特別感が、多くのファンを魅了しています。

ちなみに「みるころ」の乳缶型の瓶は、白ガラスで作られたオリジナルの瓶。フランスではガラス瓶や陶器に入れることが伝統的な製法で、その文化に倣ったものだそうです。

牧場の2代目である代表取締役・大薮裕介さん。牛乳が生産調整によって廃棄処分される現実を知り、「牛の命を搾り出す牛乳が、もっと輝けるように」と、牛乳の美味しさをもっとも感じられる形として、ヨーグルトの製造を始めました。海外も巡ってヨーグルトを食べ歩き、さまざまな知見を得て、自社の特別な商品開発へとつなげたそうです。

「みるころLab.」では、ヨーグルトの他にもヨーグルトや牛乳を使った加工品やスコーンなどを購入することができます。

こちらで冷凍販売されている「ヨーグルトディップ プラスワン」(写真左から3番目)は、なんとご飯に合うヨーグルト。ソルトとレモンを加えた程よい酸味と塩味が魅力で、マヨネーズのように様々な食品に合わせられる、話題の一品です。

さらに、同牧場のミルクをたっぷり使ったスイーツ「いちごババロワ」(写真右)、「ミルクプリン」(写真左から2番目)などのスイーツ系商品も。いずれも、ミルク感をじっくり感じられる優しい甘さと風味が絶品です。

さらに、店舗でいただけるイートインメニューも注目。「ジャージーソフトクリーム」は、オメガ3ジャージーミルクと、「緒方エッグファーム」のオメガ3卵を使った、体にも優しい一品。程よいコク感とスッキリした後味で、コーンも香ばしくて美味しい!

▲写真提供/オオヤブデイリーファーム

ヨーグルトやミルクを使ったドリンクメニューも注目です。写真左「ソフトクリーム&ヨーグルト レアチーズケーキのせ」は、ヨーグルトにヨーグルトレアチーズケーキ、ヨーグルトで作ったスコーンラスク、オメガ3ソフトクリームが乗った、盛り盛りの1杯。

さらに、朝の時間帯は、モーニングもイートインで楽しめます。写真右は「選べる2個玄米おにぎり、スープ」で、もちろんヨーグルト付き。他にもクロッフルやスコーンのセットが揃います。朝から乳酸菌や発酵食品を体に取り入れることができる朝ご飯です。

2024年春には店舗を拡大し、カフェスペースが拡充される予定。乳製品作りの体験などもできるようになる予定です。ますます、同牧場こだわりの牛乳の魅力を堪能できる空間になりそうです。

スポット情報(2024年2月2日現在)
スポット名 オオヤブデイリーファーム「みるころLab.」
所在地 熊本県合志市須屋2541
電話番号 096-242-7913
営業時間 金・土・日・月曜 9:00〜15:00  
※変動あり・Instagramで確認を
店休日 火〜木曜 
※変動あり・Instagramで確認を
駐車場 あり
購入場所 オオヤブデイリーファーム「みるころLab.」、県内百貨店、物産館など。もしくはホームページより購入可能。
URL オオヤブデイリーファーム(ホームページ)
オオヤブデイリーファーム(Instagram)

希少種・ブラウンスイス牛の生乳から作った、特別な味わいのヨーグルト

「うぶやま牧場のヨーグルト」(産山村・うぶやま牧場)

大分県との県境にある産山村(うぶやまむら)。阿蘇カルデラの北外輪山の上にあり、標高1,000メートル前後の標高にある村です。広大な草原が広がり、酪農や畜産が盛んな地域。こちらの「うぶやま牧場」では、わざわざ買い求めに訪れる人も多いという人気のヨーグルトが製造・販売されています。

「うぶやま牧場」は、久住・阿蘇・祖母の三山を一望できる広大な敷地の中で、公園遊びやパークゴルフを楽しんだり、名産品のショッピングや食事を楽しめる観光牧場です。
訪れたのは、この敷地内にある直売所です。

こちらで購入できるのが、その名も「うぶやま牧場のヨーグルト」。ヨーグルトと飲むヨーグルトが作られています。こちらのヨーグルトは、ブラウンスイス牛の生乳から作られているのが魅力。ブラウンスイス牛は、全国でも2,000頭ほどしか飼育されていない品種で、また1頭から搾乳できる量も少ないため、その生乳も希少とされています。

その品種の特性はもちろん、飼育方法にもこだわりがあります。うぶやま牧場から徒歩5分程の距離にある自社グループ農場で、牛たちが自由に歩ける飼育方法で暮らしています。ブラウンスイス牛のエサは、周辺の草原で採られた牧草。そして、阿蘇の地下水をたっぷり飲んでいます。

そんなブラウンスイス牛の生乳で創られたヨーグルトの風味は、甘みのあるミルク感が感じられつつも、程よい酸味で爽やかな後味。甘さもやさしく、すっと溶けていくような食感です。ブラウンスイス牛乳は高タンパク、高カルシウムで脂肪分も高く、その独特の風味がしっかりと活きています。

工場長の井 慎太郎さんと、ヨーグルト製造スタッフの中川希美星(きらり)さんにヨーグルトの魅力を聞きしました。「すぐ近くの自社グループ農場から直送された牛乳を、うぶやま牧場内の製造所でヨーグルトに仕上げています。しぼりたての牛乳の風味を損なわない最適な温度で殺菌しているので、牛乳本来の風味を楽しんでいただけると思います」。

希少な生乳で作られたヨーグルトを求めて来場するお客さんも多いそうです。まとめ買いやギフトで購入する人も多く、リピーターとなってまた買いに来た…、という声もよく聞かれるそう。

店内では、そんなブラウンスイス牛のヨーグルトや乳製品をはじめ、産山村や阿蘇地域の特産品を購入することができます。さらに、店内に併設されている、黒毛和牛料理などの食事を楽しめるレストランもあるので、ゆっくり時間をかけて楽しめますよ。

「産山村の広大な景色を楽しみながら、阿蘇の大自然の恵みを一身に受けたブラウンスイス牛の生乳を使ったヨーグルトと出会って欲しいです」と、マネージャーの溝 工(みぞ たくみ)さん。阿蘇をのんびりドライブしながら、希少なヨーグルトをじっくりと堪能しましょう。

スポット情報(2024年2月2日現在)
スポット名 うぶやま牧場
所在地 熊本県阿蘇郡産山村山鹿 2100-3
電話番号 0967-25-2029
FAX番号 0967-25-2031
営業時間 9:00〜17:00 
※レストラン11:00〜14:30(LO)
店休日 1月〜3月中旬頃までの毎週水曜
駐車場 あり
購入場所 「うぶやま牧場」。または産山村ふるさと納税
URL うぶやま牧場(ホームページ)

温泉街のお土産にもおすすめ。コク豊かなジャージー牛の風味

「山吹色のプレーンヨーグルト」(南小国町・山のいぶき))
阿蘇地域で人気の温泉街の1つ、南小国町にある黒川温泉。この温泉街に程近い場所で、ジャージー牛乳をふんだんに使ったヨーグルトが製造、販売されています。
国道442号線沿いにある建物が、「山のいぶき」。黒川温泉への訪問や阿蘇ドライブの途中にすっと立ち寄りやすい立地にあります。
こちらで購入できるのが、食べるヨーグルト「山吹色のプレーンヨーグルト」と、飲むヨーグルトの「山吹色のジャージーヨーグルト」です。サイズや種類が複数あり、お土産にも、食べ歩きにも嬉しい展開です。

こちらのヨーグルトは、小国町の山の中の高村武志牧場でのんびり、のびのび育ったジャージー牛のミルクで作られたもの。自家生産の牧草での飼育にこだわり、畑の土作りから丁寧に行うことで、コク豊かなジャージー牛乳を生み出しています。ちなみに「山吹色」とは、母牛が仔牛へ与える初乳の色が、少し赤みがかった黄色=山吹色をしていることに由来しているのだそう。

高村武志牧場のジャージー牛乳は低温殺菌で、より自然に近いノンホモゲナイズド製法で作られているため、クリーム分がしっかり出てコクとクリーミーさが高いのが特徴。そんな牛乳で作られたヨーグルトも、ミルク感の高い風味が魅力です。上には濃厚なクリーム層(ミルククラウン)があり、その下はプルプル感の強いヨーグルト。酸味が優しく、甘みとコクを感じられる美味しさです。

プレーンヨーグルトは無糖ですが、「ざらめ」入りは底にざらめの層があり、お好みで混ぜながら楽しめます。和の優しい甘みが、さらに牛乳の風味を引き立ててくれます。
飲むヨーグルトもコクのある風味と優しい甘さが魅力。さらに、南阿蘇村のいちご果肉入りの「考えるいちご」は、とろっとした口当たりと贅沢な甘さがたまりません。

そして、温泉街らしく、湯上がりに飲みたいカフェオレや牛乳も。臭みのない風味は牛乳が苦手という子どももすっと飲んでしまうそうです。飲みきりサイズなので、フラっと立ち寄ってゴクゴクと飲んでしまいます。

黒川温泉の旅館でこちらの牛乳やヨーグルトを朝食に出しているところもあり、その美味しさに惹かれて帰りに同店へ立ち寄るお客さんも多いのだそう。さらに、ジャージー牛乳のコクがしっかり感じられるソフトクリームも、人気の一品です。

クリーム分が豊富なため、開封時などに注意が必要。可愛い手書きのメッセージのおかげで、しっかり対応できました!

ちなみに、敷地内には自然薯・炭火焼料理が楽しめるお食事処「やまたけ」も。昔ながらの阿蘇地域の田舎料理が楽しめ、行列ができる人気店です。合わせて阿蘇ならではの味覚をじっくり堪能したいですね。

スポット情報(2024年2月2日現在)
スポット名 山のいぶき
所在地 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6904
電話番号 0967-44-0930
営業時間 10:00〜15:00頃
※土・日曜は11:00〜17:00頃
店休日 不定休
駐車場 あり
購入場所

「山のいぶき」ホームページより購入可能。
ほか
「南小国町総合物産館 きよらカァサ」
「道の駅小国 ゆうステーション」
「コッコファーム たまご庵」
「きくち観光物産館」
「YOU+YOU くまもと農畜産物市場」などでも取扱いあり

URL 山のいぶき(ホームページ)

中川千代美

長崎生まれ、熊本在住。地方出版社に勤めたのち、「チヨミ編集事務所」として独立。地域の子育て情報誌や生活情報紙をはじめ、幅広いジャンルの編集・ライティング・企画を手がける。食欲・物欲・お出かけ欲・温泉欲・ビール欲が赴くままに熊本・九州を駆け回る日々。趣味は二胡。

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