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パンフレット

旅のおすすめ記事最新トレンドから絶対外せない王道まで!熊本の楽しみ方をご紹介します

開運祈願!南阿蘇で御朱印めぐり

中城明日香

阿蘇エリア 水源 神社 ご利益
写真:七福神様が描かれた透け御朱印

近年、ブームから定着しつつある御朱印めぐり。御朱印とは、神社などを参拝した証明として、御朱印帳に神社名や日付などが書かれた筆文字と朱印の書のこと。御朱印めぐりをはじめると、神社に行く楽しみが増えるので、案外ハマる人も多いのだとか。そこで今回は、水の生まれる郷・南阿蘇の三社へ、御朱印めぐりに行ってきました!

・白川吉見神社
・阿蘇白水龍神權現(あそはくすいりゅうじんごんげん)白蛇神社
・宝来宝来(ほぎほぎ)神社

参拝と御朱印と湧水、広がる3つの楽しみ

白川吉見神社
写真:白川吉見神社の入口

熊本県の北東部、阿蘇五岳の南部に位置する南阿蘇村。大小11ヶ所もの湧水群が密集する南阿蘇村は、“水の生まれる郷”として知られています。村から熊本市内を流れて、有明海につながる一級河川・白川の源流が湧く湧水地「白川水源」に「白川吉見神社」はあります。

写真:白川水源

毎分60トンという豊富な湧水量を誇る白川水源は、こんこんと湧き出るまろやかな軟水が飲みやすいと評判です。地元の方や観光客に人気の南阿蘇村では欠かせないスポットであり、1985年には環境省の「名水百選」にも選ばれている熊本を代表する水源です。

写真:社殿の様子

最初に御朱印をいただいた「白川吉見神社」は、そんな白川水源の水神様を祀っている神社です。創建年は不詳ですが、地域の暮らしの一部となっている水源とともに人々に大切にされている神社です。

写真:白川吉見神社の御朱印
白川水源の受付で販売されている「白川吉見神社」の御朱印は2種(初穂料300円)。御朱印には、神社名と、ご利益があると言われる「不老長寿」「諸病退散」の文字が書かれています。書き置き(印刷)の御朱印ですが、立派な筆文字や神社印は思わず見入ってしまいます。
写真:湧水を汲んでいる様子

帰り際には、湧水を汲むことも忘れずに。持参したマイボトルに汲んでもよいですし、受付の前の売店には空の容器も販売されています。参拝、御朱印、湧水で満喫できますよ。

スポット情報(2024年1月12日現在)
スポット名 白川吉見神社
住所

阿蘇郡南阿蘇村白川2040

電話番号 0967-62-0318
営業時間 9:00〜17:00
料金 環境保全協力金100円が必要(中学生以下は無料)

生きている白蛇様に会える神社

阿蘇白水龍神權現(あそはくすいりゅうじんごんげん)白蛇神社
写真:阿蘇白水龍神權現白蛇神社の様子

この場所で発見された白蛇様が祀られている「阿蘇白水龍神權現」通称「白蛇神社」。宝くじ当選や子宝、合格祈願、商売繁盛などにご利益があるといわれています。

写真:七福神さまの像

大鳥居をくぐると、右手に生きている白蛇様に会える拝観所があります。境内の中には七福神さまの像や、地下マグマの「阿蘇五岳岩」、「白水龍神岩」の巨石など多くの霊験あらたかなスポットがあります。

写真:白蛇様がおられる拝観所
写真:白蛇様

白蛇様がおられる拝観所の入場は1組ずつ。建物のなかに入ると入り口でお祓い(お清め)をしてくださいます。正面に祀られている白蛇様は、初代の白蛇様の子どもの3代目だとか。白蛇様は御真影になるので撮影はできませんが、浄財を奉納すれば、その場で自分の財布に金蛇様をお当てして金運財運祈願ができるそうです。

写真:御朱印の一覧

手水で身を清め参拝が済んだら、社殿の左手にある御朱印受付の建物へ。白蛇様やお稲荷様の御朱印(いずれも御朱印料300円)、季節や日取り限定のデザインなど、さまざまなモチーフの中から好みの御朱印を選べます。

写真:白蛇神社の御朱印

今回は、シンプルな白蛇様の御朱印をお願いしました。白蛇様や弁財天様が持っている弦楽器のモチーフがあしらわれています。やはり直筆の力強い文字は、迫力があります。

写真:己巳(つちのとみ)の日限定の御朱印

こちらはおよそ60日に一度巡ってくる弁財天様のご縁日である己巳(つちのとみ)の日限定の御朱印(1,000円)。神社に祀られている七福神で唯一の女性の神様・弁財天様と龍のデザインがひときわ目を引きます。甲辰御朱印は1月1日より頒布開始されています(オンライン授与所も同日開始)。
※数量限定で無くなり次第終了予定
 

写真:彩りゆたかな七福神様が描かれた透け御朱印

1月末までは彩りゆたかな七福神様が描かれた透け御朱印も領布(初穂料1,000円、オンラインの場合は代理参拝費を含む初穂料1,500円)。また、インスタグラム限定でプレゼント企画もあるそうなので、詳細は @aso_sirohebiをチェック。

“御朱印”と言ってもさまざまなバリエーションがあります。阿蘇白水龍神權現白蛇神社では、年間を通じて、限定の御朱印が発行されています。ご紹介以外の御朱印も集めてみてはいかがでしょうか。

スポット情報(2024年1月12日現在)
スポット名 阿蘇白水龍神權現 白蛇神社
住所 阿蘇郡南阿蘇村中松3290−1
電話番号 0967-62-8060
営業時間 8:30~16:30
URL 阿蘇白水龍神權現 白蛇神社(外部リンク)

金運はあげるもの?!創建2016年の新たな開運スポット

宝来宝来(ほぎほぎ)神社
写真:宝来宝来神社外観

最後に訪れたのは、阿蘇くまもと空港から阿蘇方面へ向かう県道28号線沿いから車で3分ほど下った先にある「宝来宝来(ほぎほぎ)神社」です。「宝来宝来神社」の由来は、重機の作業員がこの土地で作業を行っていたところ掘り起こせないほどの岩に当たり、その岩が夢に出て宝くじを買うように告げられたそう。すると見事当選したことから“金運アップの神”として、2016年に創建されたそうです。

写真:宝来宝来神社外観

金運アップや宝くじ当選にご利益があると言われている「宝来宝来神社」。敷地内には、「縁結び子宝観音様」や「縁切布袋様」、珍しい「バイク大明神」など、さまざまな神様がずらりと祀られています。
毎月月末の日の深夜0時から翌日1日の朝方にかけて神主の山本さんがご祈祷をあげられる際には、県内外から多くの参拝者が訪れるといいます。
 

写真:神社の地図がかかれたパンフレット
写真:宝来宝来神社の御朱印

こちらの御朱印は、スタンプ式。まずは御朱印帳の中央に朱印を、その上から神社名の印判を重ねて押します。自分で押すのは、少々緊張しますが、ドキドキ感を楽しんで!ちなみに初穂料はお気持ちです。

写真:宝来宝来神社の看板
写真:宝来宝来神社で出会った猫

御朱印のそばにいた猫。金運アップにご利益があると謳われる神社だけに、「宝来宝来神社」の招き猫的存在なのかもしれません。開運祈願と同時に、癒されるのもいいですね。

スポット情報(2024年1月12日現在)
スポット名 宝来宝来神社
住所 阿蘇郡南阿蘇村河陰2909−2
電話番号 0967-67-3361
営業時間 8:00~18:30
URL 宝来宝来神社(外部リンク)

元々、読経や写経を奉納した証とされていた「納経帳」に起源を持つ御朱印帳。今では神社を参拝した証として、多くの方に親しまれています。

御朱印のスタイルはさまざまですが、集める楽しさだけでなく、神社の方とのお話、力強い文字やデザインを通じて、神社の個性を感じる大事なコミュニケーションツールとしての役割を担っているのかもしれません。

写真:南阿蘇の山々

南阿蘇の御朱印めぐり、いかがだったでしょうか。
御朱印めぐりをしながら、美しい南阿蘇村の風景を眺めれば心が洗われる。そんなひとときを過ごせただけでも、十分ご利益を感じられる旅でした♪
 

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中城明日香

大分県生まれ、熊本市在住の編集者・ライター。
地域の出版社・編集プロダクションを経て、独立。

自然、暮らし、農業、教育、観光、ファッション、アートなど、“毎瞬”を楽しむ姿勢で幅広いジャンルの記事を手がける。仕事もプライベートも書くことが生業。

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