JALくまもっと隊が行く!くまもと再発見の旅 ~人吉・球磨 1泊2日旅(前編)~
日本航空熊本空港所の千代丸です。現在はJALスカイ九州地域事業推進室に異動し、地域の皆さまと一緒に地域活性化に取り組んでおります。
今回、熊本観光連盟と協力し、“JAL くまもっと隊”として熊本の素敵な場所を再発見するために『人吉・球磨』を旅してきました。初めて訪れた人吉で、人吉の歴史や自然、地元の方々の温かさに触れ、「再発見」という名のとおり、新しい魅力をたくさん見つけてきましたのでご紹介します。
【ご紹介スポット】
・HASSENBA
・サイクリングツアー(人吉城跡、阿蘇青井神社、釜田醸造所、立山商店)
・上村うなぎ屋
・球磨川遊覧船「梅花の渡し」
・あゆの里
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、施設へお出かけの際は、熊本県や各自治体が発表する最新情報、要請などをご確認のうえ、手洗いやマスクの着用、人と人との距離の確保など基本的な感染防止対策(新しい旅のエチケット)を徹底していただくようお願いします。
※撮影時のみマスクを外しています。
人吉の新たなランドマーク『HASSENBA』
人吉到着後まず始めに訪れたのは、2020年の豪雨災害後、昨年7月にリニューアルオープンされた『HASSENBA』。元々は「発船場」という名で、人吉の観光の中心を担う球磨川くだりは100年以上の歴史があります。ガラス張りのモダンな新しい建物からは、人吉の街を流れる球磨川を臨むことができます。
施設内にはカフェ「九州パンケーキ」や、お土産売り場「HITO×KUMAストア」があるほか、球磨川くだりなどのアクティビティの受付所もあります。
スポット名 | HASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA |
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所在地 | 熊本県人吉市下新町333-1 |
TEL | 0966-22-5555 |
駐車場 | あり |
URL | https://hassenba.jp/ |
人吉の街を爽快に駆け巡る『サイクリングツアー』
『HASSENBA』にて人吉の街中をe-bikeで巡る「人吉はっけんサイクリングツアー」に参加しました。
怪我防止のためヘルメットをしっかりとかぶり、電動アシストの使い方やブレーキのかけ方をガイドの藤山さんから教わって、出発!
歴史を感じる人吉の中心地『人吉城跡』
最初に立ち寄ったのは、人吉城二の丸。天守閣は残っていないものの、約600年前につくられたという石垣や石段は当時のままです。
急な石段をのぼった先には、球磨川と人吉の街並みが広がります。
ガイドの藤山さんより、豪雨災害時、川が氾濫してどこまで水が押し寄せたのかなど、当時の写真を見せていただきながらお話をお伺いしました。
球磨川の傍には、新しい建物、修理途中の家屋、当時のままの橋げたなどがあり、もし自分の身に起こったら何ができただろうかと、想像せずにはいられませんでした。
スポット名 | 人吉城跡 |
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所在地 | 熊本県人吉市麓町 |
駐車場 | 50台 |
平安時代からの歴史を紡ぐ国宝『青井阿蘇神社』
続いて訪れたのは、『青井阿蘇神社』。なんと平安時代に建立されたそう。全国的にも珍しいかやぶき屋根からは趣を感じます。旅の安全と新年の幸せをお祈りしました。
また、訪れた際に「人吉ひかりの復興計画」の取り組みの一環として、ライトアップが行われておりました。荘厳な鳥居や社からは日中とは一味違った雰囲気を感じることができました。
スポット名 | 青井阿蘇神社 |
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所在地 | 熊本県人吉市上青井町118 |
TEL | 0966-22-2274 |
駐車場 | あり |
URL | https://aoisan.jp/ |
何度でも食べたくなる味 みそ・しょうゆ蔵『釜田醸造所』
神社を後にして立ち寄ったのは、昭和6年創業のみそ・しょうゆ蔵『釜田醸造所』。代表の釜田さんにご案内していただきながら、大豆からお醤油や味噌がつくられる風景を見学しました。見学では、大豆の発酵状態によって、漂う香りが微妙に変化するのを体感することができました
看板商品はきくらげの佃煮とのことで、味見させていただくことに。お醤油の味が染み込んでいて本当に美味しい!
そのほかのお漬物も手づくりで、どれもお箸が止まらなくなってしまいそうな美味しさでした。
気に入ったお漬物やお醤油は、その場で購入できるので、ぜひお土産にいかがでしょうか。
スポット名 | 釜田醸造所 |
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所在地 | 熊本県人吉市鍛冶屋町45 |
TEL | 0966-22-3164 |
駐車場 | 20台 |
URL | http://www.marukama.co.jp/ |
温かいお茶にほっと一息『立山商店』
『釜田醸造所』のお隣にある『立山商店』にもお邪魔しました。こちらも明治10年創業と、老舗のお茶屋さんです。こちらではお茶淹れ体験に挑戦。店主の立山さんからお茶の淹れ方を教わり、「玉緑茶」と「番茶」2種類のお茶の飲み比べをさせていただきました。
茶葉がお湯を含んで開いていき、きれいなお茶の緑色が広がります。玉緑茶は深い渋みのなかにほのかな甘みがある美味しいお茶。一方、番茶は香ばしいほうじ茶のような香りが特徴的で、お店の看板商品とのこと。
温かい淹れたてのお茶と、店主の立山さんとの楽しいおしゃべりに、ホッと癒された時間となりました。
スポット名 | 立山商店 |
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所在地 | 熊本県人吉市鍛冶屋町43 |
TEL | 0966-22-2566 |
URL | https://www.tateyamasyoten.com/ |
どちらのお店も豪雨災害時は天井に水が浸かるほどの被害を受けられたそうですが、伝統を守り、多くの方に美味しさを届けようと頑張っていらっしゃる姿を見て、私も元気をいただきました。
ここでサイクリングツアーは終了です。今回は4カ所のスポットを訪れましたが、ツアー参加者の目的によってコースをアレンジしていただけるとのことでした。ガイドをしていただきながらe-bikeで巡った人吉の町並みは一味違った見方ができ、地元の方々の想いにも触れることができた貴重な体験となりました。
アクティビティ名 | 人吉はっけんサイクリングツアー |
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所在地 | 熊本県人吉市下新町333-1 |
TEL | 0966-22-5555 |
料金 | 一人 8,000円(保険料・諸経費込み) |
所要時間 | 約3時間 |
URL | https://hassenba.jp/cyclingtour |
その他 |
令和3年8月22日〜令和4年2月28日の期間限定 |
老舗の味を再興『上村うなぎ屋』
昼食で訪れたのは、創業110年という老舗の『上村うなぎ屋』。
お店は豪雨災害で水に浸かり、秘伝のたれも流されてしまったものの、すべて一からつくり直して、2021年8月にリニューアルオープンされました。
地元の方々も「いつもお客さまが並ばれていますよ」と口をそろえておっしゃられるほどの人気店です。お店の外にも炭火の香りと、香ばしいたれの香りが漂ってきて食欲をそそります。
一番人気のうな重を注文しました。大または小と鰻の大きさが選べますが、小でもこのボリューム!
ふっくらと焼き上げられた鰻に、自家製のたれをお好みでかけていただきます。鰻は注文してから捌かれるということで全く臭みがなく、たれもサラッとしていてしつこくないため、とても食べやすいです。あっという間に完食してしまいました。
その他にも、うな丼や会席料理などメニューはさまざま。人吉を訪れた際にはぜひ味わっていただきたい一品です。
スポット名 | 上村うなぎ屋 |
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所在地 | 熊本県人吉市紺屋町129 |
TEL | 0966-22-3312 |
駐車場 | あり |
URL | http://www.uemura-unagi.com/index.html |
これからの人吉の復興に思いを馳せる『梅花の渡し』
昼食を終え、HASSENBAに戻ってまいりました。次に体験させていただいたのは、球磨川遊覧船『梅花の渡し』。
早速船に乗り込み、夕方の球磨川をゆったりと眺めます。
先ほどのサイクリングツアーでガイドをしてくださった藤山さんが、今度は船頭さんに変身です。川辺で水鳥を多く見かけたのですが、それは餌となる魚が多い、つまり水がきれいだということの表れだと教えてくださいました。
人吉城跡は春には桜、秋には紅葉を楽しめます。四季折々で楽しめるなんて、素敵ですよね。
最後に藤山さんは、「球磨川の驚異的な自然の力に被害を受けたものの、私たちの生活をずっと支えてくれているのもまた球磨川です。これからも一緒に共存していきます。」とお話してくださいました。また、『HASSENBA』を「発見・発展・発信」の3つの「発」をキーワードに、これから人吉の新たなランドマーク、そして地域を支える場にしていかれたいそうです。
人吉のこれからを、私も微力ながら応援していきたいと感じました。
アクティビティ名 | 梅花の渡し(ばいかのわたし) |
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所在地 | 熊本県人吉市下新町333−1 |
TEL | 0966-22-5555 |
料金 | 大人(中学生以上)2,000円、小学生1,000円、 幼児500円(3歳以上)、乳児(0~2歳)大人につき1名無料 |
URL | https://hassenba.jp/ |
その他 | 令和3年8月22日〜令和4年2月28日の期間限定 球磨川くだり アクティビティ割引キャンペーンあり https://hassenba.jp/#campaign |
人吉ならではの絶品料理と景色を堪能『あゆの里』
一日の旅程を終え向かった先は、人吉市街地にたたずむお宿『あゆの里』。
入口すぐに足湯もあり、温泉旅館ならではの良さを感じます。
夕食までお部屋で一息。
窓の外には夕暮れの人吉の街並みと球磨川が広がり、とても素敵です。
お待ちかねの夕食をいただきます。
前菜からお刺身、焼き物、鍋、デザート…と、熊本県産のものや人吉の名産品が使われた献立はどれも本当に絶品でしたが、その一部をご紹介させていただきます。
特に私がおすすめしたいのはこちらの鮎の天ぷら。
料理人さんが揚げたてのものをいただくことができます。コツは素早く調理することだそうで、季節のお野菜と一緒に塩をつけていただきます。
身はふっくら、衣はサクサクとしていて、人吉を感じる一品でした。
夕食の後は温泉へ。
露天風呂の塀の先には球磨川が広がります。川のゴォーっと流れる音を聞きながら、ちょうどいい湯加減の温泉で旅の疲れをぜひ癒してください。
館内にはその他にも、お好みの焼酎が飲み放題の焼酎ラウンジがありました。
品ぞろえが豊富な売店もありますので、ラウンジでお気に入りの焼酎を見つけて、お土産に買って帰ることができるのも楽しみの一つです。
スポット名 | 人吉温泉 清流山水花 あゆの里 |
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所在地 | 熊本県人吉市九日町30 |
TEL | 0966-22-2171 |
URL | https://www.ayunosato.jp/ |
人吉の旅はいかがでしたでしょうか。
人吉の歴史や自然、そして復興や未来にかける地元の方々の想いに触れる一日となりました。後編では2日目に行ったワーケーションの様子や魅力いっぱいの球磨エリアをご紹介します。
どうぞお楽しみに。
皆さんも熊本の『再発見』を探す旅にでかけてみませんか?
そこにはまだまだ知らない魅力がたくさんあるはずです。
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