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新千円札の顔「北里柴三郎」と、生誕の地に建つ記念館

くまもっと編集部

阿蘇エリア 資料館・博物館

今年7月3日から発行が予定されている新紙幣。千円札には、世界的な細菌学者・北里柴三郎博士の肖像画が使用されます。「近代日本医学の父」と称され、世界的にも有名な北里博士ですが、出身は阿蘇郡小国郷北里村。現在の阿蘇郡小国町で、新紙幣と共に、故郷・小国に建つ「北里柴三郎記念館」も今改めて注目されています。里山の美しい景色に囲まれた記念館で、その偉業を学んでみませんか。
 

北里柴三郎(きたさとしばさぶろう)博士について…

1853年に代々庄屋を務める家の長男として生まれた博士。熊本医学校、東京医学校卒業後、内務省衛生局に勤務、その後ドイツに留学中に破傷風菌の純粋培養に成功し治療法を確立し、世界的に注目を集めます。さらに、1894年にはペスト菌を発見。北里研究所の設立や慶應義塾大学部医学科学長就任など、78歳(1931年)で亡くなるまで、日本の医学、医学教育の発展に大きな足跡を残しています。
 

リニューアルOPENで、さらに魅力アップ! 北里柴三郎記念館

記念館があるのは、博士が生まれた阿蘇郡小国町北里。町の約8割が森林で、湯けむりが幻想的な秘境「わいた温泉郷」やCMのロケ地にもなった「鍋ヶ滝」など、観光スポットが多数点在するエリアです。
高台にある敷地には、生家の一部や貴賓館、博士が子供たちのために建てた図書館などが保存され、それぞれ見学できるほか、昨年から新たに「ドンネル館」が仲間入り。最新のデジタルコンテンツを通して、博士の生涯と偉業を学ぶことができるようになりました。
 

資料館の全体マップ
見どころが多いので、1時間ほどかけてゆっくり観覧するのがベスト
 

博士の生誕170周年を記念して誕生した「ドンネル館」

総合受付になっているのが、こちらの「ドンネル館」。映像やデジタルコンテンツを通して、博士の生涯と偉業を伝えるため、昨年9月にオープンした新しい施設です。
ちなみに“ドンネル”とは、ドイツ語で“カミナリ”という意味。博士の人柄が伝わるニックネーム「雷おやじ」が由来になっているそう
 

入口に設置されたBOXには博士がバーチャルで登場するので、ぜひのぞき込んでみて!
 

(左)紙幣の製造工程やデザイン、新たに採用された偽造防止技術などが学べる展示コーナー。「そーだったのか」と思えるトリビアがたくさん
(右)博士の生涯を動画で紹介するシアタールームは約40席完備
 

博士関連のグッズが揃うミュージアムショップ。単行本やマンガのほか、地元の新たな特産品として注目される「菊芋焙煎チップ」、ポストカードなど、ここでしか入手できないアイテムばかり
 

4ヵ国語対応のタブレット端末で、動画を視聴しよう

博士の偉業やエピソードをもっと知りたい、という人にはAR(拡張現実)の利用がオススメ。
館内に設置されたQRコードを専用のタブレット端末で読み込むと、博士に関する動画が視聴できる仕組み。タブレットは受付で貸出
 

ゲストをもてなすに相応しい、里山を一望する「貴賓館」

記念館の敷地の中で、最も景色のいい場所に建つ「貴賓館」。博士の帰省時の住居や貴賓をもてなすための邸宅として、大正5年に建てられました。小国杉をはじめ、当時は貴重だった曇りガラスなどが要所に使われるなど、情緒たっぷりの空間が広がっています
 

目の前には、美しい円錐形の山「涌蓋山(わいたさん)」と四季折々に表情を変える里山の風景…。2階からは、博士が愛した故郷の景色が一望できます
 

(左)1階には顔出しパネルも! 博士になった気分で「ハイポーズ}
(右)博士が幼少の頃、ピカピカになるまで毎日拭き続けていたという「縁側(光るえんがわ)」の一部も展示
 

生家の一部

貴賓館の奥には、博士が少年時代を過ごした家「生家」の一部が公開されていて、こちらも自由に見学が可能。もともとは記念館より北側の川沿いにあったそうですが、博士が両親を東京に招き一緒に暮らすようになった際に、旧居を縮小して二部屋にしたと伝えられています
 

家屋の背面には、二部屋に縮小した際に切断された梁や桁の跡も残っていますよ
 

北里文庫と書庫

こちらは大正5年、博士が私財を投じ郷里の子ども達のために建設した図書館「北里文庫」。
ルネサンス様式の建物の屋根の両端には北里家の家紋が、さらに正面の文字には月桂冠とリボンが修飾されています
 

当時は蔵書数が1511冊あったと記録され、終戦時まで多くの子ども達に利用されていた北里文庫。現在は博士ゆかりの品の展示や、業績を年代順に沿って学べる資料館になっています
 

「お手植えの杉」
大正5年、北里文庫の落成式の際に博士夫婦が植樹された杉。100年以上たった今も健在で、小国の空に向かって2本の杉が仲良く伸びる様は、思わず写真に収めたくなる光景!
 

スポット情報(2024年4月19日現在)
スポット名 北里柴三郎記念館
住所 阿蘇郡小国町北里3199
電話番号 0967-46-5466
営業時間 9:30~16:30(最終入場~16:00)
休み 年末年始(12月29日~1月3日)
入館料 大人/600円、高校生/450円、小中学生350円、幼児/無料
※団体割引、障害者割引あり
URL 北里柴三郎記念館(外部リンク)

 

くまもっと編集部

熊本をあいしてやまない「くまもっと編集部」。必見の熊本定番スポットから知る人ぞ知るこだわりの情報まで何でも知ってるモン。

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