おいしいお昼ごはんは、一日の活力と幸せの源。昔懐かしい食堂から、本格洋食、石窯ピザまで個性派ぞろいのランチ処５店をご紹介します。熊本市内や空港からも程近い、県中央部・御船町。「お腹も心も満たされる」そんなお店との素敵な出会いを求めて、気まぐれに、お腹の空くままに、ぶらりランチ旅に出かけよう！今日のお昼は、何の気分？

• ヒグラシCAFÉ&PIZZA
• たしろ食堂
• レストラン おにおん
• 三軒屋
• 地中海ビストロ Citron〈シトロン〉

雄大な阿蘇外輪山の麓、森の奥に佇む古民家づくりの「ヒグラシCAFÉ&PIZZA」。高原の澄んだ空気と、四季の移ろいが美しいこの場所で、本場イタリアで修行したピザ職人・渡辺大祐さんが「この地の美味しい水でないと作れない」と地元吉無田水源の湧水や、熊本県産小麦粉、地産野菜、自家製無添加ベーコンを活かした本格石窯ピッツァや珈琲を提供。大自然の恵みたっぷりの絶品ピッツァは、ミシュランガイドブックにも掲載され、休日は完売必至の盛況ぶり。“大人の隠れ家”といったシックな雰囲気ながら、キッズスペースや子ども椅子も充実。お子様連れへの心遣い、暖かなもてなしも評判。

モッチリした職人の手捏ね生地に、ジュワッと瑞々しいトマト。口当たりの良いフレッシュモッツァレラと、焦げ目の香ばしい匂いがさらに食欲をそそる！「ピザセット（税込1,500円）」は、5種類の中からお好きなピザ1枚・旬の野菜たっぷりサラダ・本日のデザート・ドリンク付き。

旬野菜が色鮮やかな「野菜がたくさんのったピッツァ（税込1,200円）」。その時季に最も美味しい素材を厳選し、「トマトならソース用とトッピング用でも品種を使い分ける」とピザ職人のこだわりが詰まった一品。フレッシュ＆ジューシーな焼き上がりが絶妙！

併設する「蜩窯」は、陶芸作家の父・渡辺ヒデカズさんのギャラリー。多彩な器たちがカフェタイムに華やぎを添え、風情ある土蔵造りの空間にもなんだか癒される。薪ストーブのパチパチという音も耳に心地よい。

創業80年を超える「たしろ食堂」は、御船町で長年愛される“昔ながらの大衆食堂”。3代目店主・田代誠治さん親子で切り盛りする和やかな印象の同店には、毎日通う常連も多く、昼どきはほぼ満席の賑わいぶり！人気のヒミツは、圧巻のボリュームと旨さ、そしてリーズナブルなお値段！具沢山なちゃんぽんは税込470円、日替わりランチは税込680円と、ほとんどのメニューが400〜600円台というから驚き。料理を担当する店主の母・ワカさんと、姉・美奈子さんは「温かいごはんをお腹いっぱい食べてほしい！」と、食べ応え満点の愛情料理でもてなしてくれる。

築200年を超える店舗は約8年前に改築し、レトロな雰囲気のある空間に。熊本地震や水害の数々をも乗り越えてきた御船町を代表する名店は、「どこか懐かしい」「落ち着く雰囲気」と居心地の良さにも定評がある。

名物の「ちゃんぽん（税込470円）」！ いりこや昆布ベースの“老舗伝統の出汁”に、具材の旨みが溶け出たコク深い味わい。野菜たっぷりの後引く美味しさが評判。ちゃんぽん目当てにわざわざ足を運ぶ遠来客も少なくない。

どのメニューも大満足のボリューム感ながら「女性でもペロリと完食してしまう」と常連ファンもお墨付きの美味しさ！定食・丼もの・麺類と品揃え豊富、写真は人気の「日替わりランチ（税込680円）」

人気の本格洋食店「レストラン おにおん」。ホテルやイタリアンレストランで腕を磨いたシェフ・村上亮介さんが、昭和58年に郷里である御船町で開業。以来37年間、地元ファンを中心に「親子3世代で通う洋食屋さん」「子どもの頃から変わらない味」と愛され続けている。看板メニューのチキン南蛮は同店の代名詞！手間暇を惜しまない絶品仕上げに、子どもから大人まで大好きな何度でも食べたくなる味わい。そのほか特製ハンバーグやビーフシチュー、デザートのパンナコッタに至るまで、すべてシェフ手仕込み！「ご飯がモリモリ食べられる洋食」を提供しているそう。

名物の「チキン南蛮（ライス・サラダ付）850円」！丁寧に下処理した鶏胸肉は、ふんわり柔らかい食感が特長。揚げたてチキンに浸み込んだ秘伝ダレと、桃色のオリジナルソースにご飯がすすむ！地元客の記憶に刻まれる“ふるさとの味”。

シェフ自ら挽く自家製ミンチ肉を使用し、野菜と醤油ベースの“ジャポネソース”で仕上げた「特製ハンバーグ（ライス・サラダ付）1,150円」。ふっくらジューシー、贅沢で大満足の逸品。カジュアルにお箸でいただけるのも嬉しい！

可愛らしい外観が目印の「おにおん」。熊本地震では半壊の被害を受け、約5ヶ月間休業。「休業中は毎日のようにお客様から“いつからですか？”とお電話をいただいた」という。ファンの支持も厚い洋食専門店。

食事処の「三軒屋」は、料亭とらや系列のランチ専門店。メニューは、週替わりで提供する「三軒屋ランチ（税込1,100円）」のみ。贅沢にも肉料理と魚料理が両方つき、さらには四季折々の地元野菜をふんだんに使った小鉢5種や汁物、デザート、コーヒーまでついたコース仕立て。メインディッシュには、チキンカツや唐揚げ、魚ムニエルなど和洋折衷の嬉しい組み合わせが！小鉢の一品一品にも御船特産の水前寺菜など、新鮮な地産素材を厳選しているそう。店内は落ち着いた時間が流れ、地元マダムらで賑わっている。老舗料亭の味を手軽にいただけるお勧めの平日限定ランチ処。

この充実ぶりで税込1,100円の「三軒屋ランチ（主菜2品・副菜5種・ご飯・汁物・漬物・デザート・コーヒー）」。「肉も魚も食べたい！」という欲張りさんも大満足の内容。デザート・コーヒー付きというのも嬉しいおもてなしだ。

ある日のランチメニュー。「豚の生姜焼き」と「ヒラスの西京風チーズホイル焼き」をメインに、副菜には水前寺菜の胡麻和えなど。ふっくら炊けた温かいご飯がすすむ、“料理人が作る家庭料理”といった味わい。お腹も気分も大満足。

通りの名称に由来された「三軒屋」。料亭も営む店主・福味さんは、「お料理を通して、私たちの“想い”が伝わればいい」と、真心の込もった品々を振る舞っている。寛ぎの空間で、ゆったりご馳走ランチをどうぞ。

地産地消にこだわった地中海料理を楽しめる「地中海ビストロ Citron〈シトロン〉」。イタリアンやフレンチ、洋食、さらには和食に精通したオーナーシェフ・池田眞さんが2017年にOPEN。おすすめは、“和×洋”の知識と技を駆使した「日替りランチ（税別850円）」！「ポークの煮込み」や「チキンの香草焼き」といった飽きのこないラインナップ！「県産ナスとベーコンのトマトソースパスタ」や「パンチェッタとゴルゴンゾーラのクリームパスタ」などが日替わりで味わえる「本日のパスタセット（サラダ・スープ・デザート付）税別800円」は女性ゲストに好評。

シェフ一押しの「パエリア（2〜3人用・税別1,780円）」は貝や海老、野菜がたっぷり！贅沢な具材と炊き込まれた米に、魚介の旨味がギュッと凝縮。本場・スペインを彷彿させる本格派！家庭では味わうことのできないプロの味。

「日替りランチ（サラダ・スープ・デザート付）税別850円」の一例。写真は、鶏肉でほうれん草と合挽きミンチ肉を包んだ“ファルシ（詰め物料理）”に由来する肉料理。濃厚なデミグラスソースでいただく至福の一皿。

店内はテーブル席のほか、最大60名まで利用できる座敷有り（団体利用は要予約）。「小さなお子様連れの方にも周囲を気にせず寛いでほしい」と個室（和室）も用意され、ママ友や家族の集まりにも利用しやすい。子ども用の食事メニューも充実。

※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、直接店舗に営業時間をご確認ください。

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