熊本の紅葉絶景スポット6選

秋が深まり日に日に肌寒くなってきました。今の季節にしか入れない渓谷、鮮やかな黄色や朱色でグラデーションされた山々、ライトアップされたイチョウなど、熊本県内には様々なシチュエーションで紅葉を楽しむことができるスポットがたくさんあります。今回はそんな県内各地の絶景紅葉スポット6選をお届けします。
五家荘(ごかのしょう)
標高1300~1700メートル級の山々に囲まれた八代(やつしろ)の秘境の里、「五家荘(ごかのしょう)」。久連子、椎原、葉木、仁田尾、樅木という5つの集落の総称で古くから”平家の落人伝説”が残るエリアで、知る人ぞ知る熊本の紅葉の名所です。深い渓谷と森が一斉に色づく景色は、まるで昔話の世界に足を踏み入れたよう!雄大な渓谷や滝、吊橋が点在し、広範囲に色づく紅葉を楽しむことができます。
五家荘の魅力は何と言っても、渓谷にかかる吊り橋と紅葉のコラボレーション。中でも最も有名なのは五家荘で1番長い梅の木轟公園吊り橋です。長さ116メートル、高さ55メートルの橋の上からは谷底まで紅葉を見おろすことができ圧巻です。吊り橋を渡り、15分程歩くと”轟”が見えてきます。”轟”とは滝のことで、五家荘ではそう呼ばれているそう。マイナスイオンを感じる轟と紅葉の組み合わせは今しか味わえません。
また、五家荘一体はドライブコースとしても定評あり。特に「樅木」地区や「久連子渓谷」周辺は赤や黄色のグラデーションが美しく、車窓からでも景色を楽しめます。10月26日~11月30日は紅葉祭も開催。週末は交通規制がかかる時もあるのでHPで情報確認をお願いします。
| スポット名 | 五家荘 |
|---|---|
| 住所 |
八代市泉町付近 八代市泉町五家荘(樅木・仁田尾・葉木・久連子・椎原) |
| みどころ時期 | 11⽉上旬〜11⽉中旬 |
| ライトアップ | なし |
| 問い合わせ先 | 五家荘観光案内所 |
| 電話番号 | 0965-36-5800 |
| 駐車場 | 無料(約300台) |
| 料金 | 各施設入場の場合別途入場料要 |
| 関連サイト | 五家荘ねっと(外部ネット) |
人吉城跡周辺・球磨川沿岸
熊本県南部の人吉市を代表する紅葉スポット、「人吉城跡周辺・球磨川沿岸」。人吉城跡周辺は雑木が多く、特にハゼやカエデの赤や緑のコントラストの調和は見応えありがあります。遊歩道やベンチも点在しているので、ゆっくりと紅葉散歩を楽しむのにぴったりです。石垣と紅葉の美しい対比は見どころの1つ。石垣の間に広がるもみじやイチョウが色づくと、歴史の重みと秋の彩りが溶け合うような風景が広がります。
球磨川沿岸は沿岸ぞいに大きなもみじの紅葉が見え、エメラルドグリーンの球磨川とのコントラストが絶景。歩くたびに角度や光の加減で違う色合いを楽しめます。早朝や夕暮れ時には、水面に紅葉が映り込み幻想的な雰囲気が味わえます。また球磨川下りの船の上から移り変わる紅葉は眺める一見の価値ありです。川下りは、梅花の渡し(HASSENBA周辺の遊覧船・約30分・要予約)と、川下りの清流コースが体験可能。川から見上げる紅葉は迫力があり、まさに”自然の中に飛び込むような体験”ができます。清らかな水の流れ、歴史の息づく街並みを紅葉とともに楽しみませんか。
| スポット名 | 人吉城跡周辺・球磨川沿岸 |
|---|---|
| 住所 | 人吉市麓町 |
|
みどころ時期 |
11⽉中旬〜11⽉下旬 |
| ライトアップ | なし |
| 問い合わせ先 | 人吉市商工観光課 |
| 電話番号 | 0966-22-2441 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| 料金 | 無料 |
| 関連サイト | 人吉市(外部サイト) |
マゼノ渓谷
南小国町にある「マゼノ渓谷」は阿蘇外輪山の北東部に位置する自然豊かな渓谷。普段は立ち入り禁止の場所ですが、紅葉シーズンの約1ヶ月間だけ一般開放される”幻の紅葉”スポットです。
水面を照らす光と鮮やかな黄色の紅葉は1度は見て欲しい絶景。遊歩道が整備されていますが手つかずの大自然が残っている場所もあるので、お出かけの際は歩きやすく滑りにくい靴が必須です。
滝から流れてくる清流でできる水たまりと風が吹くと舞う落葉たち。大自然のチカラを感じます。マゼノ渓谷を流れる水は驚くほど澄んでおり、川底まで見えるほど。歩いている時にふと空を見上げると木々の間から木漏れ日を感じます。清流を囲むように広がるモミジやカエデがオレンジ、黄、緑に染まる光景は見応え抜群です。渓谷の入口から歩いて約15分すると現れるのは”マゼノ滝”。滝の周りに色づく紅葉と青に映える空、落差約10メートルの水流のコラボレーションはマゼノ渓谷の見どころの1つ。人気の写真スポットです。ちなみに2025年度は11月30日まで一般開放中。開放時間は8時~15時45分までになります。
| スポット名 | マゼノ渓谷 |
|---|---|
| 住所 | 阿蘇郡南小国町大字中原地内 |
|
みどころ時期 |
10⽉下旬〜11⽉中旬(2025年一般開放は11月24日まで。開放時間8時~15時45分) |
| ライトアップ | なし |
| 問い合わせ先 | 南小国町観光協会 |
| 電話番号 | 0967-42-1444 |
| 駐車場 | あり(無料) |
| 料金 | 300円 |
| 関連サイト | 南小国町(外部サイト) |
熊本県庁プロムナード
熊本市中央区にある「熊本県庁プロムナード」は、熊本県庁正面玄関から伸びる約500メートルの並木道。秋になると肥後54万石にちなんだ54万木のイチョウが一斉に色づき、黄金色のトンネルが現れます。“日常の中の小さな秋旅”にぜひ出かけてみませんか。
やわらかな光を透かした葉がキラキラと輝き、風に舞うイチョウの葉がまるで金色のシャワーのように感じます。休日には写真撮影やお散歩を楽しむ人で賑わいます。日中の青と金色のコントラストはもちろん美しいですが、夕方から夜にかけての時間帯は昼間と雰囲気ががらりと変わりこちらもおすすめ。期間限定でライトアップも開催され、街頭に照らされた並木がロマンティックな雰囲気を演出してくれます。
| スポット名 |
熊本県庁プロムナード |
|---|---|
| 住所 | 熊本市中央区水前寺6-18-1 |
|
みどころ時期 |
11⽉中旬〜11⽉下旬 |
| ライトアップ | あり |
| 問い合わせ先 | 熊本県財産経営課 |
| 電話番号 | 096-333-2089 |
| 駐車場 | 南側駐車場(19:00までの入庫、2時間以内の出庫) |
| 料金 | 無料 |
蘇陽峡(そようきょう)
阿蘇南外輪山の南側、山都町にある”蘇陽峡”。九州のグランドキャニオンとも言われています。九州中央産地を水源とする五ヶ瀬川によって形づくられ、200メートルもの切り立った絶景が10キロメートルにわたって続く全国でも珍しいU字谷渓谷です。渓谷だけでも見応えがありますが、赤や黄に染まった秋景色は絵画を見ているような気分になります。
紅葉を眺めるならおすすめは「長崎鼻展望台」。ここからは深く切り込んだ渓谷を一望することができるパノラマビューです。晴れた日には遠くの山々までくっきりと見渡せ、紅葉のグラデーションが山肌を染め上げる景色はまさに圧巻です。朝霧がかかる時間帯には幻想的な景色も楽しめます。また。谷底へと続く遊歩道から見上げる紅葉も迫力満点。晴天の青空や雲海と紅葉が重なるコントラストは写真映え間違いなしで、近年SNSでも注目度が高まっています。2025年11月8日~24日は地元の軽食などの出店があるもみじ祭りが開催されます。
| スポット名 | 蘇陽峡 |
|---|---|
| 住所 | 上益城郡山都町長崎 |
|
みどころ時期 |
11⽉中旬〜11⽉下旬 |
| ライトアップ | なし |
| 問い合わせ先 | 山都町役場蘇陽支所 |
| 電話番号 | 0967-83-1111 |
| 駐車場 | あり(長崎鼻展望台40台) |
| 料金 | 無料 |
| 関連サイト | 蘇陽峡(外部サイト) |
菊池渓谷
熊本県北部の菊池市にある「菊池渓谷」は清流と原生林に囲まれた自然美で知られる名勝地。特に秋の紅葉シーズンは渓谷全体が色鮮やかな色彩に包まれ、訪れる人々を魅了します。遊歩道が整備されており、ゆっくりと歩きながら紅葉狩りが楽しめます。川のせせらぎと落ち葉を踏む音に癒やされながら、秋の空気を満喫しませんか。

遊歩道を歩いていくと現れるのが「紅葉ヶ瀬」。谷沿いの木々が一斉に紅く染まり、流れる清流とのコントラストが見事です。透き通るエメラルドグリーンの流れと、燃えるような紅葉の競演は圧巻。落ち葉が水面に浮かび、風に揺られて流れる様子は、訪れた人々の心をそっと癒してくれます。写真愛好家の間でも人気が高く、渓谷内で最も美しい紅葉スポットの1つといわれています。また菊地渓谷の入口にある「菊池渓谷ビジターセンター」前には軽食や温かい飲み物を楽しめる売店も。秋の澄んだ空気の中で、コーヒー片手に眺める紅葉は格別です。
| スポット名 | 菊地渓谷 |
|---|---|
| 住所 | 菊池市原5026 |
|
みどころ時期 |
11⽉中旬〜11⽉下旬 |
| ライトアップ | ~11月9日まで |
| 問い合わせ先 | 菊池渓谷管理事務所 |
| 電話番号 | 0968-27-0210 |
| 駐車場 | 第一駐車場/約80台、 第二駐車場/約45台 中央駐車場/300台 |
| 料金 | 300円 |
| 関連サイト | 菊地渓谷(外部サイト) |



































