まるで流れるカーテン。阿蘇・小国町の「鍋ヶ滝」を楽しむ

阿蘇の火山は、広大なカルデラをはじめとする数々の絶景を生み出しています。阿蘇郡小国町にある「鍋ヶ滝(なべがたき)」も、その1つです。幅広くヴェールのように流れ落ちる滝の美しさは、多くの人々に愛されています。そんな「鍋ヶ滝」への行き方と魅力をお伝えします。
大型連休など混雑が予想される日は、完全予約制入園です

阿蘇の大自然が作り出した神秘的な滝の景色が楽しめる「鍋ヶ滝」。お茶のCMのロケ地になるなど各方面で話題を呼び人気観光地となったことから、交通渋滞対策などの目的で入園はWEBによる事前予約制となっています。特に大型連休など混雑が予想される日は、完全予約制入園です。
入園の際は、日時指定で電子チケット(二次元バーコード)を事前購入します。WEB予約・電子チケット購入は、空きがあれば入園日当日でも可能です。
入園申し込みはこちらから
予約はこちらから⇒ASOおぐに観光協会公式ホームページ
日時指定でWEBチケットを購入します。インターネット予約・チケット購入は入園日当日でも可能です。
園内へと入り、滝が落ちる場所まで森の中を散策
無事、予約サイトでWEBチケットの購入ができたら、「鍋ヶ滝公園」へと向かいましょう。鍋ヶ滝がある小国町(おぐにまち)は阿蘇エリアの北部にあり、大分県と接している県境の町です。杖立温泉、わいた温泉など温泉地も多くあるので、お出かけルートに入れて旅を楽しめます。

アクセスは車、もしくはタクシーになります。小国町中心部エリアから国道387号線を西に進んで、案内看板を右折します。曲がってすぐの場所に「坂本善三美術館」があるので、こちらもぜひ寄ってみましょう。

さらに突き当たりの道を右へと進みます。看板があるので迷わないはず。途中、すれ違いが難しい細い道があるので、運転の際はご注意ください。

少し山道を上ったところで到着しました。駐車場はたっぷり123台あります。第1駐車場が満車の場合も、すぐ上に第2、第3駐車場があるので安心です。

公園入口から、滝へと向かっていきます。

受付で、購入したWEBチケットを提示しましょう。二次元コードを読み取ってもらったら、受付完了です。いざ入園!

入口には杖が準備されています。というのも、滝までは少し歩くのですが、行きは下り、帰りは上りと、遊歩道は落差が大きくなっています。ゆっくり行きましょう!

滝までは遊歩道と階段が整備されています。が、なかなかの段数のようです。木々に包まれた遊歩道を下り続けます。

眼下に見える遊歩道。あそこまで下ったら、もう少しです!

見えてきました……! 遊歩道が滝の正面と右手との2方向に分かれています。まずは正面の方へと向かってみました。
いよいよ、「水のカーテン」鍋ヶ滝とご対面

受付から5分ほど遊歩道を歩いて到着。いよいよ「鍋ヶ滝」の姿が現れました。落差約10m、幅約20mで、幅広く薄いヴェールのように水が流れ落ちるのが特徴です。苔むした岩と水とのコントラストが、とても美しい……!

先ほどの遊歩道を上の方へと進み、滝の脇へと近寄ってみました。せり出すような形の岩盤の上から滝が流れ落ちているのが分かります。

さらに、対岸へと渡ってみます。
※滝周辺は足場が悪く、大変滑りやすい河原なので、移動の際は十分にお気をつけください

ちょうど日が射し、水煙に包まれた滝の姿を見ることができました。滝の脇へと回り込んで、この滝の成り立ちがわかるような場所へと進みます。

横から見ると、滝が流れる岩盤の下が10mほど奥にえぐれているのがわかります。阿蘇のカルデラをつくった約9万年前の巨大噴火でできたとされる鍋ヶ滝。上の岩盤は、噴火による火砕流が熱と圧力によって固い岩となった「溶結凝灰岩」。これが元々の川の上に固まり、そして長い長い年月を経て川の柔らかい砂が削られていったことから、この特異な地形ができたのだそうです。

天井部分は「溶結凝灰岩」、そして地面は柔らかい砂の層。阿蘇の大自然と悠久の歴史を感じられる、不思議な景色を楽しめます。

自然のパワーを全身で浴びたかのような気持ちになれました。

少しだけ下流の方へと散策できたので、滝から離れてみます。遠くから見ても美しい。

幾万年も流れ続けながら、少しずつ今の地形を形づくってきたであろう渓流の流れに、悠久の時の重みを感じながら、しばしボンヤリと佇んでいました。

例年、4月上旬には滝のライトアップイベントも開催される「鍋ヶ滝」。阿蘇の火山と悠久の時の流れが生み出した景色を、堪能してみてください。
| スポット名 | 鍋ヶ滝公園 |
|---|---|
| 住所 | 熊本県阿蘇郡小国町黒渕 |
| 問い合わせ | 小国コールセンター |
| 電話番号 | 0967-46-4440(9:00~17:00) |
| 営業時間 | 9:30~17:00(最終入園16:30)※大型連休などは完全予約制入園 |
| 休園日 | 年末年始(12月28日〜1月3日) ※大雨・洪水警報発令時など河川の増水状況などにより臨時休園となる場合があります |
| 料金 | 【WEBによる事前予約制】高校生以上300円、小・中学生150円、小学生未満無料、 障がい者手帳をお持ちの方無料(予約不要。受付で提示を。同行介助者1名まで無料) |
| 駐車場 | 123台 |
| 関連サイト | ASOおぐに観光協会公式ホームページ(外部リンク) |
中川千代美
長崎生まれ、熊本在住。地方出版社に勤めたのち、「チヨミ編集事務所」として独立。地域の子育て情報誌や生活情報紙をはじめ、幅広いジャンルの編集・ライティング・企画を手がける。食欲・物欲・お出かけ欲・温泉欲・ビール欲が赴くままに熊本・九州を駆け回る日々。趣味は二胡。
このライターの記事へ













