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パンフレット

旅のおすすめ記事最新トレンドから絶対外せない王道まで!熊本の楽しみ方をご紹介します

★熊本県立大学コラボ企画★ 炭鉱レトロにかじりつく旅 ~荒尾の“おいしい”と“エモい”を挟み込みました~

くまもっと編集部

県北エリア 荒尾・玉名

熊本の“まだ知らない”を探しに行こう! 大学生たちが県内を巡って見つけた、地元の魅力を6回にわたってお届け! 
第一弾は荒尾・玉名エリア。 楽しいことに目がないシュン、写真が趣味のタマミ、食べることが大好きなサキ、好奇心旺盛なフク、元気いっぱいのモリの5人がとっておきのスポットを取材してきました。

熊本県の北西にある荒尾、玉名エリアには、自然と歴史、そして地元のあたたかさがぎゅっと詰まったまち。 世界遺産の万田坑、地元食材を使ったグルメや昔ながらの喫茶店、夕暮れ時の荒尾干潟や長洲港など、心に残る風景にたくさん出会えます。 ゆったりとした時間の中で、ほっとひと息つけるような魅力があふれていました。

旅の始めに、心ほぐれるカフェ時間 ~荒尾リビング~

熊本市内から車を走らせること約1時間半。今回の旅は、荒尾駅構内にあるカフェ「荒尾リビング」からスタートしました。
2024年、駅の空きスペースを活用して誕生したこのカフェは、「荒尾に来たら、まずはここに寄ってほしい」という想いが込められています。お店に入ると、スタッフさんが優しい笑顔で迎えてくれて、旅の緊張も自然とほぐれました。

店内には地元食材をふんだんに使ったメニューがずらりと並び、どれにしようか迷うほど。スタッフにおすすめされた「じてんしゃ飯おにぎりセット(八女茶アンサンブリュー)(写真1枚目)」や、「モナ(抹茶アイス)(写真2枚目)」を注文しましたが、どれも見た目がかわいく、味も大満足。窓の外の景色を眺めながら、車移動の疲れをゆっくり癒すことができました。

ひときわ目を引いたのは、荒尾の名産「梨の木」の丸太を使ったベンチ。
あたたかみのある質感から、地元への愛情が伝わってきます。
 

店内の物販コーナーには、素材にこだわった食品や調味料が並び、思わず手に取りたくなるおしゃれなパッケージばかり。荒尾だけでなく、九州各地の“隠れた食材”を活かした商品もあり、特別なお土産選びが楽しめます。
荒尾に来たら、必ず立ち寄りたい。そんなお気に入りのカフェになりました。

スポット情報(2025年6月27日現在)
スポット名 荒尾リビング
住所 荒尾市万田1471-1
営業時間 土~水曜/11:30~16:30 
木・金曜/11:30~18:30
休み 無休
駐車場 荒尾駅横にあり(2時間無料、3時間50円)
関連サイト

荒尾リビング(Instagram)


 

「ここ、コスプレ撮影したらめちゃくちゃ映えるんじゃ…?」 まるでタイムスリップ、世界文化遺産の万田坑

荒尾市にある万田坑を訪れました。 ここは、明治~昭和初期にかけて日本のエネルギーを支えた炭鉱で、今では世界文化遺産にも登録されています。
施設に一歩足を踏み入れると、レンガ造りの建物や巨大な巻揚機がそのまま残されていて、まるで映画のワンシーンのような空間に圧倒されました。 万田坑ステーションでは、当時の作業服や工具、炭鉱で働いていた人々の生活の様子が展示されていて、教科書では知れないリアルな歴史を肌で感じられます。

構内をじっくり見学すること1時間。実際に歩いてみて思ったのが「ここ、コスプレ撮影したらめちゃくちゃ映えるんじゃ…?」
広い空と、無骨だけど美しい赤レンガの建物。そして機械の鉄骨や配管のディテールまでかっこよくて、アニメやゲームの世界観にもマッチしそうな雰囲気。
例えば、スチームパンク風の衣装とか、探検隊のような格好とか…想像がふくらみました。実際にコスプレイベントも開催されていて、そうした「歴史×現代カルチャー」のコラボも万田坑ならではの楽しみ方かもしれません。

観光地としての学びはもちろん、写真映えスポットとしても魅力たっぷりの万田坑。
次は衣装持参で来てみるのもアリかも?そんな新しい発見のある場所でした。

スポット情報(2025年6月27日現在)
スポット名 万田坑
住所 荒尾市原万田200-2
電話番号 0968-57-9155
営業時間 9:30~17:00(有料区域の最終入場~16:30)
休み 月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/29~1/3)
入場料 入坑料/大人410円、高校生310円、小・中学生210円、乳幼児無料
駐車場 あり
関連サイト

万田坑(外部リンク)


 

軽やかバンズと極旨パティで「HAPPY FOOD LIFE」

空腹を抱えてたどり着いたのは、ずっと気になっていた「THE PARK BURGER」。荒尾市のグリーンランド近くにあるこのお店は、SNSでも話題の人気バーガーショップです。
到着するなり、香ばしい香りに食欲が一気に加速しました。約20種類あるハンバーガーはどれも魅力的で、定番のチーズバーガーに加えて、アボカドバーガーやマッシュポテトバーガーなど、個性豊かなラインナップが揃っています。
さらに、毎月内容が変わる「MONTHLY BURGER」もあり、何度訪れても新しい味に出会える楽しさがあります。
 

写真(左)は肉感モリモリの「ダブルバーガー(ポテト付き)1800円」。手に取った瞬間、我慢できずに思わずかぶりついてしまいました。軽やかなバンズの感触と、ジュワッと広がる肉の旨みが口いっぱいに広がり、思わず笑みがこぼれます。

特に印象的だったのは、そのバンズの軽さ。やさしい食感で、しっかりとしたパティの肉々しさを受け止めながらも、まったく重たさを感じさせません。胃もたれしないので、もう一個食べられそうな気がするほどでした。ポテトも絶妙な仕上がりで、油っぽさがなく、サクサクとした食感がクセになります。気づけば手が止まらず、あっという間に完食してしまいました。
 

親しみやすく、明るく丁寧な接客が印象的な店主の植田さん(右)と、スタッフの吉山さん(左)。
お店のスローガンである「HAPPY FOOD LIFE」の通り、食事を通じて心が明るくなるような、そんな素敵な時間を過ごすことができました。

スポット情報(2025年6月27日現在)
スポット名 THE PARK BURGER
住所 荒尾市本井手156-1 内野ビル1F
電話番号 0968-57-9813
営業時間 11:00~15:00、17:30~21:30
土日祝日 11:00~20:00
休み 木曜
駐車場 6台
関連サイト

THE PARK BURGER(Instagram)


 

荒尾愛100%の名物パン屋さん! 万幸堂

グリーンランドから北西に車で10分進むと見えてくる「万幸堂」は、地元民から長く愛される昔ながらのパン屋さんです。メロンが描かれた可愛らしいマークのドアから中に入ると、どこか懐かしい雰囲気が漂い、訪れるだけで心がほっとします。
 

看板商品のメロンパンは、素朴でやさしい味わいが特徴。生地の上に砂糖がかかっていないため、通常のメロンパンよりもヘルシーでまるで何個でも食べられそう!
種類も豊富で、ピーナッツバタークリームや北海道メロンクリームのメロンパン、さらに、1日20個限定のデカメロンなど、「次はどれを食べよう?」とワクワクが止まりません。
 

そして忘れてはいけないのはもうひとつの名物の元祖三角揚げパン。サクサク食感の食パンとほんのり甘さのこしあんが全身に幸せを届けてくれます。なんと昔から作り方を変えていないとのこと。
まさに伝統と進化で築き上げられた「揚げパン」はお土産としてもまちがいなしの逸品!
また、小ぶりなサイズの三角揚げパンも用意されており、小食の方や子どもでも気軽に楽しめるのが嬉しいポイント。パンはどれも手作りで温かみが感じられます。
 

今回は、名物のメロンパンと揚げパンを購入しました。袋もとても可愛らしいデザインですね。
お店のスタッフさんのお話によると「オーブントースターて焼き直すと食感が変わる」のだとか...お家に帰ってからの楽しみがまた1つ増えましたね。
荒尾のやさしさと懐かしさが詰まった「万幸堂」は、まさに荒尾愛100%! 皆さんぜひ「万幸堂」へお立ち寄りください!
 

スポット情報(2025年6月27日現在)
スポット名 万幸堂
住所 荒尾市四ツ山町3-2-10
電話番号 0968-62-0323
営業時間 10:00~18:00
休み 日曜、祝日
駐車場 15台
関連サイト

万幸堂(外部リンク)


 

「万田坑から続く、もうひとつの物語」 コットン

次に訪れたのは、創業45年を超える喫茶店コットン。
木の温もりが感じられる落ち着いた外観。中に入ると、どこか懐かしさを感じる店内。レトロな家具や、静かに流れる音楽が、万田坑の余韻と自然につながっているような気がしました。
「コットン」という名前からして、なんだかふわっと優しい時間が過ごせそう。みんなで相談しながら、それぞれ好きなメニューを選びます。
 

私が選んだのは、気になっていた「万田坑パフェ」とコーヒーのセット。
炭鉱をイメージした黒のビジュアルが目を引く映えスイーツで4時間かけてじっくり炊いた黒まめと、黒ゴマ香るアイスクリーム、万田坑のやぐらをイメージしたウエハース。細部まで「万田坑」らしさを感じました。
そして一緒にでてきたのが、「本日のコーヒー」。このコーヒー、日によって豆の種類が変わるそうで、来店するたびに違った味が楽しめるのが魅力なんだとか。

産業の歴史を体感したあとに、こんな形で「味わう万田坑」に出会えるとは思ってもいませんでした。

 

目で見て、舌で楽しむ——そんな新しい観光の形を体験できた気がします。
歴史に触れた後の、ちょっとした休憩時間。ただ座ってメニューを眺めるだけなのに、不思議と心が落ち着く。そんな場所が、この「コットン」でした。
 

スポット情報(2025年6月27日現在)
スポット名 コットン
住所 荒尾市万田1588-4
電話番号 0968-62-5996
営業時間 10:00~20:00
休み 木曜
駐車場 敷地内にあり
関連サイト

コットン(外部リンク)


 

駆け出したくなる夕景、荒尾干潟

カフェでゆったり過ごしたあとは、夕日を追いかけて荒尾市の西側に位置する荒尾干潟へドライブ。
目指すは“干潟の夕焼け”……のはずが、到着して思わずひと言。
「あれ、水、あるじゃん?!」
そう、干潟はまさかの満潮。でも——それがまた、想像以上にきれいだったんです。
 水面にオレンジ色の夕日が反射して、キラキラと輝く海。まるで鏡みたいな景色に、心を奪われてしまいました。
潮が引いていなくても、荒尾干潟の魅力は健在。むしろ、水があるからこその美しさに出会えた気がします。
 

気づけば海に向かって駆け出して、岩に腰かけて、ぼーっとひと息。まるで青春映画のワンシーンのような、心がふっとほどけるひとときでした 
そして、夕日が沈んだあとの空のグラデーション。ピンクから群青へ、色を変えていく空が本当に美しくて、時間を忘れて見入ってしまいました。
 

写真じゃ伝わらない、生だからこその感動。
また絶対に行きたい、大切な“とっておきの場所”になりました。
 

スポット情報(2025年6月27日現在)
スポット名 荒尾干潟/蔵満海岸
住所 荒尾市蔵満
問合せ先 荒尾干潟水鳥・湿地センター
℡/0968-57-7444
駐車場 あり
関連サイト

荒尾干潟水鳥・湿地センター(外部リンク)


 

夜がゆっくりと降りてくる有明海を眺めて」

荒尾・玉名の旅の最後は、有明海の美しい景色を一望できる西塘公園へ。
荒尾干潟から車で約10分の長洲町総合スポーツセンターの駐車場に車を停めて、公園内に入るとその先に広がっていたのはこの絶景!!!

日が沈んだあとの空は、オレンジから濃いブルーへとゆっくりと変わっていくグラデーションが本当にきれいで、思わず魅入ってしまうほど。造船工場のクレーンと海に浮かぶ船、夕日の相性が最高に抜群でした!
 

海を背景に撮った友人たちのシルエットと、近くで聞こえる船の汽笛の音は、なんだかちょっとノスタルジックな気持ちになる不思議な時間でした。完全に日が落ちると、港に浮かぶ小さな光や対岸の明かりが水面に反射して、まるで絵の中にいるみたいで、「このまま帰りたくないな」と心の中で思ったのは、きっと私だけではなかったはずです。
またふと、この景色を思い出して、行きたくなるんだろうなと思います。
大切な人たちと是非行ってほしい、とっておきの場所です。
 

有明海バンザーイ! 荒尾・玉名バンザーイ!

スポット情報(2025年6月27日現在)
スポット名 西塘公園
住所 玉名郡長洲町姫ヶ浦1
問合せ先 長洲町まちづくり課
℡/0968-78-3239
駐車場 あり(長洲町総合スポーツセンター)
関連サイト

長洲町(外部リンク)


今回の旅を振り返ると、荒尾・玉名は関わる人たちがみなさんあたたかくて、時間がゆっくり流れるとても居心地のよい場所だったなあと思います。
日常から少しだけ離れて、肩の力を抜いて過ごしたい人にもすごくおすすめのエリアです。
 

くまもっと編集部

熊本をあいしてやまない「くまもっと編集部」。必見の熊本定番スポットから知る人ぞ知るこだわりの情報まで何でも知ってるモン。

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