お得に旅するデジタルクーポンくまモンパスポート

Languages
English 簡体中文 繁体中文 한국어 Deutsch Français

もっと!もーっと!くまもっと。

Languages
English 簡体中文 繁体中文 한국어 Deutsch Français

パンフレット

旅のおすすめ記事最新トレンドから絶対外せない王道まで!熊本の楽しみ方をご紹介します

球磨川が生まれる村・水上村をめぐって、心をほぐす

写真:巨大な噴水

熊本県の南東部・奥球磨エリアに位置し、宮崎県との県境に接する水上村(みずかみむら)。九州中央山地深くで球磨川の源流があり、荘厳で豊かな自然とのどかな山里を持つ土地です。市房山(いちふさやま)での森林浴や広大な市房ダム、美人湯として名高い湯山温泉(ゆやまおんせん)など、自然の魅力を全身で感じられる場所も多くあります。
ゆったり心をリトリートできそうな水上村で、ぜひ立ち寄りたいスポットを見つけてきました。

 

・物産館 水の上の市場・汗の原親水公園
・Cafe On The Water(水上荘)
・ONNI BAKE&COFFEE

迫力の大噴水とジビエ料理で、村の魅力を堪能

物産館 水の上の市場
写真:水の上の市場の外観

球磨川の上流にあたる水上村に広がる市房ダム。広大で美しいダム湖を一望できる立地にあるのが、物産館「水の上の市場」です。水上村を楽しむならば、ぜひ立ち寄っておきたいスポットです。

写真:物産館の奥のデッキからの景色

物産館の奥のデッキに出ると見えるのが、周囲13.4kmの広大な市房ダムです。この湖を囲むようにたくさんの桜の木が植えられており、市房ダム湖畔の一万本桜として有名なスポット。春以外の季節も、その豊かな自然と美しい湖水をゆったりと楽しむことができます。

そしてこちらでは、物産館のデッキにある機械に500円を投入すると、湖の方で少しずつ水が吹き上がっていきます…。

写真:巨大な噴水

湖の中から、巨大な噴水が立ち上がりました。その高さ、なんと約80メートル! 10分間水が吹き上がり続けます。気候が合えば虹がかかることもあるのだとか。大迫力の景色に思わずカメラのシャッターを連続で切ってしまいました。

(湖面へ降りる階段は通行不可 ※2023年7月現在)

写真:物産館の内装
さて、ダム湖の景色を楽しんだら、物産館でお土産探し。地元で採れた農産物や加工品、人吉球磨地域の名産品などが充実しています。
写真:水上村特産のジビエのお土産

ぜひチェックしたいのが、水上村特産のジビエのお土産。熊本市内の人気餃子店「弐ノ弐」と村がコラボした、冷凍食品の「ジビエ餃子」と「ジビエハンバーグ」は、鹿肉をふんだんに使った一品です。丁寧に作られているので臭みはなく特有の美味しさを引き出しています。良質なタンパク質の美味しさを名店の味で楽しめます。

写真:ジビエ・キーマカレー
鹿肉の粗びき肉がゴロゴロ入った「ジビエ・キーマカレー」も人気商品。スパイスの風味が絶妙な、大人の味です。
写真:「大石酒造」「松下酒造」の焼酎
写真:名産のキクラゲを使ったパスタ麺

他にも、水上村に2つある球磨焼酎の蔵元「大石酒造」「松下酒造」の焼酎や、名産のキクラゲを使ったパスタ麺など、ここでしか出会えない味覚がいっぱいです。

写真:館内の食事処

館内にはお食事処が併設されており、ダム湖をのんびり眺めることができる座席で、ジビエ肉を使ったメニューを中心としたお食事が楽しめます。イノシシ肉・鹿肉入りの「市房うどん」や「またぎ丼」も気になりますが…。

写真:市房ダムカレー

ここはやっぱり、「市房ダムカレー」(1,200円)をオーダー! 美しい湖水を鮮やかなグリーンカレーで表現している、珠玉の一皿です。名産の生キクラゲに加え、鹿肉のカツと、ホロホロ柔らかい鹿のスペアリブの煮込みが豪快にオン。ジビエ肉もじっくり堪能できます。鹿肉らしい香りと旨味、ジビエってこんなに美味しいんですね…!

写真:ソフトクリーム

食後のデザートには、軽食コーナーで阿蘇・阿部牧場の「ASO MILK」をふんだんに使ったソフトクリームを! 村で採れる季節の果物とコラボした季節のソフトクリームがオススメです。夏季は「ブルーベリー」(500円)。秋からは栗、11月〜5月頃にはイチゴのソフトクリームがお目見えします。サッパリした甘さでコクのあるソフトクリームとフルーツの相性が抜群です。

スポット情報(2023年7月28日現在)
スポット名 物産館 水の上の市場
所在地 熊本県球磨郡水上村大字湯山47-8
電話番号 0966-46-0111
営業時間 9:00〜18:00(冬季は〜17:00)
休み 水曜
駐車場 あり
URL https://mizukami-ichifusa.com/producer/#producer_info
写真:汗の原親水公園

せっかくなので、食後の運動に「水の上の市場」から車で2分ほどの場所にある「汗の原親水公園」へも立ち寄りましょう。湖畔に芝生広場が整備され、美しいダム湖を眺めながら散策できるスポットです。

写真:対岸へ渡る吊橋
対岸へ渡る吊橋。全長130メートルで、ダムの上を空中散策するような気分で楽しめます。そこまで高さはないので、高所が苦手な人も安心です。
写真:下が透けて見えるアクリルの窓
…と思いきや、所々に下が透けて見えるアクリルの窓が! ちょっとだけひんやり体験もできます。
写真:球磨川の景色
球磨川の美しく雄大な流れや里山の景色を楽しみながら、しばしのんびり寛ぎました。
スポット情報(2023年7月28日現在)
スポット名 汗の原親水公園
所在地 熊本県球磨郡水上村大字湯山

土日祝限定、お宿のカフェで田舎のおもてなしランチを

Cafe On The Water(Hostel MIZUKAMISO)
写真:のどかな里山の景色
車を市房山の方に走らせると、湯山温泉街(ゆやまおんせんがい)とのどかな里山の景色が見えてきました。その中にある温泉旅館/ホステルが、次なる目的地です。
写真:Hostel MIZUKAMISOの外観

田園の中にある、昔ながらの温泉旅館の雰囲気を持つ建物。こちらは「Hostel MIZUKAMISO」。温泉旅館「水上荘」として長く営業をしてきたお宿で、2021年にリニューアル。新たにドミトリーなども設けて、より多様な人が楽しめるお宿になりました。

写真:Cafe On The Waterの外観
そして、リニューアルに際して登場したのが、週末のみオープンする「Cafe On The Water」です。
写真:Cafe On The Waterの内装
和室の大広間をリノベーションして、のんびり滞在できるカフェ空間に。のどかな里山の景色を楽しみながら、食事や甘味をいただけます。
写真:Cafe On The Waterの内装
座敷席も残してあるほか、縁側にはハンモック席も。子ども連れでもゆったりできそうな空間です。
写真:季節の幸と蕎麦の彩りプレート
こちらで味わえるのが、地元の女性が村の食材や山野草で手作りするおもてなしランチ「季節の幸と蕎麦の彩りプレート」(1,200円)です。なんとも色鮮やかなプレートで、心躍ります。
写真:小鉢のプレート

魅力的な小鉢のプレートは、旬の食材を使った日替わりになります。この日は、そば粉のクレープや梅のハチミツ漬け、わらびの酢漬け、タマネギ餅、山菜の天ぷらなど…。田舎料理ならではの手の温かさを感じられる、滋味深い料理ばかり。

写真:食前酒の甘酒
食前酒として出される甘酒(アルコールは入っていません)も、こちらの手作りです! 優しい甘さが染みます。
写真:鹿肉の竜田揚げ
そして、鹿肉の竜田揚げ! 香ばしくも旨味豊かな食感です。ペロリと食べてしまいます。
写真:手打ちの十割そば
そばは地元のそば粉を使った手打ちの十割そばです。冷たいおそばを、温かい鴨肉のつけ汁でいただきます。そばの豊かな風味と喉ごしがたまりません。
写真:くろもじ茶

ごはんは三十三穀米、さらに和製ハーブティーと呼ばれる「くろもじ茶」もセットです。ハーブ感の高いスッキリした風味で、ほっとリラックスできます。こちらも村で採れたもので、店内では茶葉の販売もあります。満足感が高くてヘルシーで美味しい、心身共に癒やされるランチです。

写真:そばがきぜんざい
さらに、デザートをしっかり楽しみたい人は、「そばがきぜんざい」(500円)を! 手作りのお新香もいい感じです。
写真:そばがきぜんざい
そば粉を練ったモチモチのそばがきと、程よい甘さで炊き上げたぜんざいの風味が優しく、胃に染み渡る甘さ。

リニューアルに際し事業継承をした「若旦那」の三瓶達郎さん(右)と、ランチを作ってくれた川原はつ子さん。心ほぐれる週末ランチの時間を演出してくれました。

写真:ドミトリーエリア
写真提供/MIZUKAMISO
写真:湯山温泉のお湯
写真提供/MIZUKAMISO

ちなみに、宿泊の際は通常の客室に加えてドミトリーエリアもあり、一人旅でも家族や友人との旅行でも楽しめます。館内で美人湯・湯山温泉のお湯も楽しめるので、隠れ宿の雰囲気の中でのんびり滞在するのもオススメです。

写真:オーナーの三瓶さん
写真提供/MIZUKAMISO

また、オーナーの三瓶さんはアウトドアのアクティビティのインストラクターでもあります。市房ダム湖でのSUPやヨガなどのアクティビティも受け付けているそうなので、より特別な体験をしたい人はぜひ問合せしてみては?

スポット情報(2023年7月28日現在)
スポット名 Cafe On The Water(Hostel MIZUKAMISO内)
所在地 熊本県球磨郡水上村湯山1619
電話番号 0966-46-0835
営業時間 【カフェ】土・日曜、祝日の11:30〜14:00
駐車場 あり
URL https://mizukamiso.com/cafe-on-the-water/

オシャレな空間で楽しむ、グルテンフリーの自家製焼菓子とドリンク

ONNI BAKE&COFFEE
写真:ONNI BAKE&COFFEEの外観

市房ダム付近から人吉方面へループ橋を下って車で約5分、お店や住宅が並ぶエリアの中にあるオシャレなカフェ「ONNI (オンニ)BAKE&COFFEE」へ。こちらを目指して水上村を訪れる人もいるという、魅力的なカフェです。

写真:ONNI BAKE&COFFEEの内装
中に入ると、白を基調としたシンプルな空間です。席がゆったりと取られており、くつろぎやすい雰囲気。
写真:テーブル席
写真:お座敷

テーブル席、カウンター席、お座敷に1人席があり、いろんな居場所があるのも魅力です。なによりオシャレ!

写真:カフェを営む村上幸さん

カフェを営む村上幸さんは、神奈川県出身で結婚を機に水上村へとやって来た移住者。地域おこし協力隊として活動した後、「水上村の地域おこしにつながるような事業を始めたい」との思いで起業。もともと好きだったお菓子作りのスキルと食品会社に勤めていた経験を生かして、2021年にこのカフェをオープンしました。米処である水上村ならではのスイーツメニューとして開発した、米粉を使ったグルテンフリーの焼菓子が看板メニューです。

写真:ONNIシフォントースト

こちらはイートインメニューの「ONNIシフォントースト」(930円)。米粉で作られたグルテンフリーのシフォンケーキの表面をカリッと焼き上げ、県産の濃厚なミルクアイスを添えた一皿です。

写真:ONNIシフォントースト
米粉の優しい風味でフワフワに仕上がったシフォンは、表面のカリッとした香ばしさも相まって、楽しい食感。程よい甘さで、夢中で食べてしまう美味しさです。
写真:自家製タルゴナラテ

そして、こちらも人気のメニューだという「自家製タルゴナラテ」(650円)。タルゴナという、カルメ焼きのような韓国の昔ながらのおやつをミルクに乗せて、エスプレッソをかけて出されます。どこか懐かしさを感じる風味が、幅広い年代の人に愛されているドリンクです。

写真:タルゴナの溶けた自家製タルゴナラテ

タルゴナが少しずつ溶けていき、コクのあるラテの中で感じるほろ苦い甘さが、クセになる風味です。エスプレッソが入らない「タルゴナミルク」「タルゴナ豆乳」(各600円)もあるので、カフェインが苦手な方も楽しめます。こちらはテイクアウトも可です。

写真:グルテンフリーのスコーン
写真:グルテンフリーのクッキー

ほかにも、グルテンフリーのシフォンケーキやクッキー、スコーン、ラスク、カヌレなどが店頭に並び、テイクアウトで購入することも可能です。どの焼菓子が出るかは日によって変わるそうで、「納得いく味に焼き上がったものだけを提供しています」と幸さん。

写真:作業をする幸さん

「ONNI」とはフィンランド語で“幸せ”という意味。さらに韓国語の「お姉さん」という意味の発音もかけられています。幸さんがつくりだす、朗らかで優しい美味しさと居心地良い幸福な空間を求めて、地元の人から旅行客まで、多くの人が訪れています。

スポット情報(2023年7月28日現在)
スポット名 ONNI (オンニ)BAKE&COFFEE
所在地 熊本県球磨郡水上村岩野2621-1
営業時間 11:30〜16:00(OS 15:30)
休み 不定(Instagramに店休日情報がアップされます)
駐車場 あり(隣の「ママストア」前に駐車可)
URL @onni_bake.and.coffee(Instagram)
※詳しい営業状況はInstagramの確認を

中川千代美

長崎生まれ、熊本在住。地方出版社に勤めたのち、「チヨミ編集事務所」として独立。地域の子育て情報誌や生活情報紙をはじめ、幅広いジャンルの編集・ライティング・企画を手がける。食欲・物欲・お出かけ欲・温泉欲・ビール欲が赴くままに熊本・九州を駆け回る日々。趣味は二胡。

このライターの記事へ

この記事を見ている人は、こんな記事も見ています

ページトップ