お得に旅するデジタルクーポンくまモンパスポート

Languages
English 簡体中文 繁体中文 한국어 Deutsch Français

もっと!もーっと!くまもっと。

Languages
English 簡体中文 繁体中文 한국어 Deutsch Français

パンフレット

旅のおすすめ記事最新トレンドから絶対外せない王道まで!熊本の楽しみ方をご紹介します

「おかえり!南鉄」 ~7月15日、南阿蘇鉄道全線運転再開の日をご紹介します~

おかえり南阿蘇鉄道

活火山の大きなカルデラに、太古からたくさんの人々が暮らす阿蘇山。その南側の谷、南阿蘇の田園風景を走るのが「南阿蘇鉄道」です。2016年4月の熊本地震以来、7年3か月にわたって一部区間が不通でしたが、7月15日、ついに全線で運転を再開しました。みんなが待ち望んだこの日の様子をお伝えします。さあ、この夏は「おかえり!南鉄」を言いに、南阿蘇へ出かけてみませんか?

長陽駅に一番列車がやってきた!

7年3か月ぶりの立野行き列車

朝6時に始発列車が走りだす、全線運転再開初日の南阿蘇鉄道、通称「南鉄(なんてつ)」。まず訪れたのは「長陽(ちょうよう)駅」です。

長陽駅正面写真

日の出直後、朝5時半ごろに行くと、すでに地元の方々が。今日のみんなのあいさつは「おはようございます」、そして「おめでとうございます」です。

小旗&午後の紅茶
あたらしい時刻表
おかえりメッセージボード

駅にはお出迎えのための小旗や、全10駅にすべて時刻が書き込まれた、高森駅から立野駅までの時刻表が。メッセージボードには「おかえり!!」の文字がいっぱいです。

横断幕のセッティング

地元・南阿蘇村の職員さんも、各駅総出で歓迎モード。

始発列車がやってきました

そして6時24分。汽笛とともに、始発の立野駅行き列車がやってきました。2両編成のなかに笑顔の運転手さんと車掌さん、満員のお客さん。駅で迎えるみんなももちろん笑顔で、手や旗をたくさん振りました。

肥後大津行きの一番列車

6時51分発の二番列車。南阿蘇鉄道としてはじめて、終点・立野駅からJR豊肥本線に乗り入れ、肥後大津駅まで向かいます。乗り換えの回数が減らせるから、高森町・南阿蘇村から大津町や熊本市方面への通学や通勤だけでなく、南阿蘇への観光だって、とても便利になりますね。

音楽があふれる駅

長陽駅にすっかり長居してしまいました。駅にあふれるすてきな音のおかけです。

チンドン屋さん

昭和2年築で、何十年も無人駅だったこの駅に「管理駅長」としてやってきたのが、久永屋のご店主、久永さん。土日祝日に駅で「世界一素朴な資本(シフォン)ケーキ」やかき氷をご提供されているほか、頻繁に駅舎ライブを開催されています。

記念撮影
だるま

そんな駅だから、この朝からも、オールデーで演奏がくりひろげられました。サックスにチンドン屋さん、久永さんによる陽気なウクレレまで。みんなが「オー・シャンゼリゼ」を「オー・ミナミアソ」にかえて歌う朝は、とても華やかでさわやかでした。

どの駅も「おかえり」がいっぱい!

加勢駅

長陽駅の東どなりにある「加勢(かせ)駅」。ホームから見上げる位置のお宅に、「南鉄おかえり!」の手作りメッセージがありました。

南鉄おかえりメッセージボード

列車に小旗を振りにきたこの家のかたに尋ねると、7月15日の前線運行再開日に向けて、お子さんたちが総出でつくったそうです。駅へ停まった列車の中から、このメッセージを見て手を振ってくれる人、たくさんいました。

加勢駅の踏切の風景
阿蘇下田城駅

かつて領主のお城があった土地にちなみ、お城風の外観が特徴の「阿蘇下田(しもだ)城駅」。

阿蘇下田城駅の南側の道から

ここでも南阿蘇村の職員のみなさんをはじめ、気温の上がるなか、列車にいっぱい手を振っていました。

阿蘇下田城駅
南阿蘇鉄道からのメッセージ
見晴台駅

「見晴台(みはらしだい)駅」は、熊本地震のすぐあと、2016年冬の某テレビCMのメインロケ地として、一躍有名になった駅です。

見晴台駅

CMは、続編も制作されるほどの人気シリーズとなり、熊本地震からの南阿蘇の復興を応援してくれました。南阿蘇白川水源駅から歩いていける「白川水源」や南阿蘇村内の農道など、ロケ地めぐりもおすすめです。

午後の紅茶の自動販売機
見晴台駅プラットフォーム

この駅名物の自動販売機も、もちろん元気に働いていました。

高森駅

南阿蘇鉄道の終着駅「高森(たかもり)駅」は、本社や車両基地もある、高森町の中心駅です。今年4月に、新しい駅舎がオープンしました。

高森駅へ入線する列車

訪れた時間帯は、南阿蘇鉄道全線運転再開記念式典の最中。到着する列車もマルシェも盛況で、たくさんの人々が楽しそうにしていました。

高森駅のあたらしい駅名標
式典の会場
立野駅

最後に訪れたのは「立野(たての)駅」。南阿蘇鉄道と、熊本市内から阿蘇の北側の谷(阿蘇谷)へ向かうJR豊肥本線が接続する、阿蘇の西のターミナルです。

立野駅へ入線するセレモニー列車

ちょうど、「みんなでお祝いの旗を振る」という素敵な企画が行われている、セレモニー列車が到着するタイミングでした。地元エイサー隊のホーム上パフォーマンスも賑やかで、南阿蘇村のキャラクター「かなばあちゃん」もいました。

かなばあちゃん
セレモニー列車

この夏は、「南鉄」で出かけてみませんか?

南阿蘇鉄道・JR・路線バス乗り放題「みなみあそ旅のレールバス」販売中!!

お祝いと元気があふれる南阿蘇一帯、そして南阿蘇鉄道の様子、いかがでしたか? この7月15日から、南阿蘇エリアを公共交通機関で気軽に・自由に旅できる、乗り放題チケットが販売されました。南阿蘇鉄道全線や南阿蘇エリアの路線バス、JR線(肥後大津~立野)をカバーする「みなみあそ旅のレールバス」ならば、1日(使用開始から24時間)1,900円。さらに阿蘇全域をめぐりたい人向けの「あそ旅のレールバス」ならば、2,900円です。

立野第一橋梁

ご購入は、スマホアプリ「my route(マイルート)」から。スマホ画面を乗務員へ見せるだけで乗車できます。くわしくはチケット公式ページ、または「my route」インストール後のご案内画面でご覧ください。

<チケット情報>
【チケットの種類・金額】
(1)みなみあそ旅のレールバス:1,900円(大人のみ)(南阿蘇エリア)
(2)あそ旅のレールバス:2,900円(大人のみ)(阿蘇エリア+南阿蘇エリア)

【チケット販売・ご利用期間】
●2023年7月15日~2024年3月31日

【チケットの有効期間】
●24時間(アプリで購入後、「利用開始」ボタンを押してしてから24時間有効)

【対象エリア(路線)】
●みなみあそ旅のレールバス:
・南阿蘇鉄道全線(トロッコ列車料金は別途必要)
・JR豊肥本線 肥後大津~立野(特急料金は別途必要)
・九州産交バス たかちほ号(阿蘇くまもと空港〜高森中央間のみ)
・産交バス 高森営業所路線バス全線、たかもり号(阿蘇くまもと空港〜高森中央間のみ)

●あそ旅のレールバス:
・南阿蘇鉄道全線(トロッコ列車料金は別途必要)
・JR豊肥本線 肥後大津〜宮地(特急料金は別途必要)
・九州産交バス やまびこ号、九州横断バス、阿蘇山上線、たかちほ号(阿蘇くまもと空港〜阿蘇駅・宮地駅・高森中央間のみ)
・産交バス 阿蘇営業所・高森営業所路線バス全線、たかもり号(阿蘇くまもと空港〜高森中央間のみ)

【その他】
・熊本市内から周遊エリアまでの片道券または往復券がセットになった、「アクセス券」を8月10日に追加発売予定です。
・「アクセス券」には、JRやバスを利用する場合の熊本市内~阿蘇地域のアクセス(運賃)も含まれています。

くまもっと編集部

熊本をあいしてやまない「くまもっと編集部」。必見の熊本定番スポットから知る人ぞ知るこだわりの情報まで何でも知ってるモン。

このライターの記事へ

この記事を見ている人は、こんな記事も見ています

ページトップ