海も山も、坂道だって楽しい! 話題のE-bikeで周遊する玉名の旅
熊本県の北の玄関口・玉名市。海や山などの自然に囲まれたエリアで、美味しい食べ物や絶景スポットも多数点在しています。そんな玉名市を観光するなら、4月からレンタルが始まったE-bike(電動アシスト付きスポーツ自転車)での移動がオススメ。乗り心地が軽く、小回りも利くので、坂道や長距離移動にもってこいです。実際に体験して、E-bikeでしか体感できない玉名の魅力を探ってきました。
旅のスタートは新玉名駅から!
車では行けない場所や見えない景色、空気をストレスフリーで楽しんで、玉名を満喫して欲しい…。そんなコンセプトのもと、玉名観光協会が始めたのがE-bikeのレンタルです。
では早速、利用してみましょう。
まずはWEBか電話で事前予約をしたら、あとは当日、新玉名駅にある「観光ほっとプラザ たまララ」に足を運べばOK。台数に空きがあれば、当日、窓口の申込も可能です。
WEBでの申込はコチラから
たまララの入口がコチラ。
E-bikeは現在10台完備されていて、全6色の中から好きな色を選べます(先着順)。今回はパステルカラーのブルーをチョイス
窓口で手続きと清算を済ませます。料金は1時間550円(保険料込)。スマートフォンホルダー(無料)と、ヘルメット、カゴ(有料)の貸し出しもあります。
「どのコースを周遊したらいいのか分からない」という人は、スタッフに相談を。旬の観光地やランチの美味しい店などを網羅しつつ、快適に回れるコースを提案してくれます
出発前のレクチャータイム。スタッフが乗り方を丁寧に教えてくれるので、自転車に不安がある人も安心。ちなみに観光連盟スタッフN(写真)は、自転車に乗るのが10年ぶりでした(笑)
さあ出発! E-bikeで駆け抜ける喜びを満喫しよう
今回は旬のスポットを経由して、海を目指すコースをセレクトしました。所要時間は約6時間。頑張って行ってきまーす
最初の目的地は、県の天然記念物にも指定されている大藤が有名な「山田日吉神社」。
新玉名駅を出て、玉名バイパス沿いにE-bikeを走らせます
普通の自転車なら避けたくなる坂道も、E-bikeならラクラク! 電動アシスト効果で、軽い力で運転できるので、坂道さえも楽しく感じられます
樹齢200年以上! 山田日吉神社の「山田の藤」に感動
新玉名駅から約30分で、最初の目的地・山田日吉神社に到着。境内には樹齢200年を超える大藤があり、毎年4月中旬~5月上旬が開花の時期。期間中は夜間ライトアップも行われているそうです
見上げると一面が薄紫色に! 頭上に広がる藤棚は圧巻の光景です
満開時はこんな感じに。巨大な花房はすべて藤の花で形成されているからスゴイですよね
スポット名 | 山田日吉神社 |
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住所 | 玉名市山田1 |
問合せ先 | 一般社団法人 玉名観光協会 ℡/0968-72-5313 |
HP | https://www.city.tamana.lg.jp/q/aview/405/2065.html外部リンク) |
お花見の次はお待ちかねのグルメスポットへ!
肉好き女子必見のカフェへと向かいます
農道やあぜ道など、車ではなかなか通らないルートを走行できるのもE-bikeならでは。
季節の野草や花々を愛でながら、ゆっくりと自分のペースで進んでいきます
美味しいとカワイイがいっぱいのお家カフェ「Meruretto」
山田日吉神社から玉名市岱明方面へとE-bikeを走らせること、約30分。県道168号線沿いにある「Cafe Meruretto(カフェ メルレット)」でランチをいただきます。
こちらは母娘で営むお家カフェで、ボリューム満点のよくばりランチが人気。Instagramでも注目のスポットです
(左)アンティークの瓶や缶、トルソーなどがディスプレイされたお庭。素敵すぎて、テンションが上がります
(右下)店内ではハンドメイド作家でもあるオーナー・松原さんと娘さんが作る雑貨も販売
お腹もペコペコなので、早速料理をオーダーすることに。
ランチはお肉中心で、すべてに前菜とメイン、ドルチェ、ドリンクが付くスタイル。どれも美味しそうなのですが、今回は3種類のお肉が贅沢に味わえる“よくばりプレートNo.3”に決定
最初に運ばれてくるのは、スープとサラダが付いた前菜プレート。旬の野菜がたっぷり入ったサラダは、キュウリ、人参、ラディッシュ、水菜など、数えただけでも6種類以上。食べるのがもったいないくらい、盛り付けも素敵です
肉、肉、肉! 3種類のお肉がどーんと乗った、メインが登場。
左からポークステーキ、グリルチキン、手ごねハンバーグと並び、上に季節のグリル野菜マッシュが添えられています。見た目はもちろん、味もボリュームもパーフェクト
こちらは「ブラウンシチュー・ポッットパイ」のメイン料理。こんがりと焼かれたパイ生地を崩すと、中から出てくるのはブラウンシチューと手ごねハンバーグ! サクサクのパイ生地はバターたっぷりで、ブラウンシチューとの相性も抜群
ランチの最後を締めくくるのは、日替わりで楽しめる手作りドルチェ。苺たっぷりのシフォンケーキとカタラーナがプレートに盛られていて、どれも幸せのお味。あまりの美味しさに、気づくとペロリと完食していました(笑)
オーナーの“好き”が詰まった店内は、カウンターやテーブル席など、座る場所で違った雰囲気が味わえるのが魅力。収容人数は10名ほどなので、事前予約が確実です
スポット名 | Cafe Meruretto(カフェ メルレット) |
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住所 | 玉名市岱明町古閑311-1 |
電話番号 | 090-1163-6910 |
営業時間 | 11:30~16:00(材料がなくなり次第、終了) |
休み | 木曜、日祝は不定(事前に電話で確認を) |
駐車場 | あり |
https://www.instagram.com/meruretto/(外部リンク) |
お腹も満たされたところで、次の目的地へGO!
海へ向かってE-bikeを走らせます
集落を抜け、あぜ道を進むこと約30分。潮の香りがしてきたら、海が近い証拠。正面に堤防が見えてきました
海へと続く道「岱明海床路」
堤防をのぼると、その先は有明海! ようやく海に到着です。
んー、海風が気持ちいい
さらにその先には…。潮が引いた時にだけ現れる道「岱明海床路」が姿を見せます。
せっかくなので、E-bikeで行けるところまで進んでみましょう。
道を進んでいくと、海の中に吸い込まれていくような感じに…。対岸には島原半島や雲仙普賢岳も見渡せます。今回は干潮時を狙って訪れましたが、海の中に道路が沈んで、電柱と電線だけが浮かび上がる満潮時もまた絶景です
夕暮れ時は、こんな幻想的な景色が見られます
スポット名 | 岱明海床路(たいめいかいしょうろ) |
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住所 | 玉名市岱明町浜田 |
海を満喫したら折り返し地点。
ゴールの新玉名駅を目指しつつ、最後の立ち寄りスポット「高瀬裏川水際緑地」へと向かいます
スマートフォンのnaviでコースを確認して、さあ出発
のどかな漁港の景色を見ながら、海沿いのコースを進みます。
ちなみに玉名市には現在、5つの漁港があり、ここから有明海で採れた海苔やアサリが出荷されているそうですよ
さらに進むと、川が見えてきました。一級河川の菊池川です。
菊池川の堤防沿いには多くのハゼが植栽されていて、ハゼ並木を通りながらサイクリングするのもオススメ
5月中旬からは“花しょうぶ”が見頃!「高瀬裏川水際緑地」
いよいよ旅も終盤。最後の立ち寄りスポット「高瀬裏川水際緑地」に到着です。
このエリアはかつて商家町、港町として栄え、今も江戸時代の石垣や船着場、商家など、世界的遺産が多く残っています。風情があり、ちょっとした散策にも最適
イチオシの時期は、川沿い約700mにわたり花しょうぶが咲き乱れる5月下旬~6月上旬にかけて。期間中は「髙瀬裏川花しょうぶまつり(2023年は5月19日~6月3日)」が開催され、ライトアップやコンサートなどのイベントも行われます
県指定文化財の高瀬目鏡橋や一群の石橋など、貴重な遺産も点在していて、思わずカメラを向けたくなる撮影ポイントもいっぱい
スポット名 | 高瀬裏川水際緑地 |
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住所 | 玉名市高瀬 |
問合せ先 | 玉名市役所 産業経済部 観光物産課 0968-73-2222 |
HP | https://www.city.tamana.lg.jp/q/aview/408/2111.html(外部リンク) |
高瀬裏川水際緑地から15分ほどで、ゴール地点の新玉名駅に到着。E-bike、ヘルメットなど、レンタルしたものを返却したら、玉名の旅も終了です。
今回の走行距離、何と約25㎞! かなりの長距離だったのですが、坂道でも軽い力で運転できたり、息があがらないようギアチェンジをしたり…、体力的に余裕をもって周遊できたのもE-bikeだからこそ。年齢や体力、経験がなくても、気軽にチャレンジできるんだなあ、と改めて感じた旅でした。
4つのモデルコースも紹介中
玉名観光協会のスタッフがセレクトした、4つのモデルコースも紹介されています。
参考にしながら、玉名の旅を満喫してみてくださいね。
★偉人が暮らした美しき郷を訪ねる“田園”コース
★季節の花と甘味を楽しむ“川”コース
★奇跡の絶景を目指して走る“海”コース
★木漏れ日の差す林道を通って歴史探索!“山”コース
貸出場所 | 観光ほっとプラザたまララ 玉名市両迫間308(新玉名駅構内) |
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利用可能時間 | 10:00~17:00 |
利用料金 | 1時間/550円(保険料込み)、スマートフォンホルダー1個無料 ヘルメット1個・かご1台/各E-bike×20%(※破損時は実費) |
問合せ先 | 観光ほっとプラザたまララ ℡/0968-57-9663 |
予約方法 | 予約フォーム(外部リンク)または電話で受付 ※当日空きがあれば窓口でも可 |
HP | https://www.tamalala.jp/ |
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