天草エリア、絶景+アルファの魅力に心癒されるカフェ3選

海の景色、山の景色と、多彩な絶景に恵まれた天草地域。そんな豊かな自然がもたらす魅力をゆっくりのんびり堪能できるカフェを見つけてきました。自然の美しさに加えて、おいしいごはんや人の温かさなど、プラスアルファの魅力もいっぱいです。
・SUNSET CAFE(サンセットカフェ)【天草市天草町】
・cafeニジノフネ【天草市五和町】
・小豆カフェ【天草市新和町】
天草西海岸の絶景を独り占め。心ほぐれる海カフェ
SUNSET CAFE(サンセットカフェ)【天草市天草町】
天草下島の左辺・天草西海岸は外洋へ西向きに面しており、広大で透き通った海の景色や美しい夕日が圧巻のエリア。そんな地域の魅力をたっぷり感じられるのが、天草市天草町高浜にある「SUNSET CAFE(サンセットカフェ)」です。



砂浜の奥にある防砂松林の中にあるこちらのカフェ。もとは海の家だった建物をセルフリノベーションし、2020年11月にオープンしました。

こちらを営むのは、天草出身の田口さん(写真右)と、大阪出身でサーファーでもある玉城さん(同左)。もともと熊本市内でカフェに勤めていた経歴を持ち、天草に戻ってきてからも「自分でお店を持ちたい」と思っていたという田口さん。全国を旅する中でこの地に惚れ込み移住してきた玉城さんの後押しもあり、管理者がいなくなってしまったこの海の家でのオープンを決めたのだそうです。



中に入ってみると、海の家のレトロな雰囲気は残りつつも、オシャレな空間。ゆったりテーブル席に、ついつい話し込んでしまいそうな手作りのカウンター席と、いろんな居場所があります。店内にあえて時計は置いておらず、時間を忘れてのんびり、ぼんやりくつろげそうな空間です。



真上からみるとこんな感じです。パセリで描いた水平線の上に、夕日をイメージした卵の黄身をオンした、見た目にも楽しい一皿。黄身を割りながら食べていきます。チーズ(プラス100円)、ウインナー(プラス150円)、カツ(プラス200円)のトッピングもあるので、ガッツリ食べたい人はぜひ。ちなみに、大阪出身の玉城さんが本場仕込みの技で作る、トロカリな「たこ焼き」(400円・6個)も密かな人気メニュー。

田口さんは、ドリンクとスイーツ担当。熊本市の「COFFEE.」で丁寧に焙煎されたコスタリカ産豆をエスプレッソマシンで抽出したコーヒーメニューは絶品です。ミルクの中にコーヒーの香りも高い「カフェラテ」(500円)に合わせて、毎日2種類焼かれるという「今日のマフィン」(250円)もいただきます。ホクホクさっくり、優しい甘さです。





ちなみに、11月下旬から1月中旬頃、天草下島各地でイルミネーションイベントが開催されるのと同時に、SUNSET CAFEと海水浴場もイルミネーションに包まれます。冬だけの特別な景色を楽しみに来るのもオススメです。
スポット名 | SUNSET CAFE(サンセットカフェ) |
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電話番号 | 0969-42-0407 |
所在地 | 天草市天草町高浜北897-1 |
営業時間 | 11:00~18:00(OS 17:00) ※11月末から1月中旬頃のイルミネーション期間は17:00~21:00(日中の営業はなし) |
休み | 水・木曜 |
駐車場 | あり |
HP | SUNSET CAFE(サンセットカフェ)のインスタグラムはこちら(外部リンク) |
海の絶景と、色鮮やかなアート空間にひき込まれる、工房併設カフェ
cafeニジノフネ

天草下島の北側に位置する天草市五和町は、沖合に野生のイルカが数多く泳ぐ海に面しており、イルカウォッチングスポットとしても有名な地域。この穏やかな海のすぐ目の前に、「cafe ニジノフネ」があります。


まずは工房の方を覗いてみます。様々なガラスの作品がずらり!
こちらを営むのは、ガラス工芸作家の假屋園宏道さんと、奥さま・のり子さん。鹿児島県出身の宏道さんは、静岡でガラス工芸を修業した後、熊本県の和水町(なごみまち)で工房をオープン。その後、のんびり過ごしながら制作にも没頭できるような立地を探して九州各地を回ったのち、たどり着いたのがここ、五和町。海が目の前に広がるこの場所で、2018年に工房兼カフェをオープンしました。




グラスやお皿などの食器類や一輪挿し、ランプシェードなどインテリアを彩るものからアクセサリーまで、ガラスの色や質感を様々な技法で表現した、多彩な作品がそろいます。海や天草の景色を描いた作品もあり、旅の思い出やお土産にもおすすめです。



さて、作品を堪能したら、カフェ空間へ。1階はテーブル席と、港の景色が見えるカウンター席。色の異なる木材とガラスを幾何学に組み合わせたカフェカウンターの壁は、ご主人自らデザインしたもの。もとあった建物を増築しリノベーションした店内は、ご主人デザインのアクセントがそこかしこに施されています。




この日いただいたケーキは「半生ガトーショコラ」。とろーり食感とコク豊かな風味にうっとり。舌の上でとろけるようになくなっていきます。
ちなみにケーキメニューは、真夏にはソフトクリームサンデーやスムージーなどの冷たいスイーツにチェンジするそうです。

食事をしたい方に向けて、軽食メニューもあります。「ピタサンド」(2個入り500円)は、写真のてりやきチキン・エビマヨに加えてデミハンバーグの3種から具材を2つ選べます。もっちり香ばしい生地の中に溢れる具材とお野菜。食べ応えも満点です! 他にも、こちらも人気が高いという「厚切りベーコンとキャベツのホットサンド」(500円)もあります。

お腹をいっぱいに満たして、海と空の青色を眺めながらぼんやりした時間を過ごすのも、なんとも贅沢。爽やかな風を感じながら、天草らしいカフェタイムを過ごせる場所です。
ちなみにこちらでは、ガラス工芸の体験も楽しめます。「サンドブラスト体験」(グラス1個1,500円)、「ガラスアクセサリー体験」(1個1,500円)と子どもから楽しめる内容です。詳細はHP(https://karihiro.jp/)よりご確認を(事前予約がオススメ)。
スポット名 | cafeニジノフネ |
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電話番号 | 0969-32-0044 |
所在地 | 天草市五和町御領6850-1 |
営業時間 | 10:00~17:00(工房は9:00~17:00) |
休み | 水曜 |
駐車場 | あり |
HP | cafeニジノフネのホームページはこちら(外部リンク) |
多国籍なごはんに旅気分が高まる、田園の古民家カフェ
小豆カフェ(こまめかふぇ)
天草市の中心地・本渡エリアから車で15分ほど南下した場所にある、天草市新和町(しんわまち)。穏やかな海とのどかな山々が広がるこの地域の田園の中に、多くの人がつどう古民家カフェがあります。




こちらを営む中林夫妻。もとは熊本市内に住んでおり、奥さまは自分のカフェを開くことを夢見ていたそう。すると、関西出身のご主人が、奥さまの故郷である天草をとても気に入ってしまい、「カフェを開こう」と新和町で空き家だったこの古民家を見つけてきました。そうして天草に移住しセルフリノベーションを経て、2014年にカフェをオープン。長い間、多くの人が集う場となっています。
「3世代で通っていただいたり、親に連れられてきた小学生だった子が『大学に進学します』と来てくれたり、カップルだったお客様が夫婦になり、お子様が生まれて、と家族が増えていったり…。いろんな方々の人生と共に寄り添えられているのがうれしいし、カフェの大きなやりがいの1つです」と奥さま。



昔ながらの座卓でもよし、窓に面したテーブルでもよし。お一人様でも子ども連れでもグループでも、誰と来たって心地よい居場所があるのも、このカフェが長く愛される理由の1つかもしれません。

そして、この古民家空間と合わせて人気なのが、カフェごはんと手作りスイーツ。かつて世界中を旅していたというご主人が、旅先で出会ったおいしい「地球の旅ごはん」をランチメニューとして出しています。写真は「チキンフリカッセ」(1,000円)。天草や熊本などの作家の器で出され、料理をより味わい深く魅せています。


こちらは、ごはんか自家製フォカッチャを選べます。このフォカッチャがまた絶品! カリッカリのなかにモチモチの生地で、小麦の風味も豊か。これだけでも満足度が高いメニューです。
他にも、タイ屋台の味「蒸し鶏をのせたご飯(カオ マン ガイ)」や肉不使用の「ベジタコライス」など、5~6種類のランチがそろいます。


悩みに悩んで「きなこまめロールケーキ」(360円)をセレクト。きな粉が入った素朴な甘さの和ロールケーキは、店名にもある小豆がクリームの中にロールされていて、素材を優しく感じられる風味。「アイスチャイ」(470円)をお供に、ほっと癒されます。(ケーキとドリンクのセット注文で50円オフ)


スポット名 | 小豆カフェ(こまめかふぇ) |
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電話番号 | 0969-46-1011 |
所在地 | 天草市新和町大宮地4780 |
営業時間 | 11:00~17:00 |
休み | 日曜、ほか不定休(SNSで事前に告知されるので、確認の上来店を) |
駐車場 | あり |
HP | cafe小豆カフェ(こまめかふぇ)のインスタグラムこちら(外部リンク) |
FB | cafe小豆カフェ(こまめかふぇ)のFacebookはこちら(外部リンク) |
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中川千代美
長崎生まれ、熊本在住。地方出版社に勤めたのち、「チヨミ編集事務所」として独立。地域の子育て情報誌や生活情報紙をはじめ、幅広いジャンルの編集・ライティング・企画を手がける。食欲・物欲・お出かけ欲・温泉欲・ビール欲が赴くままに熊本・九州を駆け回る日々。趣味は二胡。
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