「夏目友人帳×人吉・球磨タクシープラン」が登場！ アニメのモデル地を周遊してきました

「夏目友人帳×人吉・球磨タクシープラン」が登場！　アニメのモデル地を周遊してきました

くまもっと編集部

2023年3月6日県南エリア人吉・球磨体験・アクティビティフォトスポット旅

“日本でもっとも豊かな隠れ里”と評され、風光明媚な景色が広がる人吉・球磨地域。のどかな風景や街並みに心が洗われるエリアのひとつで、アニメ「夏目友人帳」のモデル地としても知られています。今年１月には、そのモデル地やPR動画で登場するスポットを巡るプランが登場。アニメの世界観が体感できると、話題になっています。実際に乗車して、魅力を探ってきました。

「夏目友人帳×人吉・球磨タクシープラン」とは？

人吉・球磨地域におけるアニメ「夏目友人帳」のモデル地や、夏目友人帳×熊本県PR動画「人吉・球磨での優しい時間」で登場するスポットを巡るタクシープランです。各コース、専用のボードを使ってドライバーさんがガイドしてくれるので、初めてでも気軽に楽しめます。まずは加盟タクシー会社（つばめタクシー、TaKuRoo）に予約を！

●加盟タクシー会社の詳細はコチラ（事前予約制）
●夏目友人帳×熊本県 PR 動画「人吉・球磨での優しい時間」はコチラ

コースは全部で５つ。場所や利用時間によってセレクト可能！

定番から絶景スポット、オープニング登場の神社まで、ファン必見のモデル地が多数ピックアップされています。時間はいずれも２～３時間。タクシーのサイズも選べます。

ワクワク・ドキドキの周遊ツアーに出発！！

周遊ツアーの発着場所は人吉市内。予約時に希望の場所を伝えるシステムです。
今回私たちは、人吉駅からスタートすることに！
駅に着くと、事前に予約した「つばめタクシー」の“ロンドンタクシー（大型）”が待っていてくれました。レトロなフォルムで、かっこよすぎです。聞くと、全国的にも珍しい車だそう。何だかテンションが上がります。

ファン必見！　タクシープランを利用すると必ずもらえる“オリジナルステッカー”もゲット！　ココでしか入手できないレアアイテムです（1人1枚）

周遊スポット①　人吉駅

5つのコースの中でセレクトしたのは、「はじめての方におすすめ！　定番モデル地・人吉観光地周遊コース」。人吉市内を中心に7か所を巡ります。
まず最初のスポットは、今年で開業114年の「人吉駅」。アニメの第一期、第二期、第六期など、作品の中でよく登場するモデル地です。

写真はつばめタクシーのドライバー・東さん。
専用ガイディングボードを持って、「この画像は、人魚の妖が登場した第二期第八話“不死の想い”の１シーン。作中では民宿のおばあさんが駅で人を探していました～」と、分かりやすく説明してくれます。

周遊スポット②　青井阿蘇神社

次に向かったのは、かやぶき屋根の楼門が特徴的な「青井阿蘇神社」。創建は何と今から約1200年も前。平成20年には本殿、廊、幣殿、拝殿、楼門が国宝に指定された熊本を代表する神社です。

このアングル、夏目友人帳×熊本県のPR動画で見た人も多いのでは？　アニメの本編には登場しませんが、動画では夏目貴志君とニャンコ先生が参拝して、境内を散策する様子が描かれています。
ちなみに、後ろに写っているのが国宝に指定されている楼門。随所に彫刻や錺金具などが配されていて、何とも見事！　感動すること間違いなしですよ！！

真っ赤な手すりが印象的！　青井阿蘇神社の楼門前にある「禊橋（みそぎばし）」の上でもパチリ。
令和2年7月豪雨で一部倒壊しましたが、昨年10月に復旧が完了。蓮の花が見頃を迎える6～7月を狙って訪れるのもオススメです。

周遊スポット③　天狗橋

青井阿蘇神社からタクシーで約10分。日本三急流の球磨川に架かる歩行者・自転車専用の「天狗橋（てんぐばし）」に到着です。アニメでは、夏目貴志君と友人たちの通学路として作品の中にたびたび登場するスポット。ファンにとってはお馴染みの橋ですね。

そんな重要な橋ですが、残念ながら令和2年７月豪雨で被災。現在、通行止めになっています。離れた位置から、当時の様子を想像しながら写真撮影をしてみてください。

豪雨災害から約2年半。橋は災害遺構として残されることが決定しました。
現在、工事が行われていますが、復旧する様子が見れるのは今だけ。このタイミングで訪れてみるのもいいかも知れませんね。

周遊スポット④　毘沙門堂

次は天狗橋と同じ、球磨川沿いのスポット・毘沙門堂へ。この場所も令和2年7月豪雨で被災しています。一度は解体の危機に直面したそうですが、全国からの支援により復旧が実現。敷地内には多くの供養塔群も残っています。

この場所は、第二期第十二話「廃屋の少年」や、第二期第十話「仮家」のモデル地にもなっています。
アニメと同じアングルを探しながらの写真撮影も欠かせませんね。ぬいぐるみを持参して、一緒にポーズを決めるのもオススメ！！

周遊スポット⑤　三日原観音堂

さらに、県道15号線を球磨川沿いに進むこと約４分。右手に「三日原観音堂」が見えてきました。
人吉球磨にある日本遺産構成文化財のひとつ“相良三十三観音めぐり札所”にもなっていて、綿や穀物などを入れて乳房をかたどったものを奉納すると、母乳の出が良くなると言われているとか。

ドライバーさんの説明によると、ガイディングボードの画像は、第一期第一話「猫と友人帳」の1シーンだそう。作品上は、ニャンコ先生が大好きな七辻屋（まんじゅう屋）が周辺にあるとされているんですね。

ガイディングボードの画像と実際の景色を見比べながら、同じアングルを探すプロセスも楽しい♪

周遊スポット⑥　武家屋敷

次に訪れたのは、熊本県PR動画に登場する武家屋敷。ニャンコ先生が西郷隆盛の顔はめパネルから顔を出す印象的な場面で使われています。
正面の「堀合門」は人吉城から移築されたもので、現存する唯一の人吉城の建造物になるそうですよ。

周遊スポット⑦　田町菅原天満宮

周遊ツアーの最後を締めくくるのは、県内外から多くのファンが訪れる定番スポット「田町菅原天満宮」です。菅原道真を祭神とする神社で、地元では学問の神様として親しまれています。

赤い鳥居をくぐると、右側の壁にはファンが奉納した絵馬がズラリ！　アニメが多くの人たちに支持されているのが伝わってきます。
絵馬は今回のスタート地点・人吉駅にある観光案内所で入手可能。平日であれば、神社前の「寿福酒造場」でも手に入ります。

拝殿にはファン探訪帳が何冊も置かれています。手描きのイラストや熱いメッセージが書かれていて、パラパラっと眺めるだけも楽しめます。遠方から訪れている人が多くてびっくり。　

夏目友人帳×人吉温泉の限定スタンプも設置されているので、記念に押すのをお忘れなく。

ガイディングボードの画像（「続・夏目友人帳」のオープニングの１シーン）と同じアングルで写真を撮ったら、周遊ツアーも終了。人吉市内の希望の場所で下車します。

人吉・球磨エリアの豊かな自然に癒されながら、アニメの世界観を存分に味わうことができた2時間。本当にあっという間でした。今回は１スポット10分ほどの滞在時間でしたが、“ここを長く、短く”など、時間配分の調整にも対応。アレンジしたい人は、事前に相談してみて。