熊本でサムライになろう! 剣豪・宮本武蔵の流儀「二天一流」の18代宗家から学ぶ「居合体験」
日本刀を使った武術のひとつ“居合(いあい)”。戦国時代から江戸時代初期に始まったとされ、武士道の基本とも言われています。今回は熊本市中心部で、居合の稽古が体験できる「武蔵館道場」をご紹介。初心者でも気軽に参加できるので、実際に体験して、侍文化と侍スピリッツを感じてみませんか。
サムライの武術「居合道」とは…。
刀剣の扱い方から足裁き、呼吸法まで、一連の型を習得することで、礼儀作法や精神が磨かれていく“居合”。武士のたしなみとして修練されてきた歴史もあります。
鞘(刀の部分を収める筒)に収めた状態でスタートし、刀を抜いた瞬間の一撃で相手に勝つことを想定して鍛練するのが特徴で、鞘から抜き放つ動作、そして鞘に刀を収めるまでの一連の流れも重視されています。
剣術のように打ち合いをするのではなく、型を極める武術なので、老若男女問わず始められるのも魅力のひとつです。
宮本武蔵の教えを受け継ぐ先生が指導
体験で居合を教えてくれるのは、松永哲典先生。世界的に有名な剣豪・宮本武蔵によって創始された「二天一流(にてんいちりゅう)」の18代宗家という、すごい先生です!
二天一流は、熊本で晩年を過ごした宮本武蔵が熊本市にある洞窟・霊巌洞(れいがんどう)で完成させた剣術で、その理念は著書『五輪書』に著されています。
では早速、二天一流を受け継いできた松永先生から、居合を学んでいきましょう。
マンツーマン指導が嬉しい! 気軽にサムライ体験
松永先生の居合体験は約90分。まずは畳の部屋(和室)に移動して、衣裳(袴)に着替えます。
海外の方は“袴を見るのも、着るのも初めて”という人も多いと思いますが、ここでは袴の着方を丁寧に教えてくれるだけでなく、お手伝いもしてくれるので誰でもスムーズに着ることができます。
さらに嬉しいことに、お抹茶と和菓子のサービスも! 袴を着て、日本の伝統菓子を存分に味ってくださいね。
サイズも柄もさまざま。衣裳を着るだけで、サムライの時代にタイムスリップした気分になれそう
準備が整ったら、次は道場に移動します。
体験の前に、先生がお手本となる演武を披露。プロの演武を目前で見ることは滅多にないので、手に汗握る迫力満点の演武を目に焼き付けてみて!
いよいよ居合体験のスタートです。
刀の握り方や使い方など、刀の基礎知識とポイントを学んだら、実際に刀を抜いていきます。
サムライのように精神を統一して、鞘から刀を素早く抜いて「エイ!」。
姿も形も、かっこいいですよね!
鞘に刀を納めたり、素振りを練習したり…、マンツーマンで教えてくれるので、色々なことにチャレンジできます。
体験が終わると、自分の名前が書かれた「終了証書」の授与と、「てぬぐい」がもらえます。
写真撮影もあるので、サムライになった自分をしっかり写真におさめてくださいね。
★居合体験の流れ(約90分)★
①袴に着替えて、抹茶、和菓子を味わう
②基礎知識、武士道の心得についての学習
③居合体験と先生の演武
④写真撮影、終了証書授与
スポット名 | 日本居合道連盟 熊本支部 武蔵館 |
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住所 | 熊本市中央区下通1-6-4 武蔵ビル ※熊本城より徒歩7分 |
電話番号 | 090-6429-4373 |
その他 | 参加条件/16歳以上 |
関連リンク | WEB予約サイト(英語対応OK)「Attractive JAPAN」はこちら(外部リンク) |
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