知らなかった魅力がいっぱい! 熊本の技あり夜景スポット7選

豊かな自然に囲まれた熊本県ですが、意外にも(?)夜景で有名なスポットが多いこと、ご存知でしたか? 今回は、夜景×○○で魅力が倍増する“技あり夜景スポット”を集めてみました。都心では決して味わえない、熊本ならではの美しさをお楽しみください。
- かぶと岩展望所
- 牛深ハイヤ大橋
- ナルシストの丘
- 永尾剱神社
- 熊本暮らし人まつり みずあかり
- 山鹿灯籠浪漫・百華百彩
- 花岡山
夜景×大自然① かぶと岩展望所

県道339号(通称ミルクロード)沿いにある「かぶと岩展望所」は、昼夜問わず絶景が堪能できる景勝地! 駐車場から遊歩道を歩いていくと、満点の星空と夜景を一望できる展望所にたどり着きます(夜間は足元が暗いので要注意)。
さらに夜明け前には、写真のように雲海×夜景がコラボレーションした幻想的な眺めを楽しめるかも! 地元の方によると雲海が発生しやすいのは秋〜初冬の早朝だそうなので、ぜひ早起きして早朝ドライブを楽しんでくださいね。
スポット名 | かぶと岩展望所 |
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所在地 | 熊本県阿蘇市西小園 |
問合先 | 0967-32-1910(かぶと岩展望所売店) |
駐車場 | 40台 |
夜景×大自然② 牛深ハイヤ大橋

次に紹介するのは「牛深ハイヤ大橋」。関西国際空港を手掛けたイタリアの建築家レンゾ・ピアノ氏による設計です。全長883mと県内最長を誇り、車道と両側歩道を合わせた幅員16mという巨大な橋ですが、優美な曲線が印象的なデザインは見事に牛深の海と調和しています。
そんな牛深ハイヤ大橋、もちろん昼間も美しいのですが、ライトアップされた夜は格別。波の穏やかな海と近未来的な造形の橋が夕闇に浮かび上がり、この世のものとは思えない雰囲気を醸し出しています。
歩道を歩いて渡ることもできるので、橋の上から景観を楽しむのもおすすめです!
スポット名 | 牛深ハイヤ大橋 |
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所在地 | 熊本県天草市牛深町 |
問合先 | 0969-73-2111(天草市牛深支所地域振興課) |
駐車場 | なし |
夜景×マジックアワー① ナルシストの丘

現在、閉鎖中です(※2021年2月9日現在)
夕陽の名所として知られている「ナルシストの丘」。熊本県道1号熊本玉名線沿いにあり、有明海と雲仙普賢岳、河内のみかん畑を一望できるスポットです。
刻々と変わる海と空はどの時間帯に訪れても素敵なものですが、中でも夕暮れから夜に移り変わる“マジックアワー”の景色はスペシャル! 茜色〜群青のグラデーションに染まる雲がたなびき、ドラマチックな光景が繰り広げられます。
絶景を眺める自分の姿に誰もが酔いしれてしまうから……という、ユニークな名前の由来にも納得の絶景です。
スポット名 | ナルシストの丘 |
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所在地 | 熊本市西区河内町野出 |
問合先 | 096-328-2393(熊本市観光政策課) |
駐車場 | なし |
夜景×マジックアワー② 永尾剱(えいのおつるぎ) 神社

不知火海に向かって佇む「永尾剱(えいのおつるぎ) 神社」。神様がエイに乗ってきたという不思議な伝説も、一層ムードを高めてくれます。マジックアワー特有の青みがかった空を背景に、海の中に建つ鳥居は必見です!
また、旧暦8月1日(八朔)前後に現れる神秘の火「不知火」の観望所にもなっており、近くの松合新港では前夜祭として、不知火海の火まつりが開催されます(2020年の開催は未定)。
スポット名 | 永尾剱(えいのおつるぎ) 神社 |
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所在地 | 宇城市不知火町永尾 |
問合先 | 0964-32-1111(宇城市文化課) |
駐車場 | なし |
夜景×人々のいとなみ みずあかり

熊本暮らし人まつり「みずあかり」は、「竹」「火」「水」「ろうそく」といった熊本の資源を生かした灯りの祭典。秋の夜、熊本城周辺に2日間で約5万4千個のろうそくが灯ります。

中でも、熊本城の外堀・坪井川に浮かぶ「浮き灯籠」は圧巻! 水面に揺れる約5千個の浮き灯籠の灯りは、熊本の秋の夜を美しく幻想的な世界へ変化させます。
このイベントの素晴らしいところは、延べ約6千人ものボランティアに支えられているということ。熊本を愛する人々の温かい心が、一つひとつのあかりに灯っているのですね。
スポット名 | 熊本暮らし人まつり みずあかり(2020年の開催は未定) |
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所在地 | 熊本城周辺(熊本県熊本市中央区) |
駐車場 | なし |
夜景×人々のいとなみ 山鹿灯籠浪漫・百華百彩

先ほど紹介した「みずあかり」と同じく、地域の人々によって運営されている「山鹿灯籠浪漫・百華百彩」。風情あふれる豊前街道の古き良き町並みを和傘や竹を使ったオブジェが埋めつくし、数千のろうそくの灯りが町を彩ります。
凛と空気が澄んだ冬だからこそ、ろうそくの灯りがホッと温かい気持ちを呼び起こしてくれる「百華百彩」。飾りには、かつて一大産地として知られていた和傘も使われ、在りし日の山鹿の繁栄を伝えます。

町のシンボルである「さくら湯」周辺も、華やかな灯りに包まれます。心ゆくまで景色を楽しんだ後は、温泉でじんわり温まる……。そんな過ごし方も素敵ですね。
スポット名 | 山鹿灯籠浪漫・百華百彩(2021年の開催は未定) |
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所在地 | 熊本県山鹿市 ※豊前街道の一部 |
問合先 | 0968-43-2952(山鹿灯籠浪漫・百華百彩実行委員会) |
駐車場 | あり(有料) |
夜景×朝焼け 花岡山

熊本の夜景といえば、絶対に外せないのが「花岡山」。繁華街の光が間近に広がる夜景は迫力満点で、市民の間では定番の夜景スポットとして知られています。仏舎利塔に続く階段を上れば、ベンチが併設された展望公園があり、ゆっくりと過ごすことができますよ。

さらに特筆すべきは、花岡山が日の出のベストスポットでもあるということ。熊本の街を包むように、ゆっくりと姿を表す太陽は、言葉にならない美しさ。早朝散歩やジョギングに励む人の姿も多く、爽やかな気分で一日を始めることができます。
夜と朝でガラリと表情を変える花岡山は、併せて訪れることで感動も倍増すること間違いなしです。
スポット名 | 花岡山 |
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所在地 | 熊本市西区春日4-1581-1 |
問合先 | 096-328-2393(熊本市観光政策課) |
駐車場 | 10台(無料) |
いかがでしたか? 定番の夜景スポット以外にも、熊本には魅力的な景色がたくさんあるんです! 現在は、新型コロナウィルス感染症の影響で外出もままならない状況ですが、収束後には、ぜひ熊本の素晴らしい夜景を満喫しに来てくださいね。
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井関麻子
九州を拠点に活動するフリー編集者・ライター。地元経済誌の記者やマーケティング会社、ホテル広報などを経て2009年に独立。現在は「イセキ文書製作所」の代表として、広告やタウン誌、店舗のPRプランニングなど幅広く携わっている。特技は、新規オープンの素敵なお店をいち早く開拓すること。
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