熊本のカレーなる新世界へようこそ

香りだけで何の料理かわかってしまう、それがカレー。ディープな民族カレーからイノベーティブなカレーまで、それぞれが個性を持つスパイスカレーの新世界。その”香り”という圧倒的な魅力を存分に味わってみましょう。
- 修行咖喱
- SURYA
- 香辛喫茶 Lion Curry
修行咖喱の妄想スリランカプレート+味黒玉 「修行咖喱」
2018年、待望の実店舗をオープンした『修行咖喱』。「妄想スリランカプレート」はカツオや昆布の出汁が使われた「チキンキーマ」、チャナダルという豆をメインとした3種類の豆でつくられたマイルドな「ダル」の2種のカレー。どちらも巧みなスパイス使いで素材の味が引き出されています。

種のカレーをまずは別々で味わったあと、すべて混ぜて食べるのがスリランカスタイル

辛さを足したい場合は、テーブルに置かれたオリジナルスパイスを加えて調節が可能

店主の猿渡さん。たまたま熊本で出会ったスリランカ人にカレーの作り方を教えてもらったことがプレートの始まりだとか
店舗名 | 修行咖喱 |
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住所 | 熊本市中央区黒髪1-13-55 |
営業時間 | 11:30~OS14:30 |
休み | 水曜、不定 |
カード | 不可 |
駐車場 | あり |
ナン2カレーランチ キーマエッグとバタープラウン 「SURYA」
北区龍田のインド料理店『SURYA』のカレーランチ。カリッと香ばしく焼かれたナンは、これ本当に一人前?と聞きたくなる大きさです。鶏ミンチベースの出汁とスパイス、卵が見事に融合した「キーマエッグ」と、日本で人気のバターチキンのエビバージョン「バタープラウン」がおすすめ。

日本人向けにアレンジしていない本場のインドカレーは、実はガッチリと日本人の舌にハマる味

店内はインドに関連したものがたくさんあり、スパイスやお茶、小物の販売も。広くて明るい店内で、インドにいる気分を味わいながら食事を楽しめる

料理はすべてインド人の料理人が手がけており、インド産のビールも飲むことができる
店舗名 | SURYA |
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住所 | 熊本市北区龍田6-1-32 |
電話番号 | 096-339-8722 |
営業時間 | ランチ11:00~15:00、ディナー17:30~21:00 |
休み | 無休 |
カード | 不可 |
駐車場 | あり |
阿蘇自然豚のキーマカレー 「香辛喫茶 Lion Curry」
中央区本山から阿蘇へと移転した人気店『Lion Curry』の「キーマカレー」は6種のスパイスと炊き込んだ黄色いライスに、店内で作られた粗挽きミンチの肉々しいキーマ、3種の付け合せに県産野菜がゴロっと乗って彩り抜群。後から来る辛さにシビれつつも複雑なスパイスの味わい、旨みにスプーンが止まらなくなります。

熊本の食材の良さを再認識し、野菜や肉は熊本県産を使用。付け合せまで混ぜて食べることで味が単調にならず最後まで飽きがこない

店主の福島さんが作るカレーは、南インドやスリランカへ実際に訪れた際、現地の人に教わったレシピをベースに食べやすくアレンジしたもの

店内に飾られた絵は、店名のライオンと福島さんが以前組んでいたバンドで担当していた楽器のギターを友人に描いてもらったもの
店舗名 | 香辛喫茶 Lion Curry |
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住所 | 阿蘇市黒川1415-2 |
電話番号 | 070-5530-4045 |
営業時間 | 12:00~17:00(OS16:00) |
休み | 日曜・不定(SNSにて公開) |
カード | あり |
駐車場 | なし |
全国的にもアツいグルメ、スパイスカレーの波は熊本でもまだまだ収まりそうにありません。使うスパイスの種類や量によって味わいがまったく違うものになり、同じスパイスを使っていても作る人や素材によって風味が変わります。カレーって、奥が深くておもしろい、そして病み付きになるフードですね。
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友田 薫
熊本生まれ熊本育ち。日々取材や聞き込みで熊本県内を散策している2児の母。熊本独自のカルチャーを、色々な人の視点から伝えて行きたいと奔走しています。三度の飯よりビールが大好き!なので酒場の取材だとテンションが上がります。密かな夢は子どもたちの手がかからなくなったらビールを飲み歩く海外旅行に行くことです…!洋服とコーヒーも好き
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