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旅のおすすめ記事最新トレンドから絶対外せない王道まで!熊本の楽しみ方をご紹介します

ガイドさんと行く!小泉八雲のゆかりの地めぐり

くまもっと編集部

熊本市エリア 有形文化財 資料館・博物館

今、熊本であらためて注目を集めている作家・小泉八雲。怪談をはじめとする日本文化を世界に紹介し、日本を愛した人物として知られています。今回はガイドさんとともに、八雲ゆかりの地をめぐる半日旅へ。気軽に楽しめる公共交通機関の路線バスを使って、八雲が見つめた熊本の風景やエピソードに触れてきました。
「知らないことを知る」それは大人になっても心が躍る体験です。ぜひ、その目で、その足で、八雲の熊本を堪能してみませんか。

 

小泉八雲はこんな人

小泉八雲は、「怪談」をはじめとする著作を通して、日本の文化や風土、民間伝承を海外に紹介した作家です。明治24年(1891年)11月、熊本大学の前身である第五高等中学校の英語・ラテン語教師として、島根県の松江中学校から熊本へ赴任しました。明治27年(1894年)10月までの約3年間、熊本で暮らしています。熊本では肉を含む食生活を気に入り、人々の日常生活や社会風俗にも深い関心を寄せました。この熊本時代の経験は、その後の作品にも影響を与えたといわれています。そして2026年2月10日、八雲が”小泉八雲”と名乗ってから130年を迎えました。異国の地で日本に心を寄せ続けた八雲の足跡は、今も熊本の地に息づいています。

熊本市役所からスタート

今回ガイドをお願いしたのは「くまもとよかとこ案内人の会」の川村さん

今回、ガイドをお願いしたのは「くまもとよかとこ案内人の会」の川村さん。ガイド歴は10年とのこと。旅の出発点は、熊本市の中心市街にある熊本市役所。まずはエレベーターで14階の展望台ロビーに向かいます。

  • 現在の熊本城。八雲が暮らしていた時は天守閣はなかったとのこと
  • 資料を見ながら、江戸時代からのことも教えてくれます。資料も見ごたえアリ。
  • 写真奥のうまやばしは江戸時代からあったそう。八雲も通ったかもしれませんね。

熊本城を眺めながら、ガイドの川村さんが話してくれるのは、八雲が来日する前のエピソード。名前のことや生まれ育った場所、両親のこと、家庭環境、そして片目を失明した出来事までを、分かりやすく説明してくれます。その後、アメリカへ渡ってからの苦労や、ニューヨークで「古事記」と出会い、日本に強い関心を抱くようになった経緯についても丁寧に解説。八雲がどのような思いで日本を目指したのかを知ることができます。さらに、“八雲が来熊した当時”の熊本の風景についても説明があり、現在の景色と重ね合わせながら歴史に思いをはせることができます。

次は熊本市役所を後にし、熊本の中心繁華街・下通りアーケードを通りながら、徒歩で小泉八雲が熊本に来て最初に住んだ家・熊本旧居へと向かいます。道中では、八雲が暮らしていた当時の町の様子や風景についてガイドさんが話してくれます。現在の街並みと重ね合わせながら歩くのも、また楽しいひとときです。

小泉八雲熊本旧居

熊本市役所から歩くこと10分。ガイドさんの楽しい話を聞きながら歩いていると、気づけば目的地に到着。にぎやかな街中に、ひときわ趣のある佇まいの家が現れ、空気がふっと変わるのを感じます。

旧居の中に入ります。ガイドさんの話によると、小泉八雲が第五高等中学校の赴任時に、洋風の家を準備したが、畳のある日本の家に住みたいという八雲の強い希望でこの家に住むことになったそう。展示されている資料やパネルをじっくり見ながら、中へと進みます。

  • 当時を想像できる旧居の中
  • 八雲が特別に頼んで作ってもらった神棚
  • 机がなぜ西向きにあるか、説明してくれるガイドさん
  • 八雲の名前は日本で一番古い和歌をもとに妻の祖父に名付けられた

旧居内には立派な神棚や、八雲が使用していたものを再現した机も展示されていて、見どころのひとつになっています。当時の旧居には女中もおり、多い時には9人が暮らしていたとか。この旧居は、八雲や家族が確かにここで暮らしていたことを感じられる、貴重なスポットです。

 
スポット名 小泉八雲熊本旧居
住所 熊本市中央区安政町2-6
電話番号 096-354-7842
開館時間 9:30~16:30
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料 高校生以上200円・小中学生100円
バスに乗って移動

旧居を後にし、バスで次の目的地「五高記念館」へ。旧居からバス停までは歩いて5分。鶴屋百貨店の前にある交差点を渡り右方向にある「通町筋」のバス停に向かいます。産交バス、熊本電鉄バスの「楠団地行き」または「光の森産交行き」に乗車します。バス停は2ヵ所あり分かりにくいため注意が必要。奥の方になります。

かつて八雲が人力車に揺られながら通ったとされる道をたどり、当時に思いをはせながらの移動です。

 

 

五高記念館

  • レンガは長手と小口を交互に積む「フランス積み」
  • レンガについて説明してくれるガイドさん

バスに乗車して、約10分ほどで熊本市黒髪にある「熊本大学前」に到着です。熊本大学(旧第五高等学校)は小泉八雲が明治24年~27年まで、英語とラテン語教師として赴任した場所。到着すると早速、レンガ造りの門が出迎えてくれました。ガイドさんによると、入口の門は"フランス積み”と呼ばれる積み方で造られているそう。八雲が歩いた当時と変わらぬ佇まいが、ここに残されており、歴史を感じさせる重厚な雰囲気が印象的です。

八雲は着物が大好き
熊本スピリッツが書かれた碑

門をくぐり、構内を歩いていくと、八雲のレリーフが現れます。さらに、その近くには「何を意識すれば日本の将来は安泰か」という理念が刻まれた“熊本スピリッツ”の文字が記された碑もあります。着物姿の八雲に目がいってしまいますが、こちらの碑も忘れずチェック!

  • 五高記念館のレンガは長手段と小口段を一段ごとに交互に積む「イギリス積み」
  • フランス積みとイギリス積みの違いを説明

そしてこちらが小泉八雲や夏目漱石が教鞭をとった「五高記念館」。第五高等学校の教育資料、卒業生ゆかりの品々などを展示する博物館で、国の重要文化財に指定されています。青空に映えるその佇まいはまさに圧巻で、思わず「きれい!」「すごい!」と声がこぼれてしまうほどです。100年以上の間色あせない重厚感のあるレンガ造りも見どころのひとつ。こちらは「イギリス積み」と呼ばれる積み方で造られているそうで、先ほど見た門のフランス積みとはまた違った趣を感じさせます。歴史を刻んだ建物と澄み渡る青空のコントラストが、訪れた人の心に深く残る光景です

  • 当時を再現した教室

ひとたび記念館の中へ足を踏み入れると、まず目を奪われるのは美しく伸びる廊下。丁寧に手入れされた空間に、思わず見とれてしまいます。五高記念館の1階の展示室には、当時を再現した教室もあり、ここで八雲が教壇に立っていた姿を想像すると、自然と胸が高鳴ります。階段や窓にも明治時代の趣が色濃く残り、その造りの一つひとつに歴史の息遣いを感じます。

  • 八雲の雇用契約書など当時の貴重な資料も展示されています

五高記念館の2階にある企画展示室では、令和8年3月30日まで、企画展「ラフカディオ・ハーン」が開催されています。五高に赴任した当時の様子や、熊本に抱いた第一印象、さらに熊本での暮らしや著作活動について分かりやすく紹介されています(入場無料)。あわせて、当時の貴重な資料も展示されており、八雲の足跡をより深く知ることができます。

 
スポット名 熊本大学五高記念館
住所 熊本市中央区黒髪2-40-1
電話番号 096-342-2050
開館時間 10:00~16:00(入館は15:30まで)
休館日 火曜日、年末年始※大学の都合による休館日あり
入館料 無料

小峯墓地の鼻かけ地蔵

五高記念館の見学後は、熊本大学の裏手にある小峯墓地の鼻かけ地蔵へ。八雲がこの地を気に入り、授業の合間や妻のセツさんとともに散歩に訪れていた場所で、五高記念館から徒歩10分程の場所にあります。

「鼻かけ地蔵」はその名の通り、鼻が欠けていることからそう呼ばれています。なぜ鼻が欠けているのかは、現在も分かっていません。横から見ると鼻がないのが、はっきりと分かります。

八雲がいた頃は、ここから熊本市街や阿蘇の山々が見えていたとか。"墓地を歩きながら怪談の構想を練っていたのかもしれない”そんな想像が、ふと心に広がります。

 
スポット名 小峯墓地の鼻かけ地蔵
住所 熊本市中央区黒髪4丁目

今回は、観光ボランティアガイド「くまもとよかとこ案内人の会」のガイドさんと一緒に”くまもとまち歩き、小泉八雲コース(120分)”を巡りました。その知識の豊富さに驚かされるばかりで、気がつけばあっという間に時間が過ぎていきます。皆さんもぜひ、ガイドさんとともに歩いてみてはいかがでしょうか。(3日前までに予約要)

 
名称 くまもとよかとこ案内人の会
電話番号 096-356-2333
対応時間 9:00~16:00
料金 全コース2200円(ガイドさんの現地までの交通費として)
関連サイト くまもとよかとこご案内人の会(外部リンク)

くまもっと編集部

熊本をあいしてやまない「くまもっと編集部」。必見の熊本定番スポットから知る人ぞ知るこだわりの情報まで何でも知ってるモン。

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