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パンフレット

旅のおすすめ記事最新トレンドから絶対外せない王道まで!熊本の楽しみ方をご紹介します

雨の日の阿蘇をもっと楽しく!笑顔になれる2つのスポットめぐり

阿蘇といえば、雄大な草千里や迫力ある阿蘇中岳火口が思い浮かびますが、その魅力は景色だけではありません。実は、天候に左右されず楽しめるアクティビティや体験スポットが勢ぞろいしています。寒い季節でも笑顔があふれる、ファミリーにもおすすめのとっておきのスポットをご紹介。年末年始は、阿蘇で心温まる思い出をつくりませんか。

阿蘇猿まわし劇場

最初にご紹介するのは阿蘇くまもと空港から車で約30分、南阿蘇村にある阿蘇猿まわし劇場。可愛らしいお猿の写真が目印です。猿まわしは、日本で約千年も続いてきた伝統芸能。一度は失われかけた時期もありましたが、その危機を救ったのが、同劇場の初代会長。山口で芸を学び、魅了された阿蘇の地で活動を始めてから約40年。今では阿蘇を代表する観光スポットのひとつになっています。

  • 左:おさるのおやつ 右上:猿山のお猿 左下:待ち時間に楽しめる卓球台

園内に入るとタイムスリップしたような空間が出迎えてくれます。歩き進むと、猿山があり、未来の舞台に立つ候補のお猿さんがいて、えさやり体験もできます。卓球台などもあり、公演開始までの待ち時間も退屈することなく過ごすことができます。

ではいよいよ劇場に入りましょう。館内は、どこか懐かしさを感じさせる温かい雰囲気。舞台に並ぶ小物や装飾は、多くがスタッフによる手作りで、細やかな工夫と温もりが感じられます。約200席ある客席スペースは開放感があり、ゆったりとした造りになっているため、小さなお子様連れのご家族から年配の方まで、安心して見ることができます。舞台と客席の距離もほど良く、猿まわしの演技がより身近に感じられる臨場感も魅力のひとつです

 

今回の演目の主役は”しおたろう” 9歳。1歳の頃からトレーニングを積み重ね、舞台歴はなんと8年というベテランです。小さな体からは想像できないほど堂々とした姿でステージに現れ、観客からは早くも「かわいい!」と笑みがこぼれます。始まりの挨拶もとても上手で、そのしっかりした受け答えに思わず拍手が起きるほど。調教師さんとの掛け合いも息ぴったりで、登場の瞬間から会場の空気が一気に和やかになります。

演目では、でんぐり返しやボールを使った芸、さらには竹馬まで登場し、軽やかな動きが続き、客席からは「がんばれ!」と声援が飛びます。小さな手足を一生懸命に動かしながら技を決める姿は、本当に健気でかわいらしいもの。しおたろうの愛らしい仕草と、調教師さんとのテンポのよい掛け合いが絶妙で、時に漫才のようなやり取りに客席は大笑い。緊張と笑いが交互に押し寄せ、気づけば観客の視線はずっと舞台に釘付けです。会場には終始、温かい拍手と笑顔があふれ、前半だけでも見どころ満載の内容となっています。

衣装チェンジを終え、後半の演目がスタート。ちなみに、このとき着ているTシャツは、しおたろうのファンから贈られたプレゼントなのだそうです。

階段を軽やかに飛び越えたり、前半よりもはるかに高い竹馬に挑戦したりと、後半はさらに難度の高い技が続きます。一つひとつの技を成功させるたびに、しおたろうは得意げにこちらを見つめ、会場からは思わず「おお〜!」と歓声が。小さな体で全力を尽くす姿に、気づけば誰もが目を離せなくなります。公演中は声援や拍手、ツッコミも大歓迎。会場全体が一体となり、しおたろうを応援する温かい空気に包まれます。

公演は約30分ほど。あっという間に終了です。公演後には、しおたろうと調教師さんとの記念撮影も可能。年末年始やゴールデンウイークといった繁忙期も営業しているので、旅の思い出づくりにぴったりです。猿回しは、お猿さんと調教師の深い信頼関係があってこそ成り立つ伝統芸能。丁寧なコミュニケーションから生まれる伸びやかな動きは、感動を与えてくれます。調教師の村崎さんによると今後は、より難度の高い玉乗りや、環境が整えば綱渡りにも挑戦したいとのこと。進化を続ける猿まわしの世界を、ぜひ現地で体感してみてください

スポット情報(2025年12月10日現在)
スポット名 阿蘇猿まわし劇場
住所

阿蘇郡南阿蘇村下野793

電話番号 0967-35-1341
駐車場 無料
料金 大人 1300円 中高生 1000円 小人 700円
公演時間 休館日以外は基本午前、午後の2回。詳しくはHPで。
関連サイト 阿蘇猿まわし劇場(外部サイト)

阿蘇元気の森

次は阿蘇猿まわし劇場から、車で5分程の阿蘇元気の森をご紹介します。こちらは"健康”のテーマパーク。日帰りエリアと宿泊エリアに分かれていますが、今回は「運動」「食事」「癒し」の日帰りエリアを冒険しましょう。

「食」がテーマのひとつである阿蘇元気の森。新鮮な野菜や身体に優しい食材を味わうことができるレストランも併設されています。広い店内には採れたてのレタスをはじめ、自社栽培のきのこ類やトマトなど新鮮な野菜がずらりと並び、なかでも冬限定で登場する嬉しいきのこ鍋は特におすすめ。阿蘇名物の赤牛牛を使った手ごねつくねも入り、体の芯から温まる一品です。
さらに、発酵食品コーナーも充実しており、身体に優しいメニューが目白押し。もちろん、子どもに人気のいなり寿司やパスタ、揚げ物、デザートも勢ぞろいしており、家族みんなで楽しめます。こちらのレストランは時間制限がないため、ゆっくりとランチを楽しめるのも嬉しいポイント。観光の合間に、心もお腹も満たされるひとときを過ごせます。

阿蘇元気の森の隣にあるビニールハウスでは、レストランで提供されるレタスやトマトが栽培されています。いちごも栽培されてるとのことで、時期が合えばいちごが並ぶこともあるそう。

そして次にご紹介するのは、雨の日でも寒い日でも快適に遊べる 全天候型運動施設「元気チャレンジ館」。屋内とは思えないほど広々とした空間で、天候を気にせず思いきり身体を動かせるのが魅力です。
この施設は「幼児チャレンジ館」「元気チャレンジ館」「肉体年齢測定館」 の3つのゾーンに分かれていて、それぞれに異なる楽しさがあります。

まずは0~2歳の子どものために設けられた専用エリアがある幼児チャレンジ館からご紹介。天井が高く、全体がゆったりとしたつくりになっているため、赤ちゃんが自由に動いても圧迫感のない、開放的な空間が広がっています。

こちらは3歳〜6歳向けのエリア。
子どもたちに大人気の滑り台やボールプール、巨大迷路など、ワクワクする遊具が目白押し!
なかでも一番人気は、ボールプールへダイブできる大きな滑り台。ダイナミックな遊具に、子どもたちの笑顔と歓声が止まりません。思いきり身体を動かして遊べる、幼児ならではの冒険ができるエリアです。

そしてこちらが「元気チャレンジ館」。巨大迷路やケンケンパー、足つぼブロックなど、多彩なアクティビティがそろいます。幅広い年齢の方が“遊び×運動”を通して自然と笑顔になれる仕掛けが満載。
巨大迷路では、家族や友だちと一緒にルートを探しながらワイワイ楽しめ、達成感もひとしお。ケンケンパーは大人も思わず童心に返るような懐かしさがあり、親子でチャレンジする姿もよく見られるとのこと。そのほか、少し痛いけれどクセになる足つぼブロックなど、運動が苦手な方でも気軽に体を動かせる装置がいっぱい。まさに「元気になれる館」です。

一番奥にあるのが「肉体年齢測定館」。受付で年齢や性別を用紙に記入すると、専用の測定カードが渡されます。そのカードを各測定装置に差し込むことで、測定データが自動的に蓄積される仕組み。すべての計測が終わると、総合測定結果表が発行され、自分の“肉体年齢”を知ることができます。遊び感覚で参加しながら、健康チェックとしてもしっかり役立つ人気のコーナーです。

最後にご紹介するのは、阿蘇元気の森の大人気エリア「元気の森」。約1万坪もの広大な敷地に、なんと約60種類のアスレチックが点在しています。森の中に伸びる小道を進むたびに、新しいアトラクションが現れる“冒険フィールド”のようなエリアで、子どもはもちろん大人も思わず本気になってしまいます。バランス系の遊具、体力を使うもの、巨大スライダーなど種類が豊富で、一つひとつ挑戦していると、あっという間に時間が過ぎていきます。
ゆっくり回れば半日は楽しめるほどの充実度。家族旅行やグループ旅の立ち寄りスポットとしてもぴったりです

年齢や体力に合わせて楽しめる4つのコースが設定されています。難易度が異なるため、それぞれに合ったペースで進めるのがポイント。また、隣接する「肉体年齢測定館」で自分の体力を測ってから挑戦するのもおすすめで、より自分に合ったコース選びができるのも魅力です。

エレベータで下に下り、入場してまず登場するのは、ストレッチをしながら身体を伸ばして進むウォーミングアップ系のアトラクション。遊びながら自然と体がほぐれていきます。続いて“大きなボール”のアトラクション。腕や胸の筋肉を使ってボールを押し出し、ゴールを目指します。「どうすれば攻略できるかな?」と考えながら取り組むので、身体だけでなく頭の体操にも。

こちらは長く伸びるバランス台。ゆるやかに幅が変化していくコースを進みながら、自分のバランス感覚を試せます。細くなる部分では思わずドキドキ。楽しみながら体幹を鍛えられます。

コース内を歩くたびに、次々と個性豊かなアトラクションが目の前に現れます。取材時には「時間が足りない!」と感じるほど。動く大きな筒をくぐり抜けたり、前かがみになって通路を進んだりと、全身を使う仕掛けが盛りだくさんです。運動と遊びが自然に組み合わさったこのエリアは、子どもはもちろん、大人も夢中になれること間違いなし。“体験する楽しさ”を存分に味わえるのは森や谷を活かして作られた「元気の森」ならではです。

スポット情報(2025年12月10日現在)
スポット名 阿蘇元気の森
住所 阿蘇郡南阿蘇村河陽5579-3
電話番号 0967-67-2100(日帰り施設)
駐車場 無料
料金

・大阿蘇レストラン 高校生以上 2800円 60歳以上又は中学生 2300円 小学生 1600円幼児 800円

・元気チャレンジ館 中学生以上 1350円 4歳以上 1100円

・幼児チャレンジ館 18歳以上 900円 1歳以上 1650円

・肉体年齢測定館 中学生以上 2200円 4歳以上 1550円

・元気の森    中学生以上 2200円 4歳以上 1100円

関連サイト 阿蘇元気の森(外部サイト)

くまもっと編集部

熊本をあいしてやまない「くまもっと編集部」。必見の熊本定番スポットから知る人ぞ知るこだわりの情報まで何でも知ってるモン。

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