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水前寺成趣園が光に包まれる…。Lux Night KUMAMOTO 2025

侘びさびが息づく回遊式庭園が、夜になると一変して煌びやかな世界へ…。熊本を代表する観光スポット「水前寺成趣園」で没入型ナイトイベントが開催中です。期間は12月7日(日)まで。この機会に「竹あかり」×「光のアート」で包まれる公園を散策してみませんか。
 

「Lux Night KUMAMOTO(ルクスナイトくまもと)」とは

「肥後細川文化に会いに行く」をコンセプトに、水前寺成趣園で開催されるライトアップイベント。
今年のテーマは、肥後細川忠利公に招かれ、晩年の五年間を熊本の地で過ごした“宮本武蔵”。悟りに至った人間武蔵の姿と、それを支えた肥後細川藩の洗練された文化を偲びながら、細川家と所縁の深い水前寺成趣園を舞台に「竹あかり」と「光のアート」が体感できます。
 

会場の水前寺成趣園までは、熊本市中心部から路面電車で約20分ほど。「水前寺公園」電停から徒歩5分の場所にあります。
参道を進んだ先、鳥居の奥が入口です。
 

宮本武蔵の悟りと細川文化の世界へ…

園内に足を踏み入れると、まず最初に目に飛び込んでくるのが、竹あかりで見事に表現された細川家の家紋「九曜紋(くようもん)」。
神秘的な光が暗闇をやさしく照らします。
 

今回のイベントは8つのエリアで構成されていて、趣向を凝らした仕掛けが次々に現れるのが魅力。
剣豪を超えて人間へ…、悟りに至るまでの武蔵のストーリーをエリアごとに楽しむことにしましょう。
 

スタートは「結び」のエリアから。
巻物を彷彿させるスクリーンが登場。そこに映し出されるのは、剣から心へと至り、その歩みの果てに「五輪書」や「独行道」を記した武蔵の軌跡。音と映像でその生涯が象徴的に描かれます。
 

竹あかりの門を抜けると…
 

エリア2「空の境地」へ。
池の奥に広がっているのは、幻想的な青い光に包まれた大小の築山と庭園。水前寺成趣園を代表する眺めの一つなのですが、昼間とは全く異なる美しさに、思わずため息がこぼれます。

ちなみに「空の境地」とは、武蔵が晩年に悟った“空”の思想をベースにした光のインスプレーション。
地上から空へ放たれた光に満たされた静謐(セイヒツ)な空間が、武蔵が追い求めた境地を想起させるというストーリー。
 

次のエリアへと向かう途中にも、さまざまな演出が!
水面に光が反射して輝く光景も、また絶景です。
 

竹で作られたトンネルの中は、子どもだけでなく、大人もワクワクする空間。
この先には何が待っているのか…、歩みを進めます。
 

すると、3つめの「拍子」エリアの前へ。
暗闇で分かりにくかったのですが、実はここ、能や狂言を演じるための舞台「能楽殿」。プロジェクションマッピングによって、建物全体が様々な形に映し出されます。
武蔵が説いた“兵法”の哲学を、音と光によって抽象的に体現しているそうなのですが、見事な演出にしばらく見入ってしまいます。
 

次は武蔵が説いた“優位を選び取る”戦いの哲学を、光と影によって表現する「目を追う」エリア。
煙に包まれたエリア内には強い光が放たれていて、光を遮るように立つと、自分の影が空間に浮かび上がるという仕掛け。ファンタジックな写真が撮れるので、思い思いのポーズで撮影するのもオススメです。
 

さらに先へ進むと、光のトンネルが出現。
「心の流れ」エリアの入口です。
 

トンネルを抜けた先で待っているのは、芝生広場一面がブルーの光で彩られた美しい世界。
武蔵が説いた“有機無構”の思想が、水面のプロジェクションを通して表現されています。

波打つ水面と足跡に光が追ってくる演出にも感動。空を舞うシャボン玉とゆっくりとした時間が流れているので、小休憩するのにもピッタリ。
 

余韻を残しつつ先へ進むと、花々に彩られた空間が…。
武蔵と細川忠利との結びつきを映し出すインスタレーションのエリア、「縁<武蔵と忠利>」です。

忠利は武蔵が生涯でただ一人支えた君主。その敬愛の念を象徴するかのように、忠利の銅像に肥後六花が投影されています。
 

今回は園内の稲荷神社にも注目。
 

連なる朱色の鳥居×竹あかりのコラボレーションが粋すぎて、思わずうっとり。
 

そしてストーリーは終盤へ。
武蔵が“五輪書”で説いた、二つの眼の使い方の概念「観と見」のエリアへ足を踏み入れます。
 

霧に包まれた竹林の小道には、無数の竹あかりと美しい三日月が!
誰もが感動すること間違いなしのイチオシ撮影スポットです。
 

煌びやかな三日月は、まさに“竹の芸術”。
何本もの竹を組んで制作されていて、間近で見るとその繊細さが伝わってきます。
 

竹あかりと共に道沿いに現れたのは、何と鏡。
そに映るのは表に現れた自分か、それとも心の奥に隠れた自分か…。武蔵が説いた本質を探るまなざしへと誘います。
 

そして最後のエリアは「昇華」。
武蔵が晩年に記した「独行道」の世界観を、忠利をはじめ歴代の細川藩主を祀る“出水神社”の社殿に映し出した空間です。
 

エリアの中で最も煌びやかな空間がこちら。
社殿全体がプロジェクションマッピングによって様々な色に変化し、まるで天と対話するかのような異空間へと誘います。
 

さらに社殿に向かって参拝すると…、シャンっという音と共に、目の前に肥後六花が投影され、辺り一面を明るく照らします。
花が咲き乱れる光景は、思わず「きれい」と声が出てしまうほど。
ラストにふさわしい特別な演出で締めくくってくれます。

剣豪から、ひとりの人間へ。
武蔵は泉下で、肥後細川を見守ってくれていることでしょう。
 

イベント情報
イベント名 Lux Night KUMAMOTO 2025 ~宮本武蔵の悟りと細川文化~
期間 ~2025年12月7日(日)まで
開催場所 水前寺成趣園(熊本市中央区水前寺公園8-1)
時間 18:00~21:00(入場20:30まで)
料金 2000円(15歳以下は無料)、WEB購入1800円
チケットは当日、入場口で購入可能(現金またはキャッシュレス決済)
※混雑が予想されるため、事前のWEB購入がおすすめです
 WEB購入はコチラから
駐車場情報 土日祝のみ営業/17:00~21:00(入庫20:00まで)
料金/1回につき500円
場所/①天理教熊本教務支庁 ②競輪場駐車場の一部
問い合わせ先 ・熊本国際観光コンベンション協会
℡/096-359-1788

・水前寺細川文化発信拠点 湧水亭
℡/096-285-8893(イベント開催期間中のみ9:00〜21:00)
特設ページ https://lux-night.kumamoto-icb.or.jp/

くまもっと編集部

熊本をあいしてやまない「くまもっと編集部」。必見の熊本定番スポットから知る人ぞ知るこだわりの情報まで何でも知ってるモン。

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