文化カレンダーcalendar
南関町祇園社の大蛇山
南関町の八剱神社祇園祭では、高さが3mもある、いかめしい形相の大蛇の山車(大蛇山)が町内を練り歩きます。南関の大蛇山は、昭和の初め頃に、関係の深かった福岡県みやま市渡瀬で行われていた大蛇山を参考に、南関の発展を願い始められたといわれています。 大蛇山の巡行は昼と夜の二回あります。お花(寄付)をもらった家や店の前で、大蛇の口に花火を取り付け着火し、大蛇の首を大きく振り回します。また、子供が大蛇にかまれると健康に育つといわれており、大蛇の口の中に赤子を入れる「カマセ」が道中で行われます。 大蛇山の頭と尻尾は、竹・わら・紙で出来ており、毎年新しく作り直します。現在は大蛇山の巡行を担当する「八剱会」のメンバーが春先の「竹切」から制作に取り掛かります。まず、竹で骨組みを作り大蛇の形を作ります。この骨組みにわら束を巻き付け、最後に紙を張って着色をします。完成した大蛇の各所には、八剱神社のお札が貼り付けられます。 祇園祭の前日に、完成した頭と尻尾を破風のついた山車に取り付けます。この山車が大蛇の胴体となりますが。山車の中には太鼓と鉦が載せらており、当日は中学生たちがお囃子が演奏しながら、「サッサー」の掛け声とともに大蛇が町内を練り歩きます。祭りが終わると大蛇山は素早く解体され(山崩し)牙や目玉、尻尾の先端の「宝剣」などの大蛇の一部を縁起物として観客や寄付をした人に配ります。特に目玉は一番良いものとされ、かつては目玉を奪い合うために、喧嘩のような状態になるほどだったといいます。 なお、大牟田市の大蛇山をはじめ福岡県筑後地方の南部では、各所で大蛇山が登場する祇園祭が行われていますが、熊本県内では、福岡県との境の南関町のみで行われています。
- 開催場所
-
熊本県玉名郡南関町関町
変更になっている場合がございますので、お出かけの際は直接お問い合わせください。
