美肌と健康を引き寄せる!レンタサイクルで巡る平山温泉街とグルメスポット。

今村ゆきこ

県北エリア 自然 グルメ 温泉 カフェ スイーツ 日帰り温泉
写真:レンタサイクルで爽快サイクリング

九州屈指の美肌の湯として知られる「平山温泉」は、県内外からファンが足を運ぶ人気温泉地です。今回は、温泉だけでなく、レンタサイクルでほどよい運動を楽しみながら、新スポットで美食を味わう、「食べて・つかって、美と健康を手に入れる」過ごし方をご紹介します。

・平山温泉観光協会「レンタサイクル」
・YOUZOU GAFE&BAR
・平山是好日

とろとろ・ヌルヌル、“つるっとたまご肌”に近づく(!?)の美肌の湯

平山温泉
写真:平山温泉地にある温泉施設の写真
写真:平山温泉地にある温泉施設の写真
写真:平山温泉地にある温泉施設の写真
写真:平山温泉地にある温泉施設の写真

旅館や日帰り湯など、20以上の施設が里山に点在する「平山温泉」。その温泉郷の多くを田んぼと山が占める、まさに原風景。郷愁を誘う温泉地です。

平山温泉がなぜ美肌の湯と呼ばれているかご存知ですか? 施設の多くが「アルカリ性」「硫黄温泉」という泉質を持っているのですが、「アルカリ性」は、肌の古い角質を除去する作用、「硫黄温泉」はメラニンを分解する作用を持つと言われ、“つるっとたまご肌”が期待できる温泉と言われています。

それに加え、とろとろ・ヌルヌルとしたお湯の肌ざわりが、まるで美容液につかっている様で、特に女性に人気が高く、美肌成分を2つも併せ持つW美肌の湯なのです。
 

里山を電動自転車で走る、爽快サイクリング!

平山温泉観光協会
写真:平山温泉観光協会の外観

温泉地を訪れたら、まずは「平山温泉観光協会」へ。その日の温泉施設の営業状況やランチスポット、開催中などのイベント情報などを教えてもらえます。

写真:店内で販売されている化粧水など
写真:店内で販売されているサウナハットなどのオリジナルグッズ
写真:平山温泉観光協会の館内

店内には、化粧水などのスキンケアグッズや、サウナハットなど、オリジナルグッズの販売もあります。

写真:観光協会でレンタルした自転車で移動

車で湯めぐりをするのもいいですが、せっかくだから移動の時間も健康的に楽しみたい!そんな人には、レンタサイクルがおすすめです。「平山温泉観光協会」では電動自転車を貸し出しており、観光協会にある無料駐車場に車を停めることも可能。バス停もあるので、バスで訪れて観光協会からはレンタサイクルで湯めぐり!なんていうのもいいですね。

写真:観光協会で温泉地の地図などが掛かれた資料
▲温泉地の地図や施設情報など、資料を受け取ったら電動自転車に乗って出発
写真:平山阿蘇神社の入口
▲開湯伝説ゆかりの神社「平山阿蘇神社」。平山温泉観光協会で販売している「温みくじ」を買って参拝するのもおすすめ
写真:氏神様にごあいさつ
▲平山の氏神さまへごあいさつ
写真:レンタサイクルで爽快サイクリング
▲のどかな田園風景を横に自転車で巡ることができるのも平山温泉ならでは
写真:田植えが終わったばかりの田んぼ
▲おいしいと評判の「菜の花米」も食してみてください
写真:青い空と山々
▲時間が止まったような原風景が広がる
写真:道端に咲いている草花
▲車移動では気づかなかった景色や草花も

「平山温泉観光協会」から一番遠い温泉「旅館・家族湯いまむら」まででも、自転車で約15分。レンタサイクルは最長6時間利用できるとあって、湯巡りの合間に、カフェやランチ、神社などで涼んだり…と、丸1日のんびりと過ごすことができます。

ゆったりとした時間の流れる温泉街を自転車で巡って、ストレスフリーな休日をお過ごしください。
 

スポット情報(2024年7月26日現在)
スポット名 一般社団法人 平山温泉観光協会
住所 熊本県山鹿市平山5346-1
電話番号 0968-44-0522
営業時間 9:30〜17:00
休み 不定休
駐車場 あり
URL 平山温泉観光協会
備考 レンタル自転車(電動アシスト)利用時間10時〜16時、料金1日1,500円、2日2,000円

湯めぐり、サイクリングの途中に立ち寄りたいスポット2選

蕎麦やピッツァ、パスタなどなどがおいしいグルメスポットが点在する平山温泉。湯巡りの合間に立ち寄りたい2件をご紹介します。

のどかな景色を眺めながらのカフェタイム

YUZOU CAFÉ&BAR
写真:温泉宿と日帰り入浴施設「湯の蔵」の入口

温泉宿と日帰り入浴施設、食事処、そしてエステと、幅広いニーズに応えた癒しのスポット「湯の蔵」に、今年4月、カフェ&バーがオープンしました。

写真:「湯の蔵」のスタッフの方

「これまでお客さまの声に応えて、少しずつ施設を増やして来ました。いつ来ても、新しい魅力がある『湯の蔵』でありたいと考え、新しいサービスとしてカフェ&バーをスタートすることに。宿のお客さまだけでなく、地域の方々にも喜ばれています」とスタッフのお二人。

写真:無人のセルフバー

カフェタイムとバータイムを設けた2部構成で営業。バーは、無人のセルフバーで、自販機などで購入して過ごすことのできるフリーなスタイル。ワインやカクテルなどの他、カップ麺やお菓子なども販売しています。

写真:人気メニューの「カフェ蕎麦」

カフェタイムの人気メニューは、こちらの「カフェ蕎麦」1,800円。信州そばと季節の天ぷら、ミニクロッフル、ドリンクが付きます。まずはそばの風味を感じ、続いてミニとろろを加えて味変。温泉だけでなく、そばととろろで、さらに肌に嬉しいこと請け合いです。

写真:カップに入ったミニクロッフル
▲ミニクロッフルは、テークアウトすることも可能
写真:ゆったりとした店内
▲ゆったりとした店内。写真右端のテラス席はペットも可
写真:かき氷
▲平山の水で作ったかき氷「塩キャラメル」880円。塩キャラメルのシロップ、生クリーム、ナッツが好相性
写真:スタッフの方とかき氷
▲圧巻の大きさ!サイクリング途中や湯上がりのクールダウンにピッタリ
写真:湯の蔵の温泉
▲ランチ・エステ・岩盤浴・温泉のセットもあり、自分へのご褒美にぜひ!
スポット情報(2024年7月26日現在)
スポット名 YUZOU CAFÉ&BAR
住所 熊本県山鹿市平山5255-2
電話番号 0968-43-4165(湯の蔵)
営業時間 カフェ11:00〜17:00、バー19:00〜23:00
休み 第2火曜※8月より第3火曜が休みになります
駐車場 6台(「湯の蔵」駐車場も利用可)
URL YUZOU CAFÉ&BAR(Instagram)


 

絶品ローストビーフとたっぷり野菜料理で口福の時間を

平山是好日(ひらやまこれこうにち)
写真:木村さんご夫婦

「平山温泉の泉質が大好きで、福岡から移住してきました」と木村さん夫妻。アトピーで悩むご主人・勝貴さんの悩みを解決した平山温泉で暮らすことを決意し、昨年12月に同店をオープンしたそうです。

写真:平山是好日の外観

「身体にやさしいお肉を食べて、平山温泉で良い1日を過ごしてほしい」という想いを込めた「平山是好日」では、県産黒毛和牛「和王」、こだわりの飼料で育てた「菊池源吾牛」のローストビーフや、地元野菜をたっぷり使った小鉢、デザートなどがいただけます。

写真:木村さんとローストビーフ用の大きなお肉

ローストビーフは勝貴さんが担当。創作串焼き店や焼肉店など、福岡で長年、肉と向き合ってきた経験を活かして生まれたローストビーフは、肉を塊肉で仕入れ、自ら切り分けて下処理を施し、スチームコンベクションで低温調理。おいしくなるために調理機械にもとことんこだわり、あっさりなのに肉の旨味を存分に感じる仕上がりになっています。

写真:ローストビーフランチ

「ローストビーフランチ」の小鉢やデザートは、奥さま・和子さんの担当。とにかく地元の野菜の新鮮さに感動した!と話す通り、旬が詰まった小鉢は、キヌアを使ったものや、お浸しなど、どれも野菜本来の持ち味を引き出したものばかり。さらに、自家製米味噌の味噌汁や、菜の花米なども味わえ、どれも健康と美容を考えたメニューばかりで、食べるだけでキレイになれたような気分に。店名通り、良い1日になりそうです。

写真:ローストビーフ
▲「ローストビーフランチ」は4種類あり、写真は「熊本県産黒毛和牛・もも」2,500円
写真:自家製マスタード
▲ローストビーフは、醤油仕立ての自家製粒マスタードで
写真:ほうじ茶のプリンとドリンク
▲ランチにプラス500円で付くドリンクと山鹿産ほうじ茶のプリン
写真:お店で販売されているお塩
▲和子さんのご実家でもある、糸島の「またいちの塩」。自家製味噌にはこの塩が使われているそうです
写真:店内の様子
▲現在の場所は仮店舗で、古民家を改装中ということ。「自分たちで改装しているので時間がかかっていて…」と、オープンは未定
写真:器などガラス食器
▲器やガラス食器の販売も。どれもセンス抜群!
スポット情報(2024年7月26日現在)
スポット名 平山是好日(ひらやまこれこうにち)
住所 熊本県山鹿市平山5346-5
電話番号 090-4926-1129
営業時間 11:00〜17:00(オーダーストップ16:00)
休み 火・水曜
駐車場 あり
URL 平山是好日(Instagram)
備考 未就学児の入店はできません。


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今村ゆきこ

熊本生まれ、熊本育ち。地元タウン誌「タンクマ・モコス」を経て独立。熊本愛強めのライター&エディター。熊本第一号の温泉ソムリエ&温泉ソムリエアンバサダーとして「くまもっと湯美人」を監修するなど、温泉愛もかなり強め。コロナ禍でソロキャンプの魅力に気づき、休日には愛犬と「温泉+キャンプ」を楽しむ日々を送る。

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