今年リニューアル!人吉のお宿3選

くまもっと編集部

県南エリア 人吉・球磨 温泉 宿泊 貸し切り湯・家族風呂 ホテル 旅館 人吉温泉 日帰り温泉

100年に1度と言われた九州南部豪雨人吉市内に大きな被害をもたらしたあの日から約3年経ち、営業再開した観光施設や宿泊施設が増えました。今回は令和5年にリニューアルオープンした宿泊施設をご紹介します。
(2023年6月中旬の情報になります。)

令和2年7月豪雨被災地域(※)を 目的地とした旅行を応援します!(旅行支援)

人吉温泉しらさぎ荘

しらさぎ荘は鯉と鰻の養魚場を営んだことが始まり、料亭を経て、鯉や川魚料理と源泉かけ流しの温泉が楽しめる老舗として有名な湯宿になりました。平成の名水100選のひとつに選ばれた湧水池は、今も滾々と水が湧きでています。
被災時、築100年の木造二階建ての全てが全壊。現在、本館は1階が鉄筋でつくられ、有事の際には復興復旧を早く行えるようになりました。2階は以前のような木造の雰囲気を残した建物となり、人吉球磨産の材木が使われています。

お部屋は本館に5部屋、離れが2棟あり、温泉は家族風呂や大浴場、離れは内湯でも楽しめます。24時間源泉かけ流しで、加温加水なしの100%天然温泉。立ち寄り湯での利用も可能です。
 

離れの窓は自然に面しており、湧水池や本館も見えますが、人目を気にせずにゆっくりと過ごせるお部屋になっています。
離れには有田焼のティーカップとミルが用意されています。有田焼のティーカップは数種類あり、選ぶだけでもわくわくします。コーヒーは地元の焙煎所のもので、離れと本館ロビーでお店が異なります。コーヒーが苦手な方でも、冷蔵庫内のお茶やジュース、ビールがサービスで付いてきます。

お食事は川魚を中心に、周辺市町村の無農薬野菜など、熊本県産や九州産にこだわって提供しています。鯉と鰻の養魚場を営んだ名残から鯉の洗い、馬刺や鮎の塩焼きなどの熊本・人吉らしさを感じるお料理がいただけます。
人吉の豊かな自然と清らかな水に育まれた黒樺牛のステーキも、ぜひ味わいたいメニューです。

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スポット情報(2023年6月現在)
スポット名 人吉温泉しらさぎ荘
住所 熊本県人吉市下林町2647-2
電話番号 0966-22-3420
ホームページ 公式ホームページ しらさぎ荘

旅館 翠嵐楼

泊まりながら湯巡りできる自慢の温泉がある翠嵐楼は2023年2月にリニューアルオープンしました。
ロビーの正面にあるテラスには暖炉があり、ソファーに座って川のせせらぎを感じる空間です。小さなお子様や大人までゆっくりと過ごせます。1階にはイタリアンレストランが併設しており、宿泊者以外も利用できます。

人吉温泉で一番古い源泉である御影の湯は、源泉もさることながらレトロな湯舟も100年以上の歴史があります。過去2度の豪雨災害を受けましたが、現在も当時のままの姿を残しています。令和2年の豪雨災害では泥があがりましたが、源泉は変わることなく湧き続けていたそう。
翠嵐楼はその温泉に魅せられたお客様がもう一度いらっしゃる方が多いのだとか。計3つの源泉はどれも成分が違うため、泊まりながら湯巡りができるのはうれしいポイントです。

翠嵐楼の客室は、全ての部屋から球磨川の風景を眺められます。今回のリニューアルでは足を延ばせる大きな浴室がついた温泉付きのお部屋が増えました。

食事会場はお部屋ごとに食事がとれるような半個室になりました。「いつでも美味しく安心して召し上がっていただける料理をお出ししたい」という想いのもと、料理長が納得した厳選食材のみを使用しご提供。地元の魚や野菜はもちろん、温泉水を使ったプリンなど、翠嵐楼ならではのメニューがあります。

 

スポット情報(2023年6月現在)

スポット名 旅館 翠嵐楼
住所 熊本県人吉市温泉町2461-1
電話番号 0966-23-2361
ホームページ 公式ホームページ 翠嵐楼

人吉温泉 鍋屋

江戸時代から194年続く人吉温泉鍋屋は、皇族や文豪など多くの著名人が宿泊した老舗のお宿です。2023年6月にリニューアルオープンしました。
ロビーには子供が遊べるスペースや30種類以上の球磨焼酎を取り揃えたバー、テラスには川のせせらぎを聞きながら足湯ができるスペースがあります。
三日月城とも呼ばれる人吉城に因んで、ロビーまでのプロムナードや扉の取っ手などに三日月モチーフが使われています。

レストランは、地産食材と球磨の郷土を織り交ぜたお料理が提供されます。すべてのコースにシェフの感性、技術、想いが組み込まれており、お料理一つ一つにストーリーがあります。

安全を第一に考え、全面リニューアルした全部屋からは球磨川と人吉城址が一望できます。人吉花火大会では目の前に花火があがり、球磨川に映る花火の姿も美しく見えるのだとか。
スイート・セミスイートのお部屋は温泉付きで、テラスプール付きや信楽焼の浴槽がテラスにあるなど、部屋ごとに造りが異なります。

水害により掘削を余儀なくされた温泉は、以前と変わらぬ湯量が湧き出ており源泉かけ流しです。
1階にあった大浴場は最上階に移動され、館内で一番高い場所から人吉城址と球磨川を一望できます。露天風呂はもちろん、展望サウナもご用意しています。
 

 

スポット情報(2023年6月現在)

スポット名 人吉温泉 鍋屋
住所 熊本県人吉市九日町22-2
電話番号 0966-22-3131
ホームページ 公式ホームページ 人吉温泉鍋屋

くまもっと編集部

熊本をあいしてやまない「くまもっと編集部」。必見の熊本定番スポットから知る人ぞ知るこだわりの情報まで何でも知ってるモン。

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