くまもとのグルメ&お土産熊本のご当地グルメ・お土産・体験などの情報をご紹介します

天草陶磁器

天草西海岸で採れる上質の天草陶石と陶土を使って焼かれる磁器および陶器で、国指定の伝統工芸品。
天草陶石は元禄の頃から砥石として販売、やがて磁器原料として佐賀や長崎を経て、全国へ広まっていきました。天草島内では、延宝4年(1676)には内田皿山で磁器が焼かれていたことが記録に残っています。
天領だった天草は御用窯のように藩主の御用達を作る必要がなく、島民それぞれが陶磁器を作り、統一したスタイルはありませんでした。焼き上がりの白さに濁りがなく強度もすぐれ、かの平賀源内も「天下無双の上品」と絶賛したほど。
また陶器は性質の異なる釉薬の二重掛けの技法を用いたナマコ釉や黒釉を使った個性的な作品が多く作られています。
 

このページを見ている人は、こんなページにも興味があります

  • きじ馬
    木工玩具「きじ馬・花手箱」

    主に人吉地方で作られている木工玩具。 800年以上前、球磨地方に逃れた平家の落人が生活のため、都の暮らしを懐かしみながら作り始めたと伝えられています。 …

  • 肥後象がん
    肥後象がん

    象がんとは、鉄の地金に純金や純銀を打ち込みさまざまな文様や絵柄を描き出す工芸で、武士の時代、鉄砲や刀の鍔(つば)、煙管などの装飾として発達しました。 …

  • おばけの金太
    おばけの金太

    黒い鳥帽子に赤い顔、どんぐり目。ヒモを引くと、目玉がひっくり返って舌を出し、あかんベェをするというユーモラスな動きを見せてくれる、熊本県の伝統的な郷…

  • 竹工品
    木・竹工品

    熊本県は森林資源が豊富で古くから各地で木・竹工品が製造されてきました。 木工の技法には、正確な寸法で物差を使って作る「指物(さしもの)」、ろくろ等を使…