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木工玩具「きじ馬・花手箱」

主に人吉地方で作られている木工玩具。
800年以上前、球磨地方に逃れた平家の落人が生活のため、都の暮らしを懐かしみながら作り始めたと伝えられています。

きじ車は野鳥のキジを模して、桐などの木材を形に応じて胴体を作り、黄、緑、赤の顔料で着色、胴体に車輪と紐を付属させ牽引して遊ぶ玩具。子どもたちの成長を願う縁起物として古くから親しまれています。
首に「大」の文字が描かれているのが特徴で、故郷の大文字焼きを思い「大」を入れたといわれています。

花手箱は樅、檜、杉などの板で作った箱で、白で地塗りしたあと、赤と緑で椿の花をあしらっています。
きじ馬や花手箱の素朴で色美しいデザインは受け継がれており、人吉球磨を代表する土産物です。

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