Vol.3
太陽のカンキツと潜伏キリシタンの里

熊本の海と山の恵がぎゅっと詰まった「カンキツ」があると聞いて熊本県中部の宇城市のカンキツ農園を訪問!海を一望できる斜面に実った太陽のように輝くカンキツに、くまモンも惚れ惚れ。その後は世界文化遺産にも登録された潜伏キリシタンの里「﨑津集落」を訪問し、まったり観光しましょ

果 物

デコポン® (カンキツ)

熊本県はデコポン® 発祥の地であり、宇城市不知火町で最初に栽培が始められたカンキツ。甘みが強くジューシーな味わいと、かわいい形が魅力です。
尚、デコポン® はJA熊本果実連は所有する登録商標です。

毎年12月末から収穫が始まり、収穫後に熟成期間を経て流通されています。食べごろの季節は12月~6月になります。

どこで買える?

熊本県宇城市

海と山と太陽が織りなす、歴史ある半島地域

宇城市は熊本県の中央に位置し、八代平野と宇土半島の山地から構成されています。宇土半島は有明海と八代海を分断する形で天草地方に伸びており、古くから熊本の海の玄関口、また天草への入口として栄えました。また同地域では一年を通して温暖な気候を利用して、果物の栽培が盛んです。見どころとしては、日本書紀にも記されている蜃気楼:不知火を望むことのできる「永尾剱神社」や、世界文化遺産にも認定されている「三角西港」など歴史を感じることが出来るスポットが数多くあります。

名 所

﨑津集落

歴史を越えて穏やかな時の流る
世界遺産の潜伏キリシタンの里

熊本県西部の離島・天草下島にある﨑津集落は、江戸時代の禁教下に仏教、神道、キリスト教と共存しながら信仰を続けた地域です。こうした文化や歴史が近年評価され、2016年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の1つとして世界文化遺産に認定さています。漁村の中には教会や歴史を感じさせる神社、風情ある家々が立ち並んでおり、漁師の守り神として大切にされている猫たちが、くつろぐ様子がとても可愛らしい集落です。

﨑津教会

海の天主堂の名で親しまれる
﨑津集落の心のシンボル

﨑津集落の漁港に高くそびえる﨑津教会は、1934年に九州各地の教会建築の名人として知られる鉄川与助による設計で竣工されました。ゴシック様式で建築された教会の正面にそびえる尖塔部分は鉄筋コンクリート造り、内部は木造を主としており、教会にしては珍しい畳敷きになっています。当時の神父の強い希望で、禁教時代に厳しい絵踏みが行われた場所に、現在の祭壇が配置されたと言われています。

©2010 Kumamoto Pref. Kumamon