天草五橋が開通した昭和41年、「天草の観光を盛り上げたい！」と会社員から観光業に転身した天草出身の松本吉正氏。その理念を受け継いだ息子の秀彦氏が「海のやすらぎ ホテル竜宮」「天草 天空の船」に続き、3館目となるホテル「天ノ寂」を2023年6月に開業させた。全11室スイート仕様、オーシャンフロントを満喫できるスモールラグジュアリーホテルで、館内の至る所から海と空を望む美しい景色が楽しめる。各所に地元出身のアーティストの絵画やオブジェが飾られ、天草更紗や天草陶磁器など地元製品も取り入れるなど、眺望、温泉、しつらえを通して天草の風土や文化を感じられるようになっている。

露天風呂は源泉かけ流し。「美人の湯」とも称されるナトリウム塩化物泉の湯はとろりと柔らかな肌あたり。

夕食では天草の新鮮な海の幸を日本料理と鮨で味わえる。