県南エリアSouthern Area

相良藩700年の歴史が息づく人吉球磨を中心に、神社仏閣や古文書などの文化財が豊富。水俣では環境・人権文化が根付き、八代では妙見祭や高田焼など伝統芸能・工芸が継承されており、地域ごとに多様な文化が展開されています。

Spot.01
Aoi Aso Shrine

青井阿蘇神社

806年創建と伝わり、現在の社殿は相良氏が1610~13年に造営したものです。本殿・廊・幣殿・拝殿・楼門が2008年に県内初の国宝に指定され、球磨地方を代表する建造物となっています。2023年には隈研吾設計の「青井の杜国宝記念館」も開館しました。

写真:青井阿蘇神社

Spot.02
Tsunagi Art Museum

つなぎ美術館

津奈木町の町営美術館で、人口約4,500人規模では珍しいアート拠点です。水俣病の被害を受けた地域の癒やしと再生を目的に1984年から「緑と彫刻のある町づくり」が始まり、2001年に開館。住民参加型アートプロジェクトや、アーティストが滞在制作する「アーティスト・イン・レジデンスつなぎ」の拠点にもなっています。

写真:つなぎ美術館

Spot.03
Eleven-Faced Kannon Bodhisattva Statu

城山観音堂の
十一面観音菩薩像

戦国期の相良氏当主がつくらせた仏像で、周辺住民が代々受け継ぎ、大切にしてきた十一面観音菩薩像です。山江村の歴史民俗資料館に常設で展示され、観覧できます。相良氏の歴史と密接に関連する仏像です。

写真:城山観音堂の十一面観音菩薩像

Spot.04
Mizushima

水島

八代海に面した球磨川河口の小島で、石灰岩質の島と周囲の岩礁が美しい景観をつくります。万葉集には長田王が詠んだ歌が残り、中世には相良義陽らの参詣記録もあるなど、古くから人々に親しまれてきた名所です。

写真:水島

Spot.05
Sekishokan

石匠館

全国に多くの「めがね橋」を築いた日本屈指の石工集団・種山石工の資料を展示しています。岩永三五郎や橋本勘五郎ゆかりの品のほか、全国の石橋に関する資料も充実。花びらを模した円形デザインの建物は凝灰岩の壁面と丸屋根が特徴で、くまもとアートポリスでも高く評価されています。

写真:石匠館

Spot.06
Shohinken Garden

旧熊本藩八代城主浜御茶屋(松浜軒)庭園

八代城主・松井直之が母のために建てたお茶屋で、松が茂る浜辺にちなみ名付けられました。庭内の展示室では松井家伝来の茶道具や雛人形を季節替わりで公開。児宮や稲荷神社も祀られ、子どもの成長や家内安全にご利益があるとされます。2002年には国の名勝に指定され、城下町八代の歴史を今に伝えています。

写真:旧熊本藩八代城主浜御茶屋(松浜軒)庭園