日本遺産Japan Heritage

The Culture of Conservation and
Innovation Born from 700 Years of Sagara

相良700年が生んだ
保守と進取の文化

~日本でもっとも豊かな
隠れ里―人吉球磨~

人吉球磨は、相良氏による700年にわたる統治が続いた稀有な地域であり、その歴史的背景が日本遺産に認定されたストーリーの中心です。この長期統治によって生まれた文化は、日本の歴史を語るうえで重要であり、現在も地域の暮らしに根付いています。歴史小説家・司馬遼太郎は、その著書『街道をゆく』で、人吉球磨地域のことを「日本でもっとも豊かな隠れ里」と記しています。

写真:相良700年が生んだ保守と進取の文化

Rice Farming:
Two Thousand Years of Earth's Memory

米作り、二千年にわたる
大地の記憶

~菊池川流域
「今昔『水稲』物語」~

菊池川流域には山間から平地、海辺に至るまで、先人たちが知恵を絞り、川の恵みを活かしながら米作りを営んできた足跡が今なお姿を留めており、その全てをコンパクトな範囲で見ることができます。このことから、菊池川流域は全国各地で行われている米作り文化の縮図であるとして、日本遺産に認定されています。

写真:二千年にわたる大地の記憶

The Traces of the Stonemasons
Who Shaped Yatsushiro

八代を創造(たがや)した石工たちの軌跡

~石工の郷に息づく
石造りのレガシー~

八代の人々は、阿蘇山の噴火活動により堆積した「凝灰岩」や良質な「石灰岩」の地層が点在するこの地の環境を活かし、古来より地域で採れる石材を活用したまちづくりを行ってきました。八代城の石垣・干拓樋門・石積みの棚田・めがね橋など、八代地域に現存するこれらの石造建築物の数々は、多くの名石工を輩出した「石工の郷」の風土が、この地で脈々と育まれてきたことを物語っています。

写真:八代を創造(たがや)した石工たちの軌跡