球磨焼酎を愉しむスポット4選
熊本と言えば「球磨焼酎」! 球磨焼酎の歴史や伝統、文化などの知識を持ち、その魅力と美味しさを伝授してくれる「球磨焼酎案内人」のいる店や宿をピックアップしてお届けします。
- 球磨焼酎専門店 一期屋
- 球磨焼酎ト球磨ノ食 開
- 清流山水花 あゆの里
- くまBAR
球磨焼酎専門店 一期屋
老神神社そばにある、球磨焼酎28蔵元の商品を取り扱う専門店。球磨焼酎案内人の資格を持つ知識豊富なスタッフがいるので、球磨焼酎の特徴や魅力、美味しい飲み方などを教えてくれる。通常の小売りの他、100ml単位での量り売りやカウンターでの有料試飲、オリジナルラベルの作成などもできるので、お土産や贈り物選びにぜひ立ち寄りたい。
月替わりの飲み比べ3種セット(500円)は、製法や貯蔵方法の異なる(減圧・常圧・樽)球磨焼酎を愉しめる。古酒の飲み比べ3種セット(1700円)もある。単品はワンショット200円~(全税別)
28の蔵元の球磨焼酎が豊富に揃い、容量サイズもさまざまでお土産に選びやすい。最近は球磨焼酎を使ったリキュールも人気。分からないことがあれば、スタッフに気軽にどうぞ
「球磨焼酎」とは、米のみを原料とし、人吉球磨の水で仕込んだもろみを、人吉球磨で蒸留して瓶詰めした焼酎のこと。地理的表示を認められた数少ない焼酎のひとつ
店舗名 | 球磨焼酎専門店 一期屋 |
---|---|
住所 | 熊本県人吉市新町15(老神神社参道横) |
電話番号 | 0966-22-2374 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
休み | 1月1日(他不定休あり) |
カード | 可 |
駐車場 | あり(5台) |
関連リンク | 「球磨焼酎専門店 一期屋」のホームページはこちら(外部リンク) |
球磨焼酎ト球磨ノ食 開
国宝「青井阿蘇神社」そば、球磨焼酎と球磨の食材にこだわった食事処。大将と女将さん共に球磨焼酎案内人の資格を持ち、店内には蔵元28蔵・約80種類の球磨焼酎がずらりと並ぶ。昼は球磨郡産100%のそば粉で打った風味豊かな手打ちそばと、かつカレーうどんが人気。球磨焼酎と肴とそばをゆっくり愉しみたいなら、夜(予約制)がおすすめ。
水上村で修業した大将が打つ手打ちそばは、「十割」「二八」「そと一」と日替わりで提供(昼のせいろそば750円)。天然ダシの返しには球磨郡産の生醤油を使用。まずは、そばの風味を楽しむために塩とわさびで
ここだけで蔵元めぐりができそう。夜はコースのみで2500円~。手打ちそばは3000円~のコースに付く。球磨焼酎は量り売りで愉しむことができるので、好みを伝えて飲み比べてみて(100ml 400円~※量り売りは基本夜のみ)
大将の黒木俊明さんと女将の万貴子さん。球磨焼酎とそばの話になると一段と目が輝く。話しているとこちらが元気をもらえる、朗らかなご夫妻
店舗名 | 球磨焼酎ト球磨ノ食 開 |
---|---|
住所 | 熊本県人吉市上青井町120-5 |
電話番号 | 0966-22-8080 |
営業時間 | 11:30~15:00(L.O14:30)、18:00~22:00(夜は完全予約制) |
休み | 火曜 |
カード | 不可 |
駐車場 | あり(5台) |
清流山水花 あゆの里
球磨川を眺め、和の粋とモダンな空間が心地よい湯宿。地下1階には、球磨焼酎の歴史と美味しさを多くの人に知ってもらおうと、28の蔵元の銘柄を集めた焼酎蔵「左蔵」を完備。また1階Bar「木綿葉川」では、球磨焼酎をベースにしたカクテルが楽しめる。特に、スッキリとした味わいの「人吉モヒート」は、汗をかいて喉を潤したいときにぴったり。
焼酎蔵「左蔵」。球磨焼酎案内人でもある宿の主が選んだ球磨焼酎の試飲コーナーも。人吉球磨の水と風土から生まれた球磨焼酎の歴史や製法が書かれているので、ぜひ読んでから試飲を
シックなBarでいただける、球磨焼酎をベースにした爽やかな「人吉モヒート」(1200円)。地下水でつくった透明度の高い氷が程よく馴染むと、また味わいが異なる。生絞りのフルーツカクテルなどもある
季節の料理といっしょに球磨焼酎を。人吉温泉女将の会「さくら会」プロデュースの球磨焼酎は、さくら会加盟の旅館・ホテルで限定販売。宿泊料金等の詳細はHPにて
店舗名 | 清流山水花 あゆの里 |
---|---|
住所 | 熊本県人吉市九日町30 |
電話番号 | 0966-22-2171 |
営業時間 | 1階Bar「木綿葉川」20:00~24:00(月曜休)※宿泊料金等の詳細はHPへ |
駐車場 | あり |
関連リンク | 「清流山水花 あゆの里」のホームページはこちら(外部リンク) |
くまBAR
熊本城桜の馬場「城彩苑」内、「くまもと酒蔵」の一角にあるカウンターバー。明るいうちでも、球磨焼酎をはじめ熊本のお酒を愉しめる。球磨焼酎案内人の資格を持つ店長おすすめの「球磨焼酎の飲み比べ」は、減圧・常圧・樽と、製法による違いを体感できるので、自分の好みを探してみて。
球磨焼酎案内人の資格を持つ店長の濱田さん。美味しい飲み方や蔵元についてなど、気になることがあれば尋ねて
減圧・常圧・樽製法の球磨焼酎をいただける「球磨焼酎の飲み比べ」(500円)。「銘柄ではなく、製法でこんなに味わいが違うことを知ってほしい」という濱田さんの発案
球磨焼酎や熊本の日本酒、ワインなどを販売する「くまもと酒蔵」の一角。くまモンが可愛い、くまBARオリジナルグッズも有り
店舗名 | くまBAR |
---|---|
住所 | 熊本市中央区二の丸1番1-2号 熊本城桜の馬場「城彩苑」 |
電話番号 | 096-288-5588 |
営業時間 | 9:00~19:00(12~2月は18:00まで) |
休み | 無休 |
カード | 可 |
駐車場 | あり(有料) |
球磨焼酎を愉しむスポット巡り、いかがでしたでしょうか。歴史や文化、飲み方などを知ると、より深く愉しめ、魅力はさらに広がります。なお、飲酒運転は法律で禁止されていますので、それを忘れずに美味しい球磨焼酎の旅を。
山口文子
長く出版社で旅行情報誌の編集・営業に携わり、現在ジー文堂として、フリーで活動中。「唐揚げは家で作らず、唐揚げ屋で買ってくるものだ!」と主張する大分県出身。数年前には熊本暮らしの方が長くなりました。豊かな自然と歴史に溶け込んだ熊本のまちは、飽きることがありません。島旅と緑と猫とパンダが好き。趣味はドラマ鑑賞。
このライターの記事へ