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パンフレット

旅のおすすめ記事最新トレンドから絶対外せない王道まで!熊本の楽しみ方をご紹介します

イルカや夕陽、カモメを楽しむ! 手軽に参加できるクルーズお出かけ2選

クルーズ船の写真

西側に天草など海の名所が多い熊本には、船旅やアクティビティも豊富です。中でも、1年中季節を問わず、ちょっとリッチな船で楽しめるクルーズを2つご紹介します。どちらもお手軽に参加でき、旅のプランにちょっと入れるのにちょうどいいツアーです。四季折々の熊本の海の魅力を感じてくださいね!

  • 快適クルーザーでイルカウォッチング!「シークルーズ」(上天草市)
  • 高速フェリーで往復90分のクルーズ体験「熊本フェリー」(熊本市)

快適クルーザーでイルカウォッチング!「シークルーズ」(上天草市)

シークルーズ

熊本市街地から約1時間30分、上天草市松島町の前島に「リゾラテラス天草」「mio camino AMAKUSA(ミオカミーノ アマクサ)」などの観光施設が建ち並ぶエリアがあります。多くの観光客でにぎわうこの施設の前にある前島港発着で楽しめるのが、「シークルーズ」が運営する「天草イルカウォッチング」です。イルカとの遭遇率98%というこのクルーズに、実際に乗船してきました。

フェリーの写真

「mio camino AMAKUSA(ミオ カミーノ アマクサ)」内の受付で乗船券を購入します。予約不要で参加できますが、満席になると希望の便に乗れなくなるので、事前予約が無難です。

「mio camino AMAKUSA(ミオ カミーノ アマクサ)」の写真

取材日は、くまモンマークがかわいいズイホウ号でのクルーズでした。乗船人数に応じて出る船が変わります。

くまモンマークがついたズイホウ号の写真

乗船人数が多い場合は、工業デザイナー・水戸岡鋭冶氏監修のマリソル号やセレナ号でのクルーズになります。どの船も冷暖房完備の室内空間があり、トイレも設置されています。寒い冬や暑い夏、雨天の日でも快適にクルーズを楽しめます。

クルーズ船の写真
クルーズ船内部の写真

前島港から、イルカと遭遇できるエリアまでは船で約40分の船旅。天草五橋の下をくぐったり、松島の多島美や、天気が良ければ長崎まで見える景色を楽しんだりと、途中のクルーズも感動の連続です。

天草五橋の写真

そして、「シークルーズ」のイルカウォッチングの大きな魅力の1つが、専属ガイドさんがついてくれること。イルカの生態はもちろん、道中見える天草の景色についても詳しく教えてくれます。頼もしい限り!

専属ガイドさんの写真

そうこうしているあいだに、野生のミナミバンドウイルカが約200頭も生息しているという早崎海峡に到着。早速、イルカの群れが見えて来ました。イルカの動きに合わせて船を動かしてくれるので、イルカのすぐ横でその姿を見ることができます。かわいい!

ミナミバンドウイルカの写真

イルカは船を怖がることなく、むしろ遊び相手が来たとばかりに一緒に泳いでくれます。時々、気まぐれにジャンプしてくれることも。シャッターチャンスは豊富なので、慌てずウォッチング! 確実にイルカの姿を捉えるため、動画撮影や連写での写真撮影がオススメだそうです。

水面に顔を出すミナミバンドウイルカの写真
船と一緒に泳ぐイルカの写真
ミナミバンドウイルカの写真

約20分の海域滞在で、驚くほどたくさんのイルカの群れと出会えました。そして帰りも気持ちいい天草クルーズ。イルカ撮影を頑張ったので、帰りは気持ちのいい船内で、ゆったりウトウト。楽しく快適なクルーズお出かけでした!

クルーズ船の写真
「mio camino AMAKUSA」の写真

帰港後は、クルーズの受付がある「mio camino AMAKUSA」で、オシャレな天草土産や、天草のおいしい味覚をゲットするのもオススメです。

「mio camino AMAKUSA」内部の写真

「シークルーズ」では、他にも天草五橋と島々をクルーザーで巡る「天草五橋クルージング」(1日6〜7便、所要時間30分、大人1,600円・子ども800円)も楽しむことができます。さらに、JR三角線の終着駅・三角(みすみ)駅に付くJRと連結した定期航路「天草宝島ライン」でもこの前島に来ることができ、さまざまなプチ船旅を体験できますよ!

スポット情報(2021年3月12日現在)
スポット名 シークルーズ「天草イルカウォッチング」
住所 熊本県上天草市松島町合津6215-17(mio camino AMAKUSA)
電話番号 0969-56-2458
運行時間 10:00~、13:00~、15:00~の3便(所要時間 約2時間)
乗船料 大人4,800円、中学生3,800円、小学生2,800円、幼児(3歳以上)1,800円
※ネット予約割引などあり、詳しくはHPにて
休み 3月~11月:なし、12月~2月:火・水曜(年末年始、春節期間を除く)
駐車場 あり
関連リンク 「シークルーズ」のホームページはこちら(外部リンク)

高速フェリーで往復90分のクルーズ体験「熊本フェリー」(熊本市)

熊本フェリー

熊本市にある熊本港と長崎県島原市の島原外港を往復するフェリーの1つ、高速船「オーシャンアロー」。普段は移動手段として使われているこの高速船で、クルージングを楽しむことができる「クルーズチケット」が発売されています。熊本港からオーシャンアローに乗り、島原外港との往復約90分の船旅(島原での下船不可)。この程よい所要時間で、ラグジュアリーな高速フェリー・オーシャンアローのプチ旅を楽しめるとあって、観光客はもちろん熊本県在住者にも人気が高まっています。

オーシャンアローの写真 写真提供/熊本フェリー
▲写真提供/熊本フェリー

チケットは往復乗船+1ドリンクで大人1,500円、小学生750円(幼児以下無料)。1日6〜7便出ているどの出航便に乗ってもOKです。11月〜4月はカモメウォッチングが楽しめるとあって、日中の時間帯が人気です。

たくさんのカモメの写真 写真提供/熊本フェリー
▲写真提供/熊本フェリー

また、最終便に乗れば、島原の向こうに沈む夕陽を楽しむ「サンセットクルーズ」も楽しめます。高速フェリーから優雅に眺める夕焼けの海は、普段見る景色とは全く違う、非日常のひとときです。季節や時間帯によって、全く異なるさまざまな楽しみ方があるのも魅力です。

島原の向こうに沈む夕陽の写真 写真提供/熊本フェリー
▲写真提供/熊本フェリー

この「クルーズチケット」は、熊本港発着のみです。予約不要なので、窓口でチケットを購入したら、希望の便に乗船しましょう! 入港してきたオーシャンアローへと乗り込むだけでも、ワクワク感が高まります。

搭乗橋の写真

気候の良い時期は、オープンデッキがオススメ。飛行機の翼のようなフォルムは、写真映えするスポットです。

オープンデッキの写真

クルーズチケット乗船客は、スペシャルシートを無料で利用することができます。リクライニングシートに座って、快適な空間から海の景色を楽しめますよ。

スペシャルシートの写真

家族やグループでの参加なら、2階のラグジュアリーなソファー席もオススメです。

ラグジュアリーなソファー席の写真

チケットに含まれるドリンクは、船内のカウンターで注文できます。「カステラアイス」など熊本では珍しい長崎スイーツやオーシャンアローグッズも購入できますよ。

船内にあるカウンターの写真
カステラアイスの写真

せっかくなら、船内名物のスペシャルドリンクを楽しむのもオススメです!(要別途料金) 左はレモネードソーダ(380円)、右はオーシャンブルーフロート(580円)。写真映えするカラフル・おいしいドリンクを船旅の思い出に。

船内名物のレモネードソーダとオーシャンブルーフロートの写真

往復90分のお手軽クルージング。子どもには塗り絵やフェリーペーパークラフトなどの乗船記念グッズも。記念スタンプもぜひ押しましょう!

乗船記念スタンプと子供向けの乗船記念グッズの写真

乗船後は、熊本港内にあるレストランでのお食事もぜひ、楽しみましょう。クラシックな店内に加えて、2020年12月中旬にはテラス席も新設され、より快適にお食事を楽しめます。

熊本港内にあるレストランの写真
オムシチュー980円(税別) 写真提供/熊本フェリー
具だくさん海鮮パスタ 900円(税別) 写真提供/熊本フェリー

▲左/オムシチュー980円(税別)、右/具だくさん海鮮パスタ 900円(税別)(写真提供/熊本フェリー)

スポット情報(2021年3月12日現在)
スポット名 熊本フェリー「クルーズチケット」
住所 熊本県熊本市西区新港1-1
電話番号 096-311-4100
運航時間 7:30、9:25、11:10、13:00、14:50、16:40 
※4月〜12月の土日祝のみ18:30〜の便もあり(所要時間約90分)
乗船料 大人1,500円、小学生750円、幼児以下無料 ※予約不要
休み なし (但し、3月下旬~4月中旬はフェリーの定期検査のため全便運休となります)
駐車場 あり
関連リンク 「熊本フェリー」のホームページはこちら(外部リンク)

「船に乗って海に出る」だけでも非日常感が出てワクワクしてしまうもの。いずれのクルーズも、気張らず参加できるお手軽さもとても魅力的です。船でしか感じられない風や海の景色を、プチ贅沢なクルーズでぜひ楽しんでくださいね!

※臨時休業や営業時間の変更の可能性がありますので、お出かけの際は、直接店舗に営業時間をご確認ください。
 

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中川千代美

長崎生まれ、熊本在住。地方出版社に勤めたのち、「チヨミ編集事務所」として独立。地域の子育て情報誌や生活情報紙をはじめ、幅広いジャンルの編集・ライティング・企画を手がける。食欲・物欲・お出かけ欲・温泉欲・ビール欲が赴くままに熊本・九州を駆け回る日々。趣味は二胡。

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